
【エコキュートはやめとけといわれる4つの理由】オール電化との違いも解説!
最近、家庭用の給湯器として注目されている「エコキュート」ですが、一方で「エコキュートはやめとけ」という声も聞かれます。その理由をご紹介します。また、オール電化との違いについても解説しますので、これから給湯器を選ぶ際には参考にしてみてください。
目次
エコキュートは最悪?やめとけといわれる4つの理由
エコキュートは省エネ性や環境負荷の低さなどが売りの給湯器です。しかし、エコキュートにもデメリットがあるため「やめとくべき」とされることがあります。これらのデメリットを切り取って単純に判断することは、エコキュートの素晴らしい特徴を見過ごすことにつながります。エコキュートのデメリットを正しく把握し、適切な判断材料として検討することが大切です。
導入コストが高くなる
エコキュートの本体価格相場は30~60万となっており、一般的なガス給湯器や電気温水器に比べてやや高価格帯に属します。また、設置費用やメンテナンス費用も高くつくことがあるため、コスト面での負担が大きいと感じる人もいます。
お湯が途中でなくなる恐れがある
エコキュートは、お湯をたくさん使用した場合に途中でお湯がなくなってしまうというデメリットがあります。これはエコキュートのタンク容量が限られているためで、一度に大量のお湯を使用する場合は、お湯を温め直す時間が必要になります。このようなデメリットを避けるためには、タンク容量や使用するお湯の量などを事前に確認し、ご家庭にあったタンク容量を選ぶ必要があります。
水圧が弱くなる
ガス給湯器は、水道管の水圧をそのまま利用するため水の勢いが良いですが、エコキュートは一度タンクを介して水を供給するため、ガス給湯器と比べて水圧が低くなる傾向があります。そのため、ガス給湯器からエコキュートに切り替えた場合、水圧が以前よりも低下したと感じてしまうこともありますが、シャワーヘッドを交換することや水道直圧式のエコキュートを選ぶこと、3階にお風呂やキッチンがある場合は専用のエコキュートを選ぶと良いでしょう。
騒音問題になる可能性がある
エコキュートによる騒音は、主にヒートポンプから発せられる低周波音が原因とされています。音の大きさは一般的に40~50dB程度(図書館の室内と同程度)とされており、そこまで大きな音ではありませんが、低くうなるようなモーター音として聞こえます。このような低周波音は、建物内で反響しやすく、特に夜間や静かな時間帯には騒音として気になることがあります。設置場所や設置環境によっては、騒音の影響が大きくなることもあります。騒音の対策として、寝室や隣家のそばを避けて設置することや騒音の少ない機種を選ぶことが重要です。
エコキュートが人気な4つの理由
ここまで紹介したエコキュートのデメリットはあらかじめ知識を持っておくことで対策が可能です。
ここからはエコキュートのメリットについて紹介します。エコキュートはデメリットを上回るほどのメリットがあるため、多くの人々から支持を得ています。
光熱費が安くなる
エコキュートは、従来の電気温水器に比べて省エネ性能が高く、光熱費を削減することができます。一般的に、エコキュートは空気中の熱を取り込んで水を温めるため、電気を使って直接水を温める従来の電気温水器に比べて約70%もの電気代削減が可能と言われています。また、太陽光発電などの再生可能エネルギーを使用する場合、エコキュートの利用によってさらに光熱費を抑えることができます。このようにエコキュートは、省エネ性能の高さから光熱費を大幅に削減することができるため、近年ますます注目を集めています。
災害時に備えることができる
エコキュートは電気を使ってお湯を沸かすため、ガスが使えない災害時にも使用可能です。また、エコキュートには貯湯タンクが搭載されており、停電時でも一定時間お湯が使用できる場合があります。そのため、非常用としても利用できるという点もメリットの一つです。
補助金が出る場合がある
エコキュートは省エネ性に優れているため、地球温暖化防止の観点から国や自治体から補助金が出る場合があります。また、一部のエコキュートは再生可能エネルギーを利用することで、より多くの補助金が出ることもあります。補助金を受け取ることで、エコキュートの導入費用を抑えることができ、導入のハードルが下がります。
環境に適している
エコキュートは、環境に優しい温水供給システムです。一般的に、エコキュートはエネルギー効率が高く、二酸化炭素の排出量が少ないため地球温暖化防止につながります。さらに、太陽光発電などの再生可能エネルギーと組み合わせることで、より環境に配慮した住まいづくりが可能です。
そもそもエコキュートとは
エコキュートの仕組み
エコキュートの最大の魅力は、光熱費の削減にあります。一般的に、エコキュートはガス給湯器の代替として使用されるため、比較するのは主にガス代です。しかし、エコキュートを導入する際には、同時にオール電化にするか、ガス併用にするかという選択をすることが多く、これらの選択肢の経済的メリットを総合的に考慮する必要があります。
エコキュートの設置がおすすめな家庭
ランニングコストを削減したい
エコキュートは光熱費を抑えたいと考える家庭におすすめです。エコキュートの寿命は一般的に10~15年といわれており、初期導入コストはかかるもののランニングコストを削減できるため、長期的に見るとお得といえるでしょう。また、ガスの引き込みが困難な場所や都市ガスが引かれていない地域でも電気が利用できるため設置が可能です。さらに、地球温暖化防止やCO2削減に取り組む家庭にも環境に優しいエコキュートの導入がおすすめです。
オール電化を利用したい
オール電化を利用することで、エコキュートを含めた家電製品や照明器具、エアコンなどの電気機器を全て電気で賄うことができます。このため、管理を一本化することができ、光熱費の抑制や省エネにつながります。初期費用はかかりますが、長期的には電気代の節約に繋がるため経済的にもメリットがあります。
太陽光発電を利用している
エコキュートと太陽光発電の併用は、お湯切れのリスクを軽減することができます。通常、エコキュートは深夜の電気代が安い時間帯にお湯を沸かしますが、太陽光発電があれば、昼間でもお湯を沸かすことができます。このようにして、停電時にもお湯が使えるため、家庭にとって安心です。
また、太陽光発電でエコキュートの電力をまかなうことで、電気代を節約できるというメリットもあります。エコキュートと太陽光発電を併用することで、省エネ・節約・環境保護の3つの効果を得ることができます。
まとめ
今回の記事では、エコキュートの購入を考えている方に向けて、メリット・デメリットを解説しました。エコキュートは光熱費を抑えることができるうえに環境に優しいというメリットがありますが、ご家庭のライフスタイルに合わないとデメリットになってしまう場合があります。
株式会社サンフィールドでは、実際に導入を検討されているご家庭にお伺いして、月々の電気代やご家庭のライフスタイルをヒアリングし、ニーズに合わせたご家庭にとって最適なエコキュートをご提案しています。各メーカーの豊富な施工実績や、導入後の充実したアフターサービスもあり、エコキュートを長く、安心してお使いいただける体制も整っております。
少しでもエコキュートの導入にご興味があるご家庭はお気軽にサンフィールドまでお問合せ下さい。
サンフィールドLINE公式アカウント

ご契約者様向け「修理依頼サービス」や、エコキュートや蓄電池にエラーコードが表示された場合の対処方法を掲載!ご契約をしていないお客様の修理や質問、ご相談もLINEから受け付けております。お気軽にご連絡ください!