7つの理由/エコキュートはやめとけ?後悔の声や導入推奨家庭の特徴も
投稿日 2023年4月19日 最終更新日 2024年9月25日
最近、家庭用の給湯器として注目されている「エコキュート」ですが、一方で「エコキュートはやめとけ」という声も聞かれます。
今回の記事では、その理由や後悔した人の体験談、エコキュートを購入するメリット、エコキュートに向いている家庭の特徴をご紹介します。
これからエコキュートを購入しようか迷っている人には役立つ内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。
また、サンフィールドではエコキュートに対する懸念点などご不安な点に関するご相談を承っています。
お悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。
\ 簡単!3分でお問い合わせ完了 /
目次
エコキュートは最悪?やめとけといわれる7つの理由
エコキュートは省エネ性や環境負荷の低さなどが売りの給湯器です。
しかし、エコキュートにもデメリットがあるため「やめとけ」といった声も一定数あります。
ただし、これらのデメリットを切り取って単純に判断することは、エコキュートの素晴らしい特徴を見過ごすことにつながります。
そのため、エコキュートのデメリットを正しく把握し、適切な判断材料として検討することが大切です。
下記内容について、順に解説します。
- 導入コストが高くなる
- お湯が途中でなくなる恐れがある
- 水圧が弱くなる
- 騒音問題になる可能性がある
- 設置するためのスペースを用意する必要がある
- 飲み水としては利用できない
- 利用できる入浴剤に制限がかかる
導入コストが高くなる
エコキュートの本体価格相場は30~60万となっており、一般的なガス給湯器や電気温水器に比べてやや高価格帯に属します。
また、設置費用やメンテナンス費用も高くつくことがあるため、コスト面での負担が大きいと感じる人もいます。
ただし、後述しますが補助金を上手く活用することで初期費用を抑えることができます。
お湯が途中でなくなる恐れがある
エコキュートは、お湯をたくさん使用した場合に途中でお湯がなくなってしまうというデメリットがあります。
これはエコキュートのタンク容量が限られているためで、一度に大量のお湯を使用する場合は、お湯を温め直す時間が必要になります。
このようなデメリットを避けるためには、タンク容量や使用するお湯の量などを事前に確認し、ご家庭にあったタンク容量を選ぶ必要があります。
水圧が弱くなる
ガス給湯器は、水道管の水圧をそのまま利用するため水の勢いが良いですが、エコキュートは一度タンクを介して水を供給するため、ガス給湯器と比べて水圧が低くなる傾向があります。
そのため、ガス給湯器からエコキュートに切り替えた場合、水圧が以前よりも低下したと感じてしまうこともあります。
対策方法として、シャワーヘッドを交換することやハイパワータイプのエコキュートを選ぶことを検討してみるのが良いかもしれません。
また、3階にお風呂やキッチンがある場合は専用のエコキュートを選ぶと良いでしょう。
騒音問題になる可能性がある
エコキュートによる騒音は、主にヒートポンプから発せられる低周波音が原因とされています。
音の大きさは一般的に40~50dB程度(図書館の室内と同程度)とされており、そこまで大きな音ではありませんが、低くうなるようなモーター音として聞こえます。
このような低周波音は、建物内で反響しやすく、特に夜間や静かな時間帯には騒音として気になることがあります。
設置場所や設置環境によっては、騒音の影響が大きくなることもあります。
騒音の対策として、寝室や隣家のそばを避けて設置することや騒音の少ない機種を選ぶことが重要です。
設置するためのスペースを用意する必要がある
設置場所の確保も課題の一つです。
敷地が広く、スペースに余裕がある場合は心配することなく、好みの製品を選べば良いのですが、限られたスペースに設置しなければならない場合がほとんどです。
こういった場合の対策として、メーカー側も対応できる製品をラインナップとして用意しています。
例えば、コロナエコキュートの場合は一般的な角型の貯湯ユニットが高さ1,860mm×幅630mm×奥行730mmです。
これに対し、薄型タイプでは、貯湯ユニット内にある貯湯槽を2つに分けた設計で、高さ1,890mm×幅1,090mm×奥行450mmを実現しています。
つまり薄型タイプだと奥行を約半分に抑えられているということです。
奥行がスリムになっていることから、大人が一人通れるスペースがあれば設置できる可能性が高くなります。
飲み水としては利用できない
あまり知られていないことですが、エコキュートの水を飲むことは推奨されていません。
ただし、災害時にはタンク内にあるお湯を活用することができるため、エコキュートを導入することで災害時の生活用水の確保が可能になります。
また、全く飲めないかというとそうではありません。
一度煮沸を行うことで、飲用水としても活用できます。
利用できる入浴剤に制限がかかる
利用できる入浴剤が限られてしまうこともデメリットの一つとしてあげられます。
これは、エコキュートのお湯を運ぶ配管の金属成分と、一部の入浴剤の成分が化学反応を起こしてしまう恐れがあることが原因です。
使用を推奨されていない入浴剤を使い続けると、故障や劣化を促進する原因になってしまいます。
使用できる入浴剤についての詳しい解説は下記の記事にまとめていますので、参考にしてください。
定期的にメンテナンスをする必要がある
どの製品にも共通することですが、エコキュートも定期的にメンテナンスを行う必要があります。
メンテナンスをしないと、たちまち壊れてしまうようなことはありませんが、ガス給湯器や灯油ボイラーに比べると長く使用する製品です。
メーカーから推奨されているメンテナンスを行うと故障も少なく、長く使用することができるでしょう。
メンテナンスに関しての詳しい解説は下記の記事にあります。
エコキュートをやめたいという声はある?後悔した人の体験談
ここからは、エコキュートを設置したけどやめたい!という声を、実際の体験談を引用しつつ、後悔しないための方法を解説していきます。
“電気のエコキュート壊れた😩ガス給湯器に戻したい。まだ、ガス配管残っているし、どちらがいいのか教えてーー”
こちらは、エコキュートが壊れてしまったためガスに戻したい、という口コミです。
どのような状況で壊れてしまったのか、もう使用できないのか、詳細なことは不明ですが、
エコキュートが故障してしまった場合は、購入した販売店に連絡するとスムーズに解決することが多いです。
場合によっては、設置した際に加入した保証を使用して修理できるケースがあります。
もう少し容量が大きいエコキュートを選べば良かった
“余った電気をどこに回すか。1番エコキュートが安い。2つつけたいくらい。
だからタンクの大きいものを買えば良かったと今更ながら後悔。
余剰電力を蓄えるなら、スマホで外出先から沸かせて、タンクの大きい物を買っておけばいいだろう。
雨の日は沸かさずにすみそう”
こちらは、太陽光発電を設置しているお宅の口コミです。
太陽光で発電した電気で、エコキュートのお湯をつくっているため、給湯にかかる電気代は雨の日以外ほとんどかかっていないケースです。
このような場合は、蓄電池の導入をすることで余剰電力をうまく活用することができるでしょう。
また、別のケースとして「もう少し容量が大きいエコキュートを選べば良かった」という状況になることがあります。
例えば、家族が増えた時などがあげられます。
前述でもお伝えした通り、エコキュートは長く使用できるものですが、タンクの容量が決まっています。
家族人数が増えることが予想される場合は、あらかじめ大きめのタンクを選択しておくことをおすすめします。
エラー表示になり使えなくなると困る
“我が家も、後悔、、、(*_*)ガスが、ないと、、、(-_-;) QT @toMo_23ox: エコキュートでエラー表示が…。”
引用:X @6829kenさん
エラー表示がでてしまい、使用できないという口コミです。
エコキュートのリモコンにエラーが表示されてしまった場合の対処方法としては、各メーカーのホームページで検索することをおすすめします。
検索ワードは、「メーカー名 エコキュート機種名 エラーコード」でヒットする場合がほとんどです。
取扱説明書には掲載されていないエラーもホームページ上では掲載されていることがあります。
ホームページを読んでもよく分からなかった方は、メーカーのお客様相談窓口に電話すると、
エラーの詳細な内容や、対処方法などを口頭で詳しく教えてもらうことができます。
エコキュートは本当にお得?メリットを知るには仕組みを理解しよう
エコキュートの最大の魅力は、光熱費の削減にあります。
エコキュート以外の給湯器を使う場合、ガス代や灯油代といった燃料費が必要ですが、エコキュートの場合は燃料費がかかりません。
エコキュートは、空気中の熱を使ってお湯をつくる仕組みになっています。
空気が熱源となるため、その他にかかるのはヒートポンプユニットを動かすための電気代だけなのです。
また、電力会社の深夜割引などを組み合わせて使うことで、その電気代自体も割安になります。
こういったことから、他の給湯器では考えられないような大幅な光熱費の削減が実現します。
エコキュートを利用する5つのメリット
ここまで紹介したエコキュートのデメリットはあらかじめ知識を持っておくことで対策が可能です。
ここからはエコキュートのメリットについて紹介します。
エコキュートはデメリットを上回るほどのメリットがあるため、多くの人々から支持を得ています。
下記メリットについて順に解説します。
光熱費が安くなる
エコキュートは、従来の電気温水器に比べて省エネ性能が高く、光熱費を削減することができます。
一般的に、エコキュートは空気中の熱を取り込んで水を温めるため、電気を使って直接水を温める従来の電気温水器に比べて約70%もの電気代削減が可能と言われています。
また、太陽光発電などの再生可能エネルギーを使用する場合、エコキュートの利用によってさらに光熱費を抑えることができます。
このようにエコキュートは、省エネ性能の高さから光熱費を大幅に削減することができるため、近年ますます注目を集めています。
災害時に備えることができる
エコキュートは電気を使ってお湯を沸かすため、ガスが使えない災害時にも使用可能です。
また、エコキュートには貯湯タンクが搭載されており、停電時でも一定時間お湯が使用できる場合があります。
そのため、非常用としても利用できるという点もメリットの一つです。
補助金を利用できる
エコキュートは省エネ性に優れているため、地球温暖化防止の観点から国や自治体から補助金が出る場合があります。
また、一部のエコキュートは再生可能エネルギーを利用することで、より多くの補助金が出ることもあります。
補助金を受け取ることで、エコキュートの導入費用を抑えることができ、導入のハードルが下がります。
環境に優しい
エコキュートは、環境に優しい温水供給システムです。
一般的に、エコキュートはエネルギー効率が高く、二酸化炭素の排出量が少ないため地球温暖化防止につながります。
さらに、太陽光発電などの再生可能エネルギーと組み合わせることで、より環境に配慮した住まいづくりが可能です。
電力ひっ迫時に貢献できる
電力ひっ迫時とは、供給電力よりも需要電力が上回っている時を指す表現です。
エコキュートの場合、電気をたくさん使用すると思われがちですが、稼働する時間帯を見てみると、23時~翌朝7時頃までが多くなっています。
電気の需要が多い時間帯を避けて稼働することで、電力ひっ迫時に貢献できると言えます。
エコキュートの設置がおすすめな家庭
ランニングコストを削減したい
エコキュートは光熱費を抑えたいと考える家庭におすすめです。
エコキュートの寿命は一般的に10~15年といわれており、初期導入コストはかかるもののランニングコストを削減できるため、長期的に見るとお得といえるでしょう。
また、ガスの引き込みが困難な場所や都市ガスが引かれていない地域でも電気が利用できるため設置が可能です。
さらに、地球温暖化防止やCO2削減に取り組む家庭にも環境に優しいエコキュートの導入がおすすめです。
オール電化を利用したい
オール電化を利用することで、エコキュートを含めた家電製品や照明器具、エアコンなどの電気機器を全て電気で賄うことができます。
このため、管理を一本化することができ、光熱費の抑制や省エネにつながります。
初期費用はかかりますが、長期的には電気代の節約に繋がるため経済的にもメリットがあります。
太陽光発電を利用している
エコキュートと太陽光発電の併用は、お湯切れのリスクを軽減することができます。
通常、エコキュートは深夜の電気代が安い時間帯にお湯を沸かしますが、太陽光発電があれば、昼間でもお湯を沸かすことができます。
このようにして、停電時にもお湯が使えるため、家庭にとって安心です。
また、太陽光発電でエコキュートの電力をまかなうことで、電気代を節約できるというメリットもあります。
エコキュートと太陽光発電を併用することで、省エネ・節約・環境保護の3つの効果を得ることができます。
まとめ
今回の記事では、エコキュートの購入を考えている方に向けて、メリット・デメリットを解説しました。
エコキュートは光熱費を抑えることができるうえに環境に優しいというメリットがありますが、ご家庭のライフスタイルに合わないとデメリットになってしまう場合があります。
株式会社サンフィールドでは、実際に導入を検討されているご家庭にお伺いして、月々の電気代やご家庭のライフスタイルをヒアリングし、ニーズに合わせたご家庭にとって最適なエコキュートをご提案しています。
各メーカーの豊富な施工実績や、導入後の充実したアフターサービスもあり、エコキュートを長く、安心してお使いいただける体制も整っております。
少しでもエコキュートの導入にご興味があるご家庭はお気軽にサンフィールドまでお問合せ下さい。
サンフィールドLINE公式アカウント
ご契約者様向け「修理依頼サービス」や、エコキュートや蓄電池にエラーコードが表示された場合の対処方法を掲載!ご契約をしていないお客様の修理や質問、ご相談もLINEから受け付けております。お気軽にご連絡ください!