サンフィールド エコキュートが凍結したら? 原因や対処法、防止策を解説

エコキュートが凍結したら?原因や対処法、防止策を解説

投稿日 2022年5月2日 最終更新日 2024年9月25日

お湯を沸かしてタンクに貯めておくエコキュート。

冬場に「お湯が出ない」「エラーが表示される」といったトラブルが発生しやすくなります。

そういったトラブルの原因はエコキュートの配管凍結によるものです。

寒い時期に突然お湯が出なくなってしまうと困りますよね。

そういったトラブルを回避するためにも、あらかじめしっかり知識をつけておきましょう。

エコキュートの導入をご検討中の方や、導入後の不具合でお悩みの場合など

どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

サンフィールドでは、エコキュートの不具合に関する相談や買い替え・修理対応を行っています。

  • エコキュートの調子が悪く故障したかもしれない
  • エコキュートが故障したのですぐに修理したい

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エコキュートが凍結する原因

エコキュートの凍結とは、エコキュートと蛇口や浴槽をつなぐ配管が凍結してしまうことを指します。

タンク内にたまっている水やお湯が凍ってしまうことではないので、注意が必要です。

エコキュートは室外に設置されていることが多く、室内と室外をつなぐ配管は外気温の影響を受けやすくなっています。

急激に気温が下がったり外気温が0度以下の日が続いたりすると、配管が凍結する恐れがあります。

その他にも、エコキュートの設置工事の際に、配管に保温対策をおこなっていない場合や長年の経年劣化によって保温効果が低くなってしまった場合にも発生します。

エコキュートが凍結したらどうなる?

エコキュートが凍結してしまうとどういったことが起こるのでしょうか。

エラーが表示される

メーカーにもよりますが、配管が凍結してしまった場合にはエコキュートのリモコンにエラーが表示されます。

各メーカーによってエラーの表示が異なるので、説明書やホームページから適切な対処法を読み取り対処する必要があります。

蛇口からお湯が出ない、湯はりもできない

エコキュートと蛇口や浴槽をつなぐ配管が凍結してしまっているため、お湯が出なくなってしまいます。

もちろん、浴槽にお湯をはることもできません。

また、水道管も凍結してしまった場合には水も出なくなります。

漏水してしまう場合もある

エコキュートを長年使用し経年劣化が進んでいる場合や日頃のメンテナンスを怠っていると、ひどいときには凍結箇所から漏水してしまうこともあります。

そのため事前にメンテナンスや凍結防止対策をしておく、あるいは凍結したらすぐに対処することが重要です。

エコキュートが凍結するのを防ぐ方法

ここまではエコキュートの凍結の原因や、凍結してしまった場合の対処法を紹介しました。

ここからはエコキュートを凍結させないために、どうしたら良いのかを紹介します。

保温対策がされているか確認する

まずは、エコキュートの配管に保温対策がされているのかを確認しましょう。

経年劣化により保温対策の効果が低いと思われる箇所があった場合は、保温材やテープを巻き保温対策をすることによって、配管の凍結を防ぐことができます。

ヒーターバンドを取り付ける

外気温が0度以下になることが多い地域の場合は、配管に凍結防止用のヒーターバンドを取り付けましょう。

ヒーターバンドとは、外気温が0度以下になると電熱で配管を温めてくれる製品です。

ヒーターバンド分の電気代はかかってしまいますが、3,000円程度で購入できるものもあるため寒冷地にお住まいの方は導入してみてはいかがでしょうか。

ただし、配管の種類によっては直接配管に巻いてしまうと配管の劣化に繋がるものもあるので、専門業者に依頼することを推奨します。

凍結予防機能の設定をする

エコキュートには凍結予防運転機能が付いていることが多く、この機能を運転させると配管の中にある水が定期的に流動し、凍結しにくい状態にすることが可能です。

この機能を使うためには、浴槽の浴槽アダプター(循環口)が浸かる程度の水が張られている必要があります。

冬場はお風呂に入ってもお湯を抜かず浴槽に水を張ったままにしておきましょう。

夜間は水出しっぱなしにする

早朝や夜間の気温が下がり水道管が凍結の恐れがある場合、凍ってしまう前に水を出しっぱなしにしておくと良いでしょう。

流れている水が凍りにくいという性質を利用した方法で、配管が凍りにくくなります。

水を出す際の水温は水、もしくは低温に設定しておき、お湯のままにしないようにしましょう。

水は1分間に200ml程度出るように調整します。

一晩出しておいても大きな無駄にはならない量ですが、流し続けることに抵抗がある場合はバケツなどで水を貯めておくのも一つの手です。

貯めておいた水を拭き掃除や花の水やりなどに利用すると無駄がありません。

各メーカーで対応は大きく変わりませんが、一度自宅のエコキュートの凍結防止の対応について調べておくと安心です。

残り湯を捨てずに置いておく

お風呂のお湯をそのまま捨てずに置いておくことで凍結防止になることがあります。

エコキュートのタイプによりますが、フルオート機能がついているものなら可能です。

残り湯を循環させ配管の凍結を防ぎます。

凍結予防の運転が自動でできるタイプもあるので、自宅にあるエコキュートを確認してみましょう。

残り湯が少ないと作動しないことがあるので循環口から10cm以上は残り水があることを確認し、足りない場合は水を足しておきます。

配管に凍結防止用のカバーをつける

配管自体に凍結予防のカバーをつけることも有効です。

配管の保温を目的としているので、市販の保温材などを設置すると良いでしょう。

タオルを巻くだけでも一定の効果があるので、今すぐ応急的に凍結予防したいということであれば乾いたタオルを配管に巻いておきます。

ただし、タオルが濡れてしまうと余計に冷えてしまう可能性があるので、防水もした上での使用をおすすめします。

長期にわたる凍結防止を考えているならタオルより保温材の方が長く使えるでしょう。

メーカー別の凍結防止方法

三菱

凍結が心配される地域の場合、2012年度モデル以降の機種では「凍結防止ヒーター」による凍結防止処置をすることが勧められています。

凍結の恐れがある季節には、凍結防止ヒーターの全てのプラグをコンセントに差し込むと準備完了です。

ただし、温かい季節にはプラグを抜いておきましょう。

ヒーターを設置しても本体周辺温度が0度を下回ると凍結の恐れがあるため、水を1分間に200ml程度出るように給水栓を開いておくことが必要です。

水を出しておく場合はお湯ではなく給水温度を「水」に設定します。

2011年モデル以前のものは「水」設定がないため設定温度を35度(最低)にします。

エコキュートのタイプがP、S、B、Wの場合、風呂の配管の「凍結予防運転」が設定できます。

入浴後風呂の水を捨てず、残り湯が浴槽アダプターの中心から10cm以上水があることを確認してから設定します。

外気温が下がると風呂の配管に残り湯を循環させることで凍結を防ぎます。

参考:三菱エコキュート 冬期に多いお問い合わせ

パナソニック

フルオートの場合は使用後のお風呂の水をそのまま捨てずにおいておきます。

浴槽に残った水を自動で循環させて、配管の凍結予防をする「凍結予防運転」をします。

残り湯が少ない場合は循環口から10cm以上になるように水を足しておきましょう。

外気温が0℃以下だと配管の保温工事をしても凍結の可能性はあります。

そこで外気温が0℃以下になる場合は、1分間に200ml程度の水を流しっぱなしにする際は温度を水に設定します。

風が強いと配管の熱が奪われやすいため、別売りの脚部化粧カバーをつけると風よけ効果があります。

参考:パナソニック 断水・凍結について

ダイキン

凍結防止方法は給湯蛇口を少し開けておくことです。

蛇口をあける際はお湯側を開けます。

サーモスタット式およびシングルレバー式は最高温度側の設定にしましょう。

1分間に200cc程度の水が出るように設定し、水の出方が不安定な場合になることも考慮して、30分経ったら一度流量を確認しておきます。

凍結防止運転によりお湯を循環させるため風呂は排水せず、風呂接続アダプターの上部より10cm以上はった状態にしておきます。

参考:ダイキン よくある質問

コロナ

エコキュートならびにネオキュートなどのブレーカーをoffにしないようにしましょう。

さらに風呂の残り水は排水せず、循環口から10センチメートル以上残すようにします。

特に寒さが厳しい場合は、通水による凍結防止をします。

給湯栓がサーモ付混合水栓またはシングルレバー混合水栓の場合、最高温度側に設定し、1分間に400ccの水を流したままにします。

この場合も浴槽の水は循環口より10センチメートル以上水を残すようにしましょう。

参考:コロナ 給湯機器の凍結について

エコキュートの凍結に関してよくある質問

残り湯がない場合はどうすればよい?

残り湯が少ない、またはない場合は浴槽に水を張ります

なぜなら多くの機種には、凍結防止運転がついているためです。

凍結防止運転とは、外気温が一定以下(約3℃)になると配管の凍結防止のため風呂の残り水を配管に循環させる運転です。

風呂に水がないとうまく作動できず、循環口から水が出たり、作動音がしたりします。

配管の凍結が心配になる季節には風呂の水を排水せず、循環工から10cm以上水があるか確認しておきましょう。

凍結予防対策は何度から必要?

凍結予防対策は0℃から必要です。

寒冷地域でなくとも、冬に0℃を下回る地域の場合、配管に凍結防止ヒーターを設置するなど対策が必要でしょう。

最低気温がマイナス10〜25℃になる地域では寒冷地仕様のエコキュートを使うと安心です。

さらにマイナス15℃を下回る地域の場合は貯湯タンクを屋内に設置します。

また周辺機器として、防雪カバーや防雪架台もあるので、設置環境に合わせて別途検討すると良いでしょう。

自分でできる対処法

エコキュートが凍結してしまった場合は、凍結箇所を温める必要があります。

もっとも簡単な対処方法として、配管の凍結が自然になくなるまで待つということです。

凍結が発生する可能性が高いのは冬場の朝方です。

日中になれば外気温が上がり、配管の凍結が解消されお湯が出るようになるでしょう。

また、リモコンで給湯温度を60度程度まで高くし、台所・洗面・シャワー等のいずれかの蛇口のお湯側を開いてみましょう。

エコキュートから熱いお湯が供給されることによって、凍結部分を解凍することができる場合もあります。

凍結で故障した場合は専門の業者へ修理の依頼が必要

自然解凍でお湯が出てくることもありますが、凍結による破損や故障が起こった場合は、修理を専門業者に依頼をしましょう。

また、自分での修理は一酸化炭素中毒などの恐れがあるためリスクが高すぎるのでやめましょう。

保証期間内であれば無償ということもあるので、その場合は設置業者やメーカーに問い合わせてみましょう。

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エコキュートが凍結するのを防止しよう

今回は、エコキュートの凍結の原因や対処法、予防策まで紹介しました。

あらかじめ知識をつけておくと、突然凍結によりお湯が出なくなってしまっても焦らず対処ができますね。

株式会社サンフィールドでは、導入後の充実したアフターサービスもあり、エコキュートを長く、安心してお使いいただける体制も整っております。

少しでもエコキュートの導入にご興味があるご家庭や、なにかお困りの方はお気軽にサンフィールドまでお問合せ下さい。

サンフィールドでは、エコキュートの不具合に関する相談や買い替え・修理対応を行っています。

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