エコキュートの仕組みについてわかりやすく説明!メリットやデメリットも
投稿日 2022年5月2日 最終更新日 2024年9月25日
エコキュートという名前を聞いたことがあっても、実際にどのようなものなのかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回は、エコキュートの仕組みやメリット・デメリットについて解説します。
エコキュートの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
また、サンフィールドでは予算に応じた最適なエコキュートのご案内が可能です。
お悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。
\ 簡単!3分でお問い合わせ完了 /
目次
エコキュートとは?
エコキュートとは、空気と電気の力を使ってお湯を沸かす給湯機のことを指します。
石油やガスなどの燃料を燃やしてお湯を沸かすガス給湯機が一般的ですが、ガス給湯機よりも環境にやさしく、ランニングコストも抑えられるため人気が出てきています。
エコキュートの仕組み
エコキュートは「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンクユニット」の2つで構成されています。
それぞれに役割がありますので、1つずつ解説していきます。
ヒートポンプユニット
ヒートポンプユニットは、空気中の二酸化炭素を圧縮した際の熱によってお湯を沸かす機械です。
空気中のエネルギーと電気のエネルギーを使って水をお湯に変えることができるため、貯湯タンク内の水をお湯にし、貯湯タンクへ戻す役割をしています。
貯湯タンクユニット
貯湯タンクユニットは、上部にヒートポンプユニットで作られたお湯が貯まっており、下部に水が貯まっています。
お湯を使用した分だけ水が補充されるため、タンク内は常にお湯と水でいっぱいになっています。
エコキュートを使用していると「お湯切れ」になる場合がありますが、タンクが空になっているわけではなく、タンク内のお湯がなくなりすべて水になってしまっている状態です。
エコキュートの仕組みが分かったところで、ここからはエコキュートのメリット・デメリットを解説していきます。
エコキュートを設置するメリット
エコキュートを導入することによって下記のようなメリットがあります。
光熱費を抑えられる
ガス給湯機の場合だとガス代がかかってしまいますが、エコキュートは空気中の二酸化炭素を使ってお湯を沸かすためガス代がかかりません。
また、電気代が割安になる電力プランを使用できるため、光熱費が抑えられます。
環境に優しい
エコキュートは、従来の給湯器よりも二酸化炭素の排出量を抑えることができます。
というのも、従来の給湯器ではガスなどの燃料を燃やした熱でお湯を沸かしていましたが、ヒートポンプユニットでは空気中の二酸化炭素を圧縮した時の熱でお湯を沸かします。
結果、燃料を燃やした際に発生していた二酸化炭素を削減できるため、環境に優しいといえるでしょう。
また、エコキュート内の冷媒には自然界に存在する二酸化炭素や窒素などを使用しているため、無毒で安全性も高いです。
緊急時に水を確保できる
エコキュートは貯湯タンク内に大量のお湯を貯め、必要なときに給湯するシステムなので、災害などの緊急時に貯めている水を非常用生活用水として使用することができます。
例を挙げると、4人家族で460Lの貯湯タンクを設置している場合は約3日分の生活用水が貯まっていることになります。
しかし、水道水に含まれるミネラル成分や水垢などがタンク内に沈殿している場合がありますので、飲料水としてはおすすめできませんが、断水時のトイレや洗い物の際の生活用水として活用できます。
豊富なメーカーから最適な製品を選べる
現在、さまざまなメーカーからエコキュートが販売されています。
メーカーによって特徴や独自機能がありますので、エコキュートを選ぶ際にはサイズやタンク容量だけではなく、メーカーごとの特徴や機能まで把握しておきましょう。
そうすることでご自身の生活にぴったりのエコキュートをみつけることができます。
エコキュートを設置するデメリット
エコキュートを導入することによってメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。
あらかじめしっかり確認しておき、トラブルを未然に防ぎましょう。
お湯が切れることがある
ヒートポンプで沸かしたお湯をタンクに貯めて使用しているため、タンク内のお湯を使い切ってしまうとお湯が使えない状態となります。
これは、急激にお湯の使用量が増えた場合に起こりやすくなりますが、エコキュートが湯切れを予測して自動でわき上げを行う湯切れ防止機能や手動でのわき上げも可能なので、お湯をたくさん使用した際はこのような機能を活用することもできます。
また、貯湯タンクの容量が合っていないと頻繁にお湯切れが発生してしまうので、購入時に家族構成や生活スタイル、将来的な家族構成なども踏まえてしっかり検討しておきましょう。
設置スペースが必要になる
エコキュートを設置するためには、一定のスペースが必要となります。
必要なスペースは製品によって多少異なりますが、製品本体の設置できるスペースはもちろん、メンテナンススペースも必要となりますので注意しましょう。
製品によっては省スペースのエコキュートも販売されているので、設置するスペースに合わせて製品を選びましょう。
深夜の運転音でトラブルになる
一般的なエコキュートの運転音は40db前後と言われており、これは家庭用エアコンの室外機と同程度です。
ですので、エコキュートが発する音自体はそこまで問題ではありませんが、ヒートポンプユニットから出る低周波音には注意が必要です。
12.5Hz程度の低周波音なので、通常人の耳には聞こえませんが、聞こえないだけで人によっては体内が反応し不快に感じる場合もあります。
なるべく設置場所は寝室近くを避けること、またご自身だけでなく近隣住民からの苦情につながる可能性もありますので、隣家の近くも避けると良いでしょう。
エコキュートに追い焚き機能はある?
エコキュートを導入する際に、追い焚き機能がついているかどうか気になる方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、エコキュートには「追い焚き機能」と「高温たし湯機能」がついています。
それぞれの機能は下記の通りです。
追い焚き機能
エコキュートの追い焚き機能は、ぬるくなってしまった浴槽のお湯を一度タンク内に戻し、温め直して浴槽に戻す機能です。
ガスや灯油の給湯器の場合は追い炊きの際にぬるくなったお湯を再度燃やしてあたためなおしますが、エコキュートはタンクにたまっているお湯の熱を利用して追い炊きするので経済的です。
高温たし湯機能
高温たし湯機能は、高温のお湯を浴槽に足すことによって浴槽内のお湯の温度を上げることができます。
給湯専用タイプには「追い焚き機能」「高温たし湯機能」はついていないので注意しましょう。
エコキュートの仕組みを理解して正しい使い方を
いかがでしたか?
今回は、エコキュートの仕組みやメリット・デメリットを解説しました。あらかじめしっかり知識をつけて、エコキュート導入後のトラブルを未然に防ぎましょう。
サンフィールドでは、エコキュートの施工サービスを提供しております。
希望に合わせてご相談、見積作成ができるので、ご相談ください。
サンフィールドLINE公式アカウント
ご契約者様向け「修理依頼サービス」や、エコキュートや蓄電池にエラーコードが表示された場合の対処方法を掲載!ご契約をしていないお客様の修理や質問、ご相談もLINEから受け付けております。お気軽にご連絡ください!