サンフィールド エコキュートと太陽光発電の連携方法とは? 推奨する理由を解説!

エコキュートと太陽光発電の連携方法とは?推奨する理由を解説

投稿日 2024年1月17日 最終更新日 2024年9月25日

エコキュートや太陽光発電を導入されている方で光熱費削減に興味がある方は多いのではないでしょうか?

今回は、エコキュートや太陽光発電を連携するための方法や、連携した場合どのようなメリットがあるのか、またどうして推奨されているのかを解説していきます。

お悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。

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エコキュートと太陽光発電を連携させたほうがいい理由

エコキュートと太陽光発電を連携させた方が良い理由は、主に4つあります。

電気代の削減や、災害時の活用を解説していきます。

余剰電力をエコキュートで自家消費できる

エコキュートと太陽光発電を連携させた方が良い理由の一つ目は、余剰電力をエコキュートで自家消費できることです。

余剰電力とは、太陽光で発電した電気から、自家消費分を差し引いたものです。

太陽光発電とエコキュートを連携することで、余剰電力を有効活用することができます。

また、売電単価は売電開始から10年目を過ぎると急激に下がることも考慮すると、自家消費できるメリットは大きいと言えます。

深夜電力による給湯でコストを削減できる

二つ目は、深夜電力による給湯でコストを削減できることです。

先ほどご紹介したメリットは、自家消費分を活用する、というものでした。

しかし、エコキュートは通常時に深夜の電気代が安いプランで運転を行う点もメリットの一つです。

比較的料金の安い深夜電力と、前述した余剰電力を組み合わせて使用することで節電効果アップが期待できます。

災害時に太陽光発電とエコキュートが役立つ

三つめは、太陽光発電とエコキュートはどちらも災害時にも役立つという事です。

例えば、太陽光発電の場合、災害で停電が発生した際に日中に発電した電気で、家の中の家電製品に電気を供給することができます。

一方で、エコキュートはお湯を貯めておくための貯湯タンクがあるため、非常用コックや蛇口などからお湯を使用することができます。

停電は3日程度で復旧することが多いため、460Lのタンクであれば家族3-4人分の生活用水が確保できるのです。

このようにエコキュートと太陽光発電を上手く活用することで普段から安心して過ごすことができます。

各メーカーの機能をフルに活用できる

エコキュートには、太陽光発電と連携した場合に活用できる機能があります。

例えば、人工知能(AI)によるお湯の沸き上げ量の調整が例として挙げられます。

翌日の天候が晴れの予報で発電量が多くなると予測できる場合は、AIが自動で夜間にお湯を沸き上げる量を減らします。

このように昼間に多めに沸き上げをすることで、お湯を作るコストの削減が期待できます。

太陽光発電を最大限活用できる!エコキュートの昼間に沸かす設定

ここからは、翌日が晴れの予測だった場合のエコキュートの設定について解説します。

各メーカーに共通する仕組み

上の図は昼間に沸かす設定をした日と設定をしていない日の電気の動きを示したものです。

自動で天気を予測して設定してくれるエコキュートもありますが、自動で設定ができない場合は、前日にリモコンで設定を行います。

設定した翌日の動きはどのメーカーも同じで、深夜電力の時間帯に一部を沸き上げ、残りを太陽光発電で作った余剰電力を使って沸き上げを行います。

曇や雨の日には、余剰電力が不足するため、深夜電力の時間帯に沸き上げを行います。

エコキュートと太陽光発電の連携に工事は必要?

エコキュートと太陽光発電をそれぞれ単体で導入している場合は、連携させるためにそれぞれの工事が必要になります。

太陽光発電は、屋根の形状や広さによっておすすめするメーカーが異なりますが、エコキュートの導入を検討されている方は、自動で翌日の天気を予測してくれる機能が付いたエコキュートを選択することをおすすめします。

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エコキュートと太陽光発電の連携機能がついているメーカーを解説

ここからは、エコキュートと太陽光発電の連携機能が付いているメーカーを解説していきます。

パナソニック

パナソニックの場合、エコキュートのJP、J、N、C、W、S、NS、H、FP、F、LS、Lシリーズに「ソーラーチャージ」が搭載されています。

ソーラーチャージとは、太陽光発電の余剰電力をエコキュートで自家消費してお湯を沸かす機能です。

沸き上げを夜間と翌日の昼間に分散して行うことで余剰電力を有効活用します。

設定方法は、リモコンで手動設定を行う方法と、AiSEG2(HEMS)を導入して自動で設定する方法、アプリ(スマートソーラーチャージ)を使って設定する方法があります。

リモコンで設定する方法は、ご自身で翌日の天気予報をチェックしておく必要があります。

しかし、AiSEG2を導入する方法であれば、翌日の天気予報と余剰電力のチェックを自動で行ってくれるので、簡単で便利です。

また、アプリを使用する場合も、日射量の予報データと設定値を元に昼間の沸き上げを自動で判断してくれるので、自分で判断するのが難しい場合でも安心です。

ただし、アプリの場合は、余剰電力のモニタリングはしていないので、電気の使い過ぎには注意が必要です。

参考:パナソニックHP「ソーラーチャージ」

三菱

三菱の場合、お天気リンクAIという人工知能を用いた太陽光発電量を予測する機能があり、Pシリーズ、Sシリーズ、EXシリーズ、Aシリーズのエコキュートが対応しています。

残念ながら、2022年の3月でHEMSの新規受注が終了しているため、現時点で三菱HEMSを導入している方限定で使用できる機能です。

天気予報を元に余剰電力を活用する設定は「お天気リンクAI【最大】」と、「お天気リンクAI【標準】」の2種類から設定ができます。

2つの違いは、夜間に沸きあげることができるお湯の量で、【最大】設定の方が【標準】設定よりも夜間の沸き上げ量を抑え、昼間の沸き上げ量を増やします。

参考:三菱HP「エコキュート 機能情報」

ダイキン

ダイキンエコキュートの場合、手動設定のみですが、「昼間シフト機能」を活用することができます。

他のメーカー同様に、夜間の沸き上げ量を抑えて、翌日の昼間に余剰電力を使って沸き上げを行います。

昼間の沸き上げ時間も自分で設定する必要があるため、生活リズムに合わせた設定を行いましょう。

参考:ダイキンHP「エコキュート 昼間シフト機能」

日立

日立の場合、専用の「エコキュートアプリ」を活用できます。

余剰電力のモニタリングは行っていませんが、翌日の天気予報に合わせて、自動で沸き上げの設定を行います。

昼間の沸き上げ時間は、最大で4時間までで、当日使用する予定の湯量が沸き上がった時点で停止します。

「エコキュートアプリ」には、その他にも離れて暮らすご家族のための見守り機能や、製品のサポート機能、コンシェルジュ機能で節約サポートを教えてくれるなど、活用の幅が広いことが特徴です。

参考:日立HP「日立エコキュートアプリ」

コロナ

コロナの場合、「ソーラーモードアプリ」を活用することで、自動で天気予報を確認して余剰電力で沸き上げ運転を行います。

また、専用のHEMSを設置すると、ソーラーモードプラスが使用できるようになります。

ソーラーモードプラスは、天気予測データで翌日の天気や前日までの電力消費のパターンから、余剰電力量を予測して余剰電力がある場合は昼間にも沸き上げを行います。

ソーラーモードでは余剰電力がどれだけあるか自分で予測する必要がありますが、HEMSを用いると余剰電力が不足する心配が要りません。

卒FITの太陽光発電を使用されている方は、HEMSを組み合わせて使用し、自家消費率をアップさせることで電気代を賢く節約できます。

参考:コロナHP「機能情報」

エコキュートと太陽光発電の連携で気をつけるポイント

エコキュートと太陽光発電の連携は、メリットが大きいですが、気を付けておきたいポイントもあります。

ここでは気を付けておきたいポイントを詳しく解説します。

初期費用が高くなる

まず一つ目は、初期費用が高いことです。

エコキュートの初期費用は、工事費込みで25〜60万円程です。

家族構成や、お湯の使用状況から適切なエコキュートを選ぶことで初期費用を抑えられます。

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一部メーカーの機種で対応できない場合がある

多くの製品でエコキュートと太陽光発電の連携ができますが、一部の機種で対応ができない場合があります。

これから導入を検討される場合は、太陽光発電とエコキュートが連携できるかどうかも確認をしておきましょう。

また、対応している機種でも、選択するリモコンによっては連携できなくなる製品もあるため注意が必要です。

非対応機種(現行カタログ掲載機種のみ抜粋)

太陽光発電とエコキュートの連携に対応していない機種は下記の通りです。

メーカー品番・シリーズ
パナソニックエコキュートBシリーズ・Vシリーズ・DFシリーズ
三菱エコキュートAシリーズ給湯専用タイプ・コンパクトエコキュート・エコキュートライト
日立エコキュートBHP-FS46WH・BHP-FS37WH
コロナエコキュートCHP-18AX5-2・CHP-E37AY5K・CHP-S30AY1-12B・CHP-S30AY1JE-12
CHP-S30AY1JJ-12・CHP-37AY1-42・CHP-37AY1E-42
参考:パナソニックエコキュートWEBカタログ
参考:三菱エコキュートWEBカタログ
参考:日立エコキュートWEBカタログ
参考:コロナエコキュートWEBカタログ

定期的なメンテナンスが二重に必要になる

三つ目に気を付けておきたいポイントは、エコキュートと太陽光発電システムそれぞれでメンテナンスが必要なことです。

長く使用する製品のどれにも共通することですが、定期的なメンテナンスを行うことで、故障などを未然に防ぐことができます。

エコキュートの定期点検は半年に一度、太陽光発電は4年に一度、メンテナンスを行うと安心です。

まとめ

今回は、エコキュートと太陽光発電を連携させたほうがいい理由、太陽光発電を最大限活用できる!エコキュートの昼間に沸かす設定、エコキュートと太陽光発電の連携機能がついているメーカー、エコキュートと太陽光発電の連携で気をつけるポイントについて解説しました。
 
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