【エコキュートのメンテナンスの必要性は?】費用や8つの実践方法も紹介
投稿日 2023年9月19日 最終更新日 2024年9月25日
エコキュートは省エネ性や環境への配慮から多くの家庭で使われている給湯システムです。
長期間使い続ける場合、メンテナンスは必要なのでしょうか?
エコキュートのメンテナンスは、専門の業者に依頼する必要があり費用がかかります。
そのため、費用を抑えるためにはいくつかの工夫が必要です。
本記事では、エコキュートのメンテナンスの費用についてや、自分でできる定期点検や水抜き、内部の清掃などの方法を紹介します。
エコキュートの導入をご検討中の方や、導入後の不具合でお悩みの場合など
どんなことでもお気軽にお問い合わせください。
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目次
エコキュートのメンテナンスをしてないとどうなる?必要性を解説
少しでも長くエコキュートを使用するためにはメンテナンスが必要です。
問題が起きている状態で使用し続けていると、通常の耐用年数よりも早いタイミングで修理が必要になったり、状態次第では交換が必要になったりします。
また、エコキュートのタンク内に水道水の不純物が蓄積していると、キッチンやお風呂で使用するお湯が汚れてしまう原因になります。
そうならないためにも定期的にメンテナンスして、適切な対応をするようにしましょう。
エコキュートのメンテナンスに関してよくある質問
エコキュートのメンテナンス頻度はどのくらいが最適か、いきなりメンテナンスの訪問が来たけど大丈夫なのか、2つのよくある質問について解説します。
エコキュートのメンテナンス頻度はどのくらいが最適?
エコキュートのメンテナンス頻度は基本的には3年に1度を目安としていますが、使用していて違和感を覚えた場合はその都度メンテナンスが必要です。
専門業者に依頼すると詳しい状態について点検してもらえるのに加えて、故障が発生している場合は修理や交換についても提案してもらうことができます。
いきなりメンテナンスの訪問が来たけど大丈夫?
いきなり訪問してくる業者の多くは悪徳業者であるケースが多く、そういった訪問が来た際には警戒が必要です。
その場でメンテナンスを行うことを提案される可能性がありますが、故障していて修理や交換が必要だと伝えられるかもしれません。
この際に出される見積もりは相場よりもかなり高いケースが多いため、依頼することをその場で決めるのはリスクが高いです。
自分でできる8つのメンテナンス
自分でできるメンテナンスについて把握しておくことが大切であり、半年に1回程度は問題がないか確認するのがおすすめです。
具体的にどのような確認ができるかについては、以下の8つが挙げられます。
・水漏れの有無
・減圧弁の確認
・漏電遮断器の動作確認・点検
・貯水タンク内や給水ロストレーナの掃除
・浴槽フィルターの清掃
・配管の清掃
・凍結防止モーターの点検
・リモコンのメンテナンス
水漏れの有無
つなぎ目に使用されているシリコンやシールなどの素材が劣化をしていないかを見て、水漏れの有無について確認します。
水漏れは発見が遅れやすい傾向にありますが、定期的に確認すれば早期発見し大きな問題につながるのを防ぐことが可能です。
使用されている素材が丈夫な場合も、経年劣化により水漏れが起きる可能性が高くなるので注意が必要です。
減圧弁の確認
減圧弁はタンク内部の圧力を調整する役割を持っていて、タンク内の圧力を一定に保って安全に使用できる環境を整えています。
一般的にはタンク上部についているスイッチのようなものなので、正常にオンオフの切り替えができるかを確認します。
減圧弁が正常に作動していないと最悪の場合、タンクが破裂してしまうので注意しましょう。
漏電遮断器の動作確認・点検
漏電遮断器は漏電が発生したときに電気をせき止める機器であり、万が一漏電した際に作動しなければ火事の原因となります。
漏電遮断器は安全装置のような役割を持っているため、定期的に確認して正常に作動するかを把握しておきましょう。
一般的にはテストボタンが設置されており、テストボタンを押してみてオフの状態になれば正常に動作しています。
問題なく動作しているのを確認できれば、最後にオンにしておくのが重要です。
貯水タンク内や給水ストレーナの掃除
貯水タンク内や給水ストレーナが汚れていると貯めているお湯が汚れたり、タンクに沈殿物が溜まったりします。
この状態だと、衛生面で問題があるといえるため、タンク内に溜まっているお湯を排水して一度内部の汚れを掃除する必要があります。
タンクに沈殿している汚れなども排水すれば綺麗にできるので、一度タンク内に溜まっているお湯を排出して綺麗なお湯を貯めれば問題ありません。
タンク内の排水は、専用の排水栓を開けばできます。
浴槽フィルターの清掃
浴槽フィルターは浴槽内部についている金具の内側に設置されているフィルターで、お風呂でお湯を張る際にはここを通ってお湯が供給する仕組みです。
ここにゴミや汚れなどが溜まっている状態ではお湯の供給が上手くできなくなるため、浴槽の掃除と一緒に日常的にするようにしましょう。
髪の毛などが詰まりやすいので、金具を外して綺麗に清掃します。
配管の清掃
配管にはエコキュート本体と浴槽をつなぐ役割があり、自動洗浄する機能が備わっているのが特徴です。
そのため、放置していても普段から清潔な状態には保てていますが、時々自分自身で洗浄するとさらに清潔な状態を保てます。
配管の清掃はドラッグストアやホームセンターで販売されている専用洗浄液を使用して、それぞれの製品の使い方に基づいてメンテナンスをしてください。
凍結防止ヒーターの点検
エコキュートは寒さに弱いといった特徴を持っているため、気温が氷点下を超えてしまうと配管が凍結するケースも少なくありません。
凍結してしまうとお湯出なくなるので、凍結防止ヒーターを作動させて配管が凍結しないようにします。
冬になる前に正常に作動するか確認しておいて、氷点下になる可能性がある場合は忘れずにスイッチを入れておきましょう。
リモコンのメンテナンス
エコキュートを操作するにはリモコンを使いますが、毎日使用するリモコンは水垢や埃など汚れが付着するのは避けられません。
エコキュートが故障する直接の原因にはなりませんが、文字が読みにくくなるなど操作性が悪くなるので柔らかい布などで定期的に拭き取りをしておきましょう。
メンテナンスを業者に依頼するケース
メンテナンスは自分自身でも対応できますが、起こっている問題の内容次第では業者に依頼する必要があります。
業者に依頼するケースとしては、以下の5点が代表的です。
・温度調整ができない
・水漏れしている
・お湯の量の調整ができない
・水圧が弱い
・エラーコードが表示される
それぞれの内容についても解説するので、参考にしてみてください。
温度調整が出来ない
温度調整ができないケースでは、どこか一部分だけで問題が起きているか建物全体で問題が起きているかを確認することが重要です。
一部だけで問題が起きている場合は温度を調節する水栓の修理や交換で済みますが、建物全体で起きているならエコキュートに問題が起きていると考えられます。
この場合は、エコキュートの修理や交換をしなければいけません。
水漏れしている
明らかに水漏れしている場合は、速やかに業者に相談しなければいけません。
ただし、結露が発生しているのが水漏れに見えるケースもあり、本当に水漏れしているかどうかは少し様子を見てみましょう。
貯水タンク内で水がお湯に代わる際に熱膨張が発生しますが、外気温とタンク内の温度差が大きいと結露が発生することがあります。
お湯の量の調整ができない
お湯の量の調整は抑制装置でおこなわれていますが、故障していると指定の水位になってもお湯が止まらずに溢れてしまう不具合が生じます。
抑制装置の故障は自分自身で修理することは不可能といえるため、業者に依頼してどのような原因で問題が起きているかについて確認してもらいましょう。
水圧が弱い
水圧が弱いケースでは複数の場所で同時に使用されていると、水圧が分散してしまって一時的に弱まってしまう可能性もあります。
他にもタンク内に溜まっているお湯を一気に使用した際にも、同様に水圧が弱まってしまう原因となります。
これらは一時的に起きている問題であるため、少し時間をおけば解決します。
それでも解決しない場合は配管から水漏れしていたり、詰まっていたりするだけでなく、エコキュート本体に不具合が起きているかもしれません。
エラーコードが表示される
エラーコードが表示されている際には、エラーコードの種類と意味について取扱説明書やホームページで調べる必要があります。
内容次第では自分で直すことができるエラーコードもありますが、具体的な内容についてわからなかったり、専門的な知識やノウハウが必要になったりする際には専門業者に修理してもらいましょう。
また、自分たちで修理できるエラーコートであっても、短期間で何度も表示される場合は別のところで問題が起きている可能性も高いと考えられます。
エコキュートのおすすめのメンテナンス業者と費用
エコキュートに不具合が生じた場合、どこに依頼するのがいいかについて困ってしまう方は少なくありません。
一般的にはエコキュートのメーカーやエコキュートの専門業者、家電販売店に依頼することが多いため、それぞれの特徴や費用について解説します。
エコキュートのメーカー
エコキュートのメーカーは内部構造などに詳しいだけでなく、修理や交換が必要になった際にも迅速に対応可能です。
また、大手の電機メーカーは全国各地に拠点を持っているため、地方に住んでいても問題ありません。
費用に関しては保証期間内なら無償ですが、保証対象外の場合は割高な傾向にあります。
エコキュートの専門業者
エコキュートの専門業者は販売以外にも施工も自社対応しているケースが多く、修理費用がメーカーよりも安い可能性が高いです。
一方で、必要になる部品は取り寄せなければならないのに加えて、業者ごとに対応力や技術力が違います。
依頼してから修理までにかかる期間が長かったり、技術力が低くて対応できなかったりも十分に考えられるでしょう。
依頼する際にはこれまでの実績などを確認して、実績豊富な専門業者に依頼することがおすすめです。
家電量販店
家電販売店は独自の長期保証サービスや無償修理も展開しており、全国各地で展開しているので地方でも対応してもらえます。
注意点としては、購入した家電販売店でしか対応しないケースがほとんどなため、購入した家電販売店に相談するようにしましょう。
また、エコキュート購入時に詳しい保証内容や保証期間についても確認しておけば、なにか問題が起きた際にも安心です。
まとめ
今回の記事ではエコキュートの必要性や自分でできるメンテナンス方法、業者に依頼が必要なケースについて解説しました。
エコキュートは定期的にメンテナンスを行うことで長く使うことができます。
メンテナンスは前述の通り自分でも行うことができますが、専門の業者に依頼することで自分では見つけることができない問題を見つけてもらうことができます。
サンフィールドではエコキュートを導入するだけでなく、アフターフォローが充実しており安心してご利用いただけます。
エコキュートにご興味をお持ちの方は、施工実績が豊富なサンフィールドまでぜひお気軽にご相談ください。
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