【エアコンの風量は電気代に影響する?】おすすめの節電方法を解説!
投稿日 2023年4月6日 最終更新日 2024年10月31日
エアコンの風量が電気代に影響することをご存じでしょうか。
この記事では、エアコンの風量と電気代の関係を解説し、より効果的な電気代の節約方法を紹介します。
エアコンの使い方を工夫し、快適な室内環境を保ちつつ無駄な電気代を節約しましょう。
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目次
エアコンの風量を調節しても電気代は変わらない?
エアコンの設定温度によって電気代が変動するのはご存じの方も多いと思います。
それと同じように風量も弱くすれば電気代が安くなると思われがちですが、それは間違いです。
エアコンの風量と電気代には相関性がある
エアコンの消費電力量が最も多くなるのは、室内の温度と設定温度の差が大きいときです。
室内の温度が設定温度にまだ達していない場合、エアコンはフル稼働して空気を循環させるため、多くの電力を消費します。
そのため、風量が低いままだと設定温度に達するまでの時間が長くなり、おのずと電気代が高くなってしまいます。
風量は自動調整が最も効率が良い
上記のことから、風量は自動調整が最も効率的であるといえます。
エアコンを自動運転にすることによって、室温や湿度などの環境条件に応じて風量を自動的に調整してくれます。
これにより、必要以上に風量を上げすぎることがないので、快適な室内環境を保つことができ、さらに節電にもつながります。
エアコンにかかる電気代は?
無意識に使っていることも多いエアコンですが、電気代はいくらかかるのでしょうか。ここではエアコンにかかる電気代を計算する方法を紹介します。
エアコンの電気代を計算する方法
エアコンの一年間の電気代は以下のように計算できます。
1年間のエアコンの電気代の目安=消費電力量×電気料金目安単価 |
消費電力はエアコンごとに表示されています。
エアコンの電気代を実際に計算した例
期間消費電力量が779kWhの製品(ダイキン AN284ARS-W 10畳程度)を例に計算してみましょう。
現在の電気料金目安単価は、令和4年7月22日に改定された31円/kWh(税込)です。
電気料金目安単価とは、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が発表しているもので、主要電力会社の平均単価です。
<期間消費電力量が779kWhの製品を1年間使用した場合の電気代>
期間消費電力量 779kWh × 電気料金目安単価 31円/kWh = 2万4,149円 となります。
参考:ダイキン工業株式会社 ルームエアコン Rシリーズ 仕様(スペック)
ただし、上記の計算はあくまでも目安です。
エアコンの消費電力や家の構造、立地環境などさまざまな条件でも電気代は変動することを覚えておく必要があるでしょう。
エアコンの風量が「強」の時の電気代
電気代の安さを求めるなら、室温を下げるより、風量を「強」にする方が良いとされています。
その理由は、風量を上げる方が消費電力が少なく、電気代が安く収まるためです。
実例としてダイキンのエアコンで実証している事例を紹介します。
実験は13:00から15:00に行われ、設定温度を26℃→25℃に1°C下げたものと、28℃の風量を強にした設定で比べています。
温度を1°C下げた時の消費電力量は1,13kWh、電気代約35円に対し、風量を強に設定したものは消費電力量0.52kWhで電気代約16円という結果が出ているようです。
風量「強」に設定したほうが、消費電力が少なく、電気代が少なく済むことがわかりました。
引用:DAIKIN エアコンの効果的な節電術で削減できる電気代を4つのケースで調査
エアコンの風量を自動運転で設定する際に起こる問題と対処法
自動運転に設定すると、エアコンは屋外温度や室内温度をセンサーで感知し、最適な運転モードを自動的に選択してくれます。
しかし、部屋の広さや形状によっては自動調節だけでは十分な効果が得られない場合もあります。
寒い場合の対処法
特に、冷たい空気は下にたまりがちで、身体に直接当たると寒く感じることがあります。
そのため、風量が強すぎる場合には風量を手動で調整したり風向きを水平に調整したりすることで、より快適な温度に近づけることができます。
風量が弱くならない時の対処法
自動運転に設定しているのにずっと風量が強いままで一向に弱くならない場合には、エアコンの温度を検知するセンサー周辺を掃除してみましょう。
温度センサーが汚れていてうまく作動していない場合があります。
センサーの場所はお使いのエアコンによって異なるため、取扱説明書やメーカーに確認することをおすすめします。
その他の節電方法6選
温度を最適化する
エアコンの温度を最適化することは節電にもつながります。
環境省が推奨する室温は「夏は28℃、冬は20℃」です。
ただし、個人差や環境によって感じ方が異なるため、無理をしない範囲で温度設定をしましょう。
・寒い時期の場合
冬のエアコン推奨温度は一般的に20度前後とされています。
エアコンだけでなく、他の暖房器具を併用することで、より快適な室温を保ちながら節電が可能です。
例えば、電気ストーブや電気毛布、こたつなどがおすすめです。
・暑い時期の場合
夏のエアコンの設定温度は28度前後が推奨されています。
この温度設定は、快適な室温を保ちつつもエネルギー消費を抑えるための最適な設定です。
寒い時期と同様に、扇風機やサーキュレーターなどを上手に活用して節電しながら快適に過ごしましょう。
エアコンの温度設定については、健康を最優先に考えて柔軟に温度設定をしましょう。
室内の温度が適切でないと、夏は熱中症、冬は低体温症のリスクがあるため注意が必要です。
特に高齢者は暑さや寒さに対する反応が弱く、身体的な衰えや運動量の減少もあるため、熱中症や低体温症になりやすい傾向があります。
風向きを調節する
暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまりやすい性質があります。
そのため、暖房を使用する場合は風を下向きに調節し、冷房を使用する場合は風を上向きに調節しましょう。
ただ、風向きだけでは調節が難しい場合もあります。
その場合は、扇風機やサーキュレーターなどを使って空気の循環を促しましょう。
特に、冬場はサーキュレーターを天井に向けることで、暖かい空気を部屋全体に循環させることができます。
タイマーを有効活用する
エアコンのタイマー機能を利用することで、必要な時間だけエアコンを運転して電気の無駄を省くことができます。
例えば、寝る前にエアコンをつけておき、寝ている間だけエアコンを運転するようにタイマーをセットすることができます。
また、外出する前にエアコンを運転するようにタイマーをセットしておけば、帰宅してすぐに快適な室温にすることができます。
ただし、タイマーをセットする時間帯や設定温度によっては、逆に電気の無駄を生んでしまうこともあります。
適切な時間帯と設定温度を選び、無駄なくタイマー機能を利用するようにしましょう。
電気料金のプランを変更する
暮らしの中でコツコツと節電する以外にも、電力プランを見直すことで電気代を削減できる可能性があります。
現在では、さまざまな会社から電力プランが出ているため、今契約しているプランよりもご自身の生活や電気の使用状況に合った電力プランがあるかもしれません。
今一度、契約している電力会社や電力プランを見直してみてはいかがでしょうか。
省エネエアコンを活用する
日々の電気代を抑えるためには、エアコンの買い替えを検討してみることも大切です。
古いエアコンは消費電力が大きく、電気料金に大きな影響を与えてしまいます。
現在お使いのエアコンが古くなってきた場合は、新しい省エネタイプのエアコンを購入することで節電効果が期待できます。
また、定期的なメンテナンスも行うことで、消費電力の削減にもつながります。
エアコンの節約以外に月々の電気代を節約する方法3選
エアコンの節約以外に月々の電気代を節約する方法もあります。ここでは3つの方法を紹介します。
太陽光発電設備・蓄電池を導入する
電気代の節約として注目されているのが、太陽光発電設備や蓄電池の導入です。
太陽光発電や蓄電池に関する、お客様のお声を紹介します。
エコキュートを設置し電気プランを変更しただけでも大きく電気代が下がり月1万5千円になりましたが、太陽光発電と蓄電池を導入すると更に電気代が月8千円まで下がりました。 エコキュートだけや太陽光発電だけでも効果がありますが、私は断然、太陽光発電、蓄電池、エコキュート、この三位一体で使用するのをオススメします! |
具体的な数字を見ると、ご家庭によってはかなりの節約に繋がる事がわかります。
設置を検討する際は、自宅の周辺環境や屋根に乗るソーラーパネルの枚数など業者と相談してみると良いでしょう。
エコキュートを活用する
エコキュートを導入することで、電気プランもお得なプランに変更できました!夜間の電気代が安い時間帯にお湯を沸かすことで、電気代が安くなりますし、導入したメリットはかなりあったと思います。 |
エコキュートは、お湯を沸かす時間を夜間に設定するなど工夫次第で、かなりの電気代節約になる機器です。
また、エコキュートには災害時にも生活用水の確保ができるなど別のメリットもあります。
さらに、調理器具もガスからIHに変えたことにより火災の心配が減り、掃除も楽になったとの声も多くあります。
エコキュートは太陽光発電とも相性が良い機種もあるので、条件が揃うなら検討してもいいでしょう。
V2Hを活用する
V2Hを活用することで電気代を節約することも可能です。
V2Hとは車と家をつなぐ装置のことで、EV(電気自動車)を蓄電池として活用できます。
また、EV車の蓄電池は容量が大きいので、一般の蓄電池よりも多くの電力を貯めることが可能な場合が多いです。
EV車やV2Hは環境負荷が少ないことから、国や自治体で補助金が出ているので確認してみることをおすすめします。
まとめ
今回は、エアコンの風量についてや節電方法について解説しました。
節電のためにエアコンの風量は自動運転に設定しましょう。
自動運転にすることで、最適な風量で部屋を快適に保ちながらも無駄な電気代を抑えることができます。
また、定期的な設定温度の調節や、サーキュレーターの併用など、少しの工夫でエアコンの電気代を削減することができます。
この記事を参考にエアコンの使い方を見直して、電気代を節約しましょう。
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