費用対効果や補助金での 実質負担額を紹介

V2Hの設置費用相場は?費用対効果や補助金での実質負担額を紹介

投稿日 2024年6月19日 最終更新日 2024年6月28日

最近よく耳にするようになったV2Hですが、一体なんなの?と思った方も多いと思います。

V2Hとは一体何なのか?を知りたい方は下記の記事で詳しく解説していますので、まずはそちらをご覧ください。

関連記事:V2H機器とは?失敗しない選び方やメリット・デメリットも紹介

今回は、V2Hの設置費用相場と費用対効果について解説します。

補助金を活用した実質負担額についてもご紹介しますので、導入を検討されている方はぜひ最後までお読みください。

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V2Hの設置費用相場は?費用の内訳や導入方法も詳しく解説

V2Hの導入を検討する時に気になるのが、設置費用です。

本体価格や工事費用はそれぞれ、どれくらいかかるのでしょうか?

また、購入する以外の導入方法も解説していきます。

V2Hを購入する

まずは、V2H本体を購入する際の価格相場を解説します。

各メーカーの本体価格は下記のとおりです。

本体価格

本体価格の相場は、50万円〜150万円程度となっています。

下記に人気のメーカーからいくつか抜粋してご紹介していますので、参考にしてください。

ニチコン

製品型番特徴価格
VSG3-666CN7プレミアムモデル(新型)
停電時にも太陽光発電と連携可能
保証年数10年
5.9kW
全負荷タイプ
1,280,000円(税抜)
VCG-663CN7スタンダードモデル
通常時のみ太陽光発電と連携可能
保証年数2年
5.9kW
特定負荷タイプ
548,000円(税抜)
VCG-666CN7プレミアムモデル
停電時にも太陽光発電と連携可能
保証年数5年
5.9kW
全負荷タイプ
898,000円(税抜)

ニチコンは世界で初めてV2Hシステムを実用化したとして知られるメーカーです。

“高機能で低価格”を実現し、価格はこの後にご紹介する他の2社と比べてかなり抑えられています。

ご家庭の使用状況に合わせた電気の有効活用ができるようにプレミアムモデルとスタンダードモデルがあります。

停電時にも太陽光発電と連携ができるかどうかが、機能面での大きな違いです。

パナソニック

製品型番特徴価格
LJV1671B屋外用
6.0kW
全負荷タイプ
1,600,000円(税抜)

パナソニックのV2Hスタンドは、太陽光の余剰電力を蓄電池と電気自動車に同時に充電することが可能な業界初の機能を持っています。

オムロン

製品型番特徴価格
KPEP-Aシリーズ塩害対応タイプあり
6.0kW
全負荷タイプ
1,600,000円(税抜)

オムロンのV2HはV2Xという名称で、フレキシブルに活用できることが特徴です。

停電時に分電盤の切り替えが自動で行われるので、急な停電にも焦る心配はありません。

全負荷型ですべての家電に給電することができるメリットが魅力です。

【2024年最新】V2Hの人気メーカーを徹底比較!迷わず選ぶコツも紹介

工事費用

次に、工事費用です。

V2Hの工事費用の相場は30万円〜40万円です。

工事費用の中には搬入費用、電気工事費、設備工事費などが含まれています。

ただし、下記のような特殊なケースでは各ケースに対応した工事費が発生します。

・設置する場所が宅内の分電盤から遠い

・ご自宅の構造が鉄筋コンクリートで穴をあける必要がある

・海に近い地域や、寒冷地の地域に住んでいる

このような場合は、あらかじめ設置工事を行う業者へ確認しておくことをおすすめします。

V2Hをリースする

V2Hには太陽光発電システムや蓄電池同様にリースで導入する方法もあります。

東京電力グループのTEPCOや三菱電機自動車などが有名です。

一例をあげてご紹介すると、TEPCOホームテックではエネカリというサービスでリース販売を行っています。

ニチコンのプレミアムモデルでエネカリの利用期間が10年の場合は、月額14,300円~で利用が可能です。

修理費や自然災害補償、サポートもサービスに含まれていて、利用期間満了後は無償譲渡となるため、購入するのはハードルが高いから諦めていた…、という方におすすめです。

リース導入の際も、購入時と同じように、ご家庭の状況に合わせて機器や工事の選定ができます。

参考:TEPCOホームテック | エネカリ

【V2Hは補助金の利用可能】実質負担額はどのくらい?

それでは、実際にV2Hを導入した場合実質負担額はどのくらいになるのでしょうか?

補助金を活用した際の負担額を解説していきます。

国の補助金を利用した場合

参考:令和4年度補正予算・令和5年度当初予算「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」

「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」を活用すると、設備代に上限30万円、工事費に上限15万円、合計で45万円交付されます。

仮に、設備代と工事代合わせて180万円の導入を決めた場合、補助金を活用すると実質負担額は135万円となります。

現に申し込みが開始されてから、すぐに受付の上限に達してしまうことが多いようです。

検討されている場合は、できるだけ早く申請の準備を進めておきましょう。

地方自治体の補助金を利用した場合

国だけではなく、地方自治体の補助金を活用することもできます。

東京都の「戸建て住宅におけるV2H普及促進事業」の場合は、補助される金額は助成対象経費の1/2で上限50万円、太陽光と電気自動車を所有していれば助成対象経費の全額で上限100万円です。

仮に太陽光と電気自動車を所有していて180万円の設備を導入する際の実質負担額は、80万円となります。

このように国以上に大きい金額の補助金を活用できる地方自治体もあります。

地方自治体の補助金の多くは国の補助金との併用も可能で、太陽光発電設備や蓄電池と組み合わせて申請することもできるため、省エネ設備を近い将来まとめて導入したい方などには活用しやすいものとなっています。

参考:電気自動車等購入費・V2H等設備費補助拡充

参考:【2023年】V2H設置の費用|補助金・費用対効果をあげるコツ

V2Hの費用対効果は?投資回収できる?

仮に年間10万円程度節約できた場合の費用対効果は、本体価格が50万円〜150万円程、工事費用が30万円〜40万円とすると、設置費用は80万円〜190万円程度です。

そのため、早くて8年、遅くとも19年程度で回収ができるということになります。

投資回収ができるか、という部分だけで考えると19年もかかるのか…と思われる方も少なくないかもしれません。

ただし、V2Hが担う役割は、普段使用する電気自動車の充電に留まらず、災害時の心強い備えにもなることを考慮すれば導入したことを後悔する方はそれほど多くはならないでしょう。

V2Hを導入する際の注意点

ここからは、V2Hを導入する際に必ず押さえておくべきポイントを2つ解説していきます。

V2Hによって対応車種が異なる

まず一つ目は、V2Hによって対応車種が異なるという事です。

ご自身が所有されている、もしくは購入を検討されている車種が、導入予定のV2Hと対応しているかを必ず確認しておきましょう。

対応車種については、下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

太陽光発電なしで設置すると電気代がかかる

二つ目は、太陽光発電設備を設置していないお宅がV2Hを導入すると充電の際に電気代が掛かることです。

太陽光発電設備を導入していない場合、電力会社から電気を購入しなければならず、深夜電力などの時間帯割引に加入していないと電気代を削減することは難しいでしょう。

電気自動車のバッテリー容量は車種によって様々です。

仮に東京電力エナジーパートナーでスタンダードプランLを利用中のご家庭が日産「サクラ」を導入された場合の1か月の電気料金は以下のようになります。

※V2Hの導入をする場合は50A~60A引き上げたプランに加入することでV2Hの機能を最大限に引き出すことができます。

基本料金 311.75円

電力量料金29.80円 × サクラ最大容量(20kWh) × 30日 = 18,191円

太陽光発電設備を導入していない場合、月に約18,000円も電気代が増えてしまいます。

しかし、太陽光発電設備を導入していれば太陽光で発電した電気を充電できるため、約18,000円分もの経済効果が期待できます。

参考:東京電力エナジーパートナーHP スタンダードプラン

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太陽光発電なしでV2Hを導入するとどうなる?連携するメリットも解説!

V2Hを選ぶ際のポイントは?

V2Hを選ぶ際に、価格やサイズの違いは分かりましたが、その他にどのような特徴があるのでしょうか?

確認しておきたいポイントを4つ解説します。

系統連系か非系統連系で選ぶ

系統連系のV2Hは、通常時、停電時を問わず、太陽光発電から電気自動車へ充電が可能です。

一方で、非系統連系のV2Hは、停電時、太陽光発電から電気自動車への充電ができません。

すでに太陽光発電設備を導入されているお宅は、系統連系ができるV2Hの導入が必要です。

特定負荷型か全負荷型で選ぶ

特定負荷型とは、停電時にあらかじめ決めておいた回路のみに電気を供給する仕組みです。

回路が限定されることで、電力を過剰に消費せずに済みます。

ご自宅に設置している太陽光発電の容量がそれほど多くない場合は、特定負荷型を選んで必要最低限の電気を優先して確保する使い方をおすすめします。

一方で全負荷型とは、家の中にあるすべての回路に電気を流すことができるので、太陽光発電の容量が大きいご家庭におすすめしたいタイプです。

停電時でも通常時と同じように電気を使うことができます。

太陽光発電ありかなしかで選ぶ

前述した通り、太陽光発電をすでに設置している場合は、系統連携タイプのV2Hを導入する必要があります。

どのようなメーカーや機種を選ぶか決める前に、まず系統連系タイプかどうかを確認してから選定を行った方が良いです。

定格出力の違いで選ぶ

定格出力とは、電力を安定して出力できる量のことを指します。

V2Hの多くは、3,000W〜6,000Wが定格出力です。

定格出力が大きいほど、一度に使用する電力が大きいため、ご自宅で使用されている家電が多いご家庭ほど、定格出力の大きいV2Hを選ぶと良いでしょう。

参考:【2023年版】V2Hの導入にかかる価格は?設置費用や選び方のおすすめポイントを分かりやすく解説!

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まとめ

今回の記事では、V2Hの設置費用相場、費用の内訳や導入方法、V2Hは補助金の利用が可能なのか、実質負担額について、V2Hの費用対効果と投資回収、V2Hを導入する際の注意点、V2Hを選ぶ際のポイントについて解説しました。

株式会社サンフィールドでは、定評あるV2Hのメーカーを取り扱っています。
また、お客様のライフスタイルに合わせた機器選びから補助金申請のサポートまでニーズに合わせたご提案が可能です。

V2Hの導入を検討されている方やV2Hにご興味のある方は、当社へご相談ください。

太陽光発電設備や蓄電池、エコキュートをなるべく安く導入したいと考え、 補助金を活用しようとお考えの方は多いのではないでしょうか。

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このような方は、ぜひサンフィールドまでご相談ください。

サンフィールドでは、お客様の代わりに補助金申請の代行を行っており、手間なくスムーズに補助金を利用できます。

また、どのメーカーの製品のお見積りにも対応できるので、各メーカーの価格比較も簡単に行うことができます。

現在、まだご検討中の場合も、なるべく安く導入したいと
お考えの方は、ぜひ一度下記よりご相談ください。

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