太陽光パネルの寿命は?価格や廃棄費用、寿命を伸ばす方法を解説
投稿日 2024年9月5日 最終更新日 2024年9月25日
電気料金が年々高騰してきており、家計にかなりの負担になっているかと思われます。
/ これを機に家庭用太陽光パネルの設置を検討し、少しでも電気料金を \ |
太陽光パネルを設置し、電気代の削減を求める上で設備の寿命がどの程度なのか気になるかと思われます。
太陽光パネルの寿命はどの程度なのか?
また、寿命を伸ばす方法はあるのか?
こちらの記事で詳しく解説していきたいと思います。
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目次
10年?20年?太陽光発電の寿命は?
ここからは太陽光パネルの寿命がどのくらいなのかを、詳しく解説していきます。
寿命
太陽光パネルの一般的な平均寿命は30年前後と言われています。
一般的な家電製品は可動部が多いため、10年前後で故障してしまうケースが多いです。
例えば、掃除機だとモーターが可動部で、良く動くので壊れやすいです。
しかし、太陽光パネルは可動する部分が少ないため、多少の経年劣化はあるものの故障するケースは少ないという特徴があります。
法定耐用年数
減価償却するために税法上で決められている年数のことです。
建物や設備は、年数が経過するごとに資産としての価値が低下していきます。
年数の経過によって価値が下がる資産を「減価償却資産」といい、資産を取得する際にかかった費用を一定の間経費として計上します。
太陽光発電設備の場合は国税庁によって定められている年数が17年です。
/ 法定耐用年数は減価償却が行える期間であって、 \ |
実際は法定耐用年数よりも長く使用できるケースがほとんどです。
法定耐用年数と寿命は異なる
参考:国税庁 | 風力・太陽光発電システムの耐用年数について
太陽光発電は元が取れるのか?
太陽光発電は元が取れるのかを、詳しく解説していきます。
家の光熱費の状況によっては、太陽光パネルの導入費用の元が取れる
ご自宅の屋根の状況や、光熱費、設置するシステムの容量にもよりますが、太陽光発電の初期費用は、運用次第では元が取れる場合が多いとされています。
/ 太陽光パネルで発電した電気を自家消費で節約し、 \ |
太陽光パネルの価格はどのくらい?
太陽光パネルの価格相場は、経済産業省によると14.4万円/kWです。
太陽光パネルの値段は基本的に性能や品質によって決まります。
例えば、メーカーや設置する地域によっても価格は変わってくるので、
ご自宅に合ったものを比較する事も重要です。
参考:調達価格等算定委員会 | 令和6年度以降の調達価格等に関する意見
太陽光パネルの寿命がきたらどうする?廃棄問題を解説
太陽光パネルの寿命がきたらどうしたらいいのか、詳しく解説していきます。
太陽光パネルは一般廃棄物?産業廃棄物?
そもそも太陽光パネルは一般廃棄物と産業廃棄物のどちらに該当するのか?
結論から先に言ってしまうと、太陽光パネルは産業廃棄物に該当します。
産業廃棄物としての分類について、太陽光パネルは様々な部品から構成されている為、次の項目の混合物として扱われる事が一般的です。
・金属くず
・ガラス、コンクリートくず
・廃プラスチック類
太陽光パネルは有害物質を含んでいる
太陽光パネルは、有害物質である鉛、カドミウム、セレンなどを含んでいることから、産業廃棄物として適切に処分しなければなりません。
※一部製品には含まれていません・・(マキシオン)
/ 決められた方法で廃棄しないと法律違反となり、 \ |
国はこの点を問題視し、太陽光パネルの適正処理を目指して該当業者に対して情報提供することに注力し始めました。
太陽光パネルの寿命が短くなる要因
太陽光パネルはどのような要因で寿命が短くなるのか、詳しく解説していきます。
表面にヒビが入ったり、割れたりする
太陽光パネルが割れたりする原因の中で1番多いのが、カラスによる悪戯です。
実は、カラスは非常に賢く、人の言ってることまで分かると言われています。
石を上空から落としてパネルに当てるなんて朝飯前、面白がって繰り返すので、被害の範囲も広いものとなります。
/ カラスを無駄に刺激しないようにしましょう!! \ |
汚れ
太陽光パネルの表面が汚れていると、太陽電池が受ける日射量が減り、発電量も低下してしまいます。
汚れの主な原因としては、大気中の粉じんや枯れ葉、鳥のフン等があげられます。
特に鳥のフンは雨ではなかなか落ちないため、人為的に清掃しなければなりません。
また、汚れが残っていると「ホットスポット」の原因にもなります。
ホットスポットとは、太陽光パネルの汚れやゴミ等の一部から、部分的に影を形成及び熱の発生を招く現象です。
太陽光パネルの一部が高温になり、熱の発生しているパネルを故障させちゃうよ(´;ω;`) |
故障の原因になる可能性もあるため、パネルの表面の影について注意する必要があります。
経年劣化
太陽光パネルは構造上屋外に設置しなければならないため、どうしても雨風などの影響を受けやすくなってしまいます。
例えば、経年劣化によって太陽光パネルの表面のガラスにヒビ(層間剥離)が入る事象です。
/ 層間剥離は、経年劣化によってパネル内部樹脂シートが剥がれてしまい、 \ |
また、パワーコンディショナーに雨水が入ったり、時間の経過とともに配線カバーが劣化したり切れてしまうことも故障に繋がります。
物の経年劣化は避けられません。太陽光パネルもそれは同じです。
専門業者に点検していただいたり、交換時期をあらかじめ聞いておくことも大切になってきます。
太陽光パネルの寿命をのばす方法はあるのか?
定期的なメンテナンスを行う
まず、メンテナンスの初歩として、太陽光パネルを目視でチェックすることです。
表面の汚れや落ち葉などの飛来物を放置すると、発電効率が落ち寿命も短くなってしまいます。
ただし、専門業者以外が住宅の屋根に上がり清掃するのは危険です。
/ 地上から屋根を見渡せない場合は、定期的に専門業者に見てもらおう! \ |
また、安易に雑巾などで水拭きをすることもオススメできません。
水道水のカルキ分で白い固形物が発生し、それが影となり、発電の邪魔をする原因になってしまうからです。
昨今のドローンを使用した太陽光パネル点検サービスはとてもオススメです。
適切な場所にパワーコンディショナー設置する
パワーコンディショナーは設置する位置により寿命が大きく変わります。
直射日光を受けず、風通しの良い場所に設置するようにしましょう。
直射日光の影響でパワコンの温度が上昇すると、変換効率が落ちてしまうだけでなく、電子基盤に負荷が掛かり、機器の寿命を縮めます。
直射日光を避けることができない場所に設置する場合は、日除けのひさしを取り付ける事でパワコンの温度が上昇するのを抑える事が出来ます。
また、湿気が多い場所は金属部品がすぐにサビてしまいますので、
パワコンはなるべく風通しの良い場所に設置しましょう。
発電モニターを定期的に確認する
発電量を随時モニタリングして、異常を早期に発見できるようにしておくことも重要です。
気象条件に問題がなくても、普段と比べて発電量が低下した場合は故障が疑われるので、専門業者に点検を依頼しましょう。
/ 自分で確認するよりプロに任せたいという場合は、モニタリングと定期点検を \ |
固定費用は発生しますが、専門会社が発電設備を常時モニタリングし、問題が発生した際にはアラートや電話で通知してくれます。
そのため、故障の被害を最小限に抑えてくれます。
まとめ
ここまで、太陽光パネルの寿命や長持ちさせる上で必要な知識を解説してきました。
太陽光パネルは放置してもそれなりの発電をする事が可能ですが、本来の能力を発揮して設備を有効に活用するためには、定期的なメンテナンスやモニタリングは欠かせません。
自家発電のメリットを最大限に受け、なおかつ太陽光パネルの寿命を縮めないように定期的なメンテナンスを心掛けて行きましょう。
サンフィールドでは、お客様の日々の暮らしに合わせた最適な太陽光パネルを提案するだけでなく、省エネ給湯設備のエコキュートや、
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