太陽光発電の設置にかかる費用とは?費用の内訳や費用を抑えるポイントを紹介!
投稿日 2022年6月29日 最終更新日 2024年11月26日
自然のエネルギーを利用して発電をする太陽光発電。
環境にやさしく、地球温暖化が問題視されている現代で注目の発電方法です。
そんな太陽光発電ですが、導入するにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は、太陽光発電システムを導入する際にかかる費用や設置費用の内訳、後悔した声、導入費用を抑えるポイント、その他の気になる疑問点について解説します。
また、サンフィールドでは、太陽光発電設備の設置にかかる費用の見積りを無料で承っています。
具体的な費用を知りたい方はぜひ下記よりご相談下さい。
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目次
太陽光発電の設置時にかかる費用
経済産業省のデータによると2022年度の1kWあたりに換算した価格は26.1万円/kWです。
一般家庭用としては3〜5kW程度が多いため、太陽光発電の設置にかかる費用は78.3万円〜130.5万円程度であると考えられます。
太陽光パネルの設置費用は、屋根の大きさ、設置するパネルの容量、屋根の種類によって変わります。
屋根の種類でいうと、「スレート・金属屋根 > 瓦屋根 > 陸屋根」といった風に金額が増減します。
太陽光発電における設置費用の内訳
太陽光発電の設置といっても、ソーラーパネルを屋根に載せるだけではありません。
ソーラーパネル
経済産業省によると、2022 年時点でソーラーパネルにかかる費用は1kWあたり14.5万円です。
ソーラーパネルは太陽の光で電気を作るために必要な設備です。
ただし、メーカーや屋根に載せる枚数によって金額が変わります。
パワーコンディショナー
経済産業省によると、2022 年時点でパワーコンディショナーにかかる費用は1kWあたり4.2万円です。
パワーコンディショナーとは、屋根で作った直流の電気をご家庭で使えるよう交流に変換する変換器です。
こちらは、屋内or屋外に設置するタイプ、接続箱が内蔵されているorされていないタイプ、蓄電池の充放電をコントロールする機能が内蔵されているorされていないタイプなど、その製品の性能によって金額が変わります。
架台
経済産業省によると、2022 年時点で架台にかかる費用は1kWあたり2.1万円です。
架台とは、ソーラーパネルを屋根に固定するために必要な設備です。
屋根の種類によって必要な架台の費用が変わります。
特に、瓦や陸屋根となると金額が高くなります。
発電モニター
発電モニターにかかる費用は6万円〜15万円程度です。
発電モニターとは、太陽光で発電した電気や、自宅で使用している電気がどのくらいかをひと目で見ることができる機器です。
モニタの上位版でHEMS(ホームエネルギーマネージメントシステム)といった、自宅のどの部分でどの位電気を使っているか細かくわかるものもあります。
参考:弊社調べ(2023年7月31日時点)
蓄電池
経済産業省によると、蓄電池にかかる費用は、2022 年時点で1kWhあたり13.9万円程度(5kWh未満の蓄電容量の場合)です。
蓄電池は太陽光で発電した電力を蓄える機能を持つ設備で、充電することで何度でも使用できます。
蓄電容量が大きくなれば大きくなるほど1kWhあたりの値段は低くなるのが一般的です。
蓄電容量が10kWh以上なら1kWhあたり10.3万円程度で設置ができます。
ただし、蓄電池の容量が多くなると設置費用は高くなるため、蓄電池の蓄電容量と工事費用のバランスを考えることが大切です。
蓄電システム価格の平均は11.7万円で、蓄電池の工事費用の平均は22.5万円なので、両方の平均を合算して考えると設置費用は34.2万円です。
参考:環境省 定置用蓄電システムの普及拡大策の検討 に向けた調査
工事費用
経済産業省によると、2022 年時点で工事費用にかかる費用は1kWあたり7.1万円です。
工事費用は、パネルの設置枚数や電気配線経路によって変わります。
また、パネル工事は高所での作業になるため足場の設置が必要となる場合もあり、その場合はその分費用が高くなります。
太陽光発電の設置後にかかる費用
太陽光発電は設置してしまえば終わり、ではありません。
ここからは設置後にかかる費用の内容を紹介します。
メンテナンス費用
経済産業省によると、2022 年時点でメンテナンスにかかる費用は1回あたり約 3.5万円程度です。
定期的にソーラーパネルが割れたりしていないか、発電が行われているかなどの点検を行う必要があり、その際にメンテナンスの費用がかかります。
撤去費用
経済産業省によると、太陽光発電設備の撤去にかかる費用は事業者によって異なりますが下記の通りです。
参考:経済産業省資源エネルギー庁 太陽光発電設備の廃棄等費⽤積⽴制度について
2022年に再エネ特措法が改正されたことで10kW以上の太陽光発電設備は撤去費用の積立てが義務化されました。
積立金の基準額は年度により異なり、2012年〜2021年までで0.52〜1.62円/kWhです。
太陽光発電自体は半永久的に発電することができますが、引っ越しや建て替えの際には撤去費用や再設置費用がかかることもあります。
太陽光発電の設置費を抑えるポイント
決して安い金額ではないので、太陽光発電を設置する際の費用は少しでも抑えたいですよね。
そのためには、いくつかのポイントを抑えておく必要があります。
ローンを利用する
太陽光発電を設置するのに、ローンを組めることがあります。
設備の耐久性が高いことから10年~15年の長期で、低金利のローンを使用することが出来ます。
補助金を利用する
お住まいの自治体に補助金制度がある場合があります。
知らないともらえるはずの補助金がもらえなくなるので、あらかじめお住まいの地域の補助金について調べておく必要があります。
複数の見積もりを取る
太陽光発電の設置費用は安ければ安いほど良いというわけではありません。
何社か見積をとって比較をし、信頼のできる業者へ依頼をしましょう。
太陽光発電はやめたほうがいいのは本当?後悔した声やデメリットを解説
太陽光発電を設置する前に、自分自身が住んでいる地域の特徴などを把握することに加えて、実際に太陽光発電を設置して後悔した声やデメリットについても、あらかじめ把握しておくことが大切です。
それぞれの内容について紹介するので、これから太陽光発電を設置しようと考えている方は参考にしてみてください。
後悔した声
日照率や高さ制限を確認すべき
それぞれの地区には用途地域の高さ制限が定められているため、太陽光発電を導入する前には居住地域のルールを調べる必要があります。
日照率は季節、天気、地形などさまざまな条件で変化するので、導入前にシミュレーションしてみましょう。
太陽光発電システムを設置しなかったことに後悔している
最近の電気料金の値上がりを受けて、太陽光発電システムを設置しなかったことを後悔している声も上がっています。
光熱費の節約につながる太陽光発電システムは、元をとった後がさらにお得になりますので、新築時やリノベーション時だけでなく、思い立ったら導入を検討してみるほうがいいでしょう。
デメリット
太陽光発電のデメリットとしては、以下が挙げられます。
・曇りや雨の日は発電量が少ない
・売電価格が減少傾向になっている
・初期費用がかかる
・反射光で近隣に悪影響を与える可能性がある
それぞれの内容について紹介するので、デメリットについても把握してから太陽光発電の設置を検討してみてください
曇りや雨の日は発電量が少ない
太陽光発電は天気で発電量が大きく左右されるため、曇りや雨の日は発電量が少なくなる傾向にあります。
他にも冬などの日照時間が短い季節も発電量は少なくなるので、天気に影響されても家庭内の電力を十分に保てるかを事前にシミュレーションしておきましょう。
注意点としては、発電量が低くなってしまう時期があることを理解して、あくまでも発電効率が低下している状態を条件に入れて考えましょう。
売電価格が減少傾向になっている
売電価格が減少傾向になっているので太陽光発電で利益を出すのは難しく、あくまでも普段使用する電力を賄う程度しか効果がないかもしれません。
少し前までは売電して利益を得ている家庭や法人もありましたが、売電で稼ぐよりも家庭内や会社内で電力消費をするのが現在では一般的です。
初期費用がかかる
太陽光発電を設置するには初期費用がかかるため、まとまったお金を最初に用意しなければいけません。
設置する太陽光パネルの枚数や固定方法でも費用は変わるので、最初にどれくらいの初期費用がかかるかを確認することが重要です。
また、設置した後にも定期的なメンテナンス費用も発生することから、予想よりも最終的な費用が高くなることがあります。
初期費用はかかりますが月々の光熱費を安く抑えることができるため、長期的に見ると初期費用を回収することができます。
また、公募している補助金も多いため、条件に合い補助金を利用できれば初期費用を大幅に抑えることができます。
反射光で近隣に悪影響を与える可能性がある
太陽光パネルに太陽光が当たることで発電ができますが、太陽光が反射して近隣に悪影響を与えてしまう可能性が考えられます。
自分たちは反射した太陽光をあまり見ないので気づきにくいですが、近隣住民は太陽光の反射で建物内部の温度が高くなったり、日差しが眩しくてカーテンを開けられなくなったりするケースは少なくありません。
反射光で起こる問題を未然に防ぐためにも事前にシミュレーションをしておきましょう。
太陽光発電で気になる疑問点
太陽光発電で気になる疑問点としては設置費用を無料にできる方法があるか、太陽光発電システムを設置したとして何年で元が取れるかが挙げられます。
それぞれの内容について解説するので、気になっている方は参考にしてみてください。
設置費用を無料にできる方法がある?
PPAモデルと呼ばれる仕組みを活用することで初期費用を無料にすることができます。
PPAとは「Power Purchase Agreement」の略語で、PPA事業者と呼ばれる太陽光発電設備を所有している企業から無料で借りることができる契約形態です。
ただし無料で設置できる反面、発電した電気はPPA事業者から購入する必要があります。
PPA事業者から購入はしますが、再エネ賦課金がかからないため電気料金は安く購入することができます。
再エネ賦課金とは、電気を使用する国民全員が負担している料金で、通常の電気料金に含まれます。
さらにメンテナンス費用もかからないため、場所の提供だけで電気料金を安く抑えることができます。
何年で元が取れる?
太陽光発電を導入してから何年で元が取れるかは、設置した太陽光発電システムや住んでいる地域によって異なります。
そのため、例え同じ太陽光発電システムを導入しても一年間を通しての日照時間などを考慮すると一概に何年と断定することはできません。
住宅用の太陽光発電システム費用は減少傾向にあり初期費用も以前より下がっていますので、補助金なども活用できると、元が取れるのにかかる年数もより短くできるでしょう。
太陽光発電を設置してみよう
株式会社サンフィールドでは、実際に導入を検討されているご家庭にお伺いして、月々の電気代やご家庭のライフスタイルをヒアリングし、ニーズに合わせたご家庭にとって最適な太陽光発電システムをご提案しています。
各メーカーの豊富な施工実績や、導入後の充実したアフターサービスもあり、太陽光発電システムを長く、安心してお使いいただける体制も整っております。
少しでも太陽光発電システムの導入にご興味があるご家庭はお気軽にサンフィールドまでお問合せ下さい。
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