太陽光パネルが故障したかも/発電しない原因、寿命や費用を解説
投稿日 2024年9月2日 最終更新日 2024年11月26日
「太陽光発電設備を導入してからしばらくは想定通り発電できていたけど、最近、どうやら発電量が減った気がする。もしかして故障かな。」
と不安になっている方いらっしゃいませんか?
エアコンを多用するこの暑い夏にこそ、ガンガン発電して電気代を節約しながら快適に過ごしたいですよね。
今回は、太陽光発電が故障する(不具合を起こす)原因やその対処法、費用について実例に触れながら説明していきます。
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目次
【事例付】太陽光パネルが故障したかも。発電しない原因を解説
太陽光パネルは設計上頑丈に作られています。また、配線ケーブルも断線防止のため太く作られています。
そのため弊社への故障の問い合わせ自体は、かなり少数です。
しかし、太陽光パネルは1枚でも故障・低効率となってしまうと連結している全てのパネルに影響します。
ここでは、太陽光パネルの故障原因や低効率となってしまうケースについて紹介していきます。
製品自体の不備
いわゆる初期不良は、太陽光発電設備にももちろんありえます。
ただし、設置時に判明することがほとんどで、メーカーあるいは専門業者に依頼すれば交換を手配してもらえます。
パネルが割れている、機器が動かない、効率が著しく低い、などと初期不良にも
パターンはさまざまです。工事時に初期不良がないか必ず確認しましょう。
業者による施工不良
太陽光パネルと屋根を固定する”架台”を設置した際の施工ミスで、屋根から漏水するケースがあります。
中には雑で粗悪な工事を行う悪徳施工業者もいます。困った時に問い合わせても連絡が取れないことも…。
また、施工不良で破損・故障した機器に関しては、メーカー保証の対象外となり、実費で修理となるケースもあります。
トラブルに巻き込まれないために、施工業者選びは慎重に行うことが必要です。
安さだけを重視するのではなく、口コミなどを確認したうえで納得して施工を依頼しましょう。
経年劣化・鳥類による被害
外に設置する機器なので当然、砂・埃・花粉や鳥のフン等の汚れの付着、鳥類の鉤爪によるキズや鳥の投石によるひび割れ等が起こります。
その付着した汚れやキズが太陽光にあたり、変色することによって発電を妨げます。
また、パネルの外側を保護するガラス面が風化することで曇ってしまうことでも発電効率は落ちてしまいます。
設置する地域によっては、鳥害対策などが必要となる場合もあるでしょう。
台風や地震などの自然災害
台風や地震等の自然災害が原因で故障することも想定できます。
台風や大雨では、断線や落雷、飛来物の衝突で故障する可能性が、
地震では、太陽光パネルの落下、家屋の倒壊などで破損する可能性があります。
自然災害は予期できず、かつ応急的な対処も不可能です。
もしもの時のために、メーカーの自然災害補償や、ご自宅の火災・地震保険に加入することをおすすめします。
パワーコンディショナの故障
パワーコンディショナとは、太陽光パネルで創出した直列電流(DC)を家庭内で利用可能な交流電流(AC)へと変換する装置です。
この装置が故障すると、リモコンに情報が表示されなくなるだけの場合もあれば、せっかく発電した電気が利用できなくなる場合もあります。
ここでは故障・不具合について紹介します。
一次的な不具合・エラー
停電時・落雷時には、安全の為にブレーカーが落ちるので、パワーコンディショナは守られます。
電流の変換等に一時的な不具合が生じることがありますが、パワーコンディショナ本体の電源を再起動することで改善するケースもあります。
経年劣化・寿命
パワーコンディショナ装置内の部品には消耗品がいくつか使われています。
この部品の経年劣化により、不具合を引き起こす原因になります。
断線
ケーブルは太く頑丈に設計されているため殆ど断線しませんが、
住宅によっては、天井裏や床下にケーブルを通す場合があります。
その場合、虫やネズミ等外的要因によって断線し、屋内のリモコンや発電設備自体に影響を及ぼすことがあります。
太陽光発電設備の故障をそのまま放置するとどうなる?
故障・不具合の状態を放置することで、軽微な影響から大きな損失を引き起こす可能性まであります。
必ず原因究明を行い、影響を特定しましょう。
そのうえで修理・交換等の対応をするか、そのまま使い続けるかを検討しましょう。
太陽光パネル
ほとんどが汚れや経年劣化による低効率化です。
汚れの場合は、掃除やメンテナンスをすることで改善する事があります。
パワーコンディショナ
パネルと違い慢性的な影響ではなく即影響が出ます。放置は危険ですので必ず対処しましょう。
発電した電力を変換し利用できないと、非常時にも電気の使用が出来なくなるので、すぐに対処しましょう。
太陽光パネルの故障を修理するのにかかる費用や寿命
太陽光発電設備が破損・故障した場合、メーカー保証や施工保障期間内であればもちろん無償で交換・修理対応してもらえます。
しかし保証期間外の場合、修理にいくらかかるのか心配に思う方も少なくありません。
機種や容量、機能等にもよりますが、以下の表で相場をご紹介します。
買替の相場 | 修理の相場 | 寿命 | |
太陽光パネル | 容量によるが 20~50万円 程 | パネル1枚につき 7万円 程 | 20~30年 |
パワーコンディショナ | 20~30万円 程 | 部品交換:5~10万円 程 修理:3~10万円 程 | 10~15年 |
特に交換の場合、導入時と同額払う必要がないのは安心ですね。
太陽光パネルの故障を発見する方法
パワーコンディショナ本体の表示やリモコンの表示で故障を発見することができます。
停電の場合であれば、パワーコンディショナ本体の再起動で復旧しますが、復旧しない場合は断線の可能性があるため、
すぐに販売業者・設置業者に問い合わせましょう。
発電量が低下していないか確認する
断線や破損がない限りは、どれだけ汚れていても悪天候でも日照時間中であれば、発電量は0にはなりません。
発電量を確認し、発電量が0になっていないか(故障していないか)日々確認しましょう。
確認の結果、大きな汚れや破損を早期発見できれば、対処も即座に行えます。
参考:Panasonic | よくある質問 【太陽光パワコン】発電状況は確認できますか。
定期的なメンテナンスを依頼する
メンテナンスでは、以下を確認し必要に応じて対処します。
目視
汚れ、錆び、破損等、目視で異常がないか確認。
測定・点検
計器を用いて、漏電がないか、ボルトの緩みがないか確認。
上記のメンテナンスは、一般家庭で気軽にできるものではありません。
屋根上での作業が必要になり転落や感電の危険があります。
掃除・洗浄・メンテナンスは、必ず業者に依頼しましょう。
太陽光パネルが故障した時の対処法2選
ここからは、太陽光パネルが故障した際の対処法についてご紹介します。
弊社で工事されたお客様は、不具合や故障時、お気軽に弊社にお問い合わせください。
原因特定から修理・交換対応まで、可能な限り迅速にご対応させていただきます。
メーカーに依頼する
メーカー保証期間内であれば、無償で修理・交換を依頼することができます。
保証期間外であっても、程度によって有償になりますが、修理・交換を依頼できます。
専門業者に依頼する
不具合の際、パネル側の故障か、パワーコンディショナ側の故障かをご家庭で特定することは難しいです。
通電装置であるため、不用意に触れることで事故や怪我に繋がる危険もあります。
安全のためにも、まずは専門家に相談しましょう。
まとめ
本記事では、太陽光発電設備の不具合・故障の原因になりうる要素とその対策、故障を放置することの危険性などについて説明しました。
発電量の低下や、設備の不具合に備えたい方は、低効率化・故障の予防対策をしましょう。
サンフィールドでは、太陽光発電や蓄電池をはじめとした環境にやさしい設備機器を数多く取り扱っています。
豊富な経験と知識で、工事後のアフターフォローも充実しております。
昨今の光熱費の高騰に悩まれている方や、設備の修理・交換を考えている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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サンフィールドでは、お客様の代わりに補助金申請の代行を行っており、手間なくスムーズに補助金を利用できます。
また、どのメーカーの製品のお見積りにも対応できるので、各メーカーの価格比較も簡単に行うことができます。
現在、まだご検討中の場合も、なるべく安く導入したいと
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