太陽光発電の訪問販売のセールスが多いのはなぜ?

太陽光発電の訪問販売・セールスが多いのはなぜ?断り方を解説

投稿日 2024年4月24日 最終更新日 2024年4月24日

太陽光発電の訪問販売が来た時、どのような対応をすれば良いかお困りではないでしょうか?

興味はあるけど話を聞いても大丈夫?

しつこい勧誘はどう断ればいいの?

今回は、このような方へ向けて、悪質な場合の判断方法や断り方を解説します。

良し悪しを見分けて、メリットは活用しましょう。

しつこい訪問販売で困ったことがある方は必見です!

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太陽光発電の訪問販売・セールスが多いのはなぜ?

近年訪問販売業者の数は増えてきており、屋根が大きい家、日当たりが良い家などの太陽光発電を設置するうえで条件の良いお宅ほど度々訪問されてうんざりされている方もいるかもしれません。

時代背景などの変化により、太陽光発電システムの需要が増え続けていることが一つの要因と言えます。

需要が増え続けている理由を具体的に、3つの理由を解説していきます。

電気代の値上げ

一つ目は、電気代の値上げです。

燃料費の高騰により、どのご家庭でも以前に比べて電気代が高くなったと感じていることと思います。

3月28日の日本経済新聞に、5月の電気代が全社で441円~579円値上げするとの記事がありました。

現時点でも、あるご家庭では、1か月に5万円以上かかったというケースもあり、電気代の削減は優先度が高くなってきています。

参考:日本経済新聞3月28日記事

災害時の対策

二つ目は、地震や台風などの災害時に備えたい方が増えているということです。

2011年3月の東日本大震災以降、防災意識が高まりを見せているなかで、南海トラフ地震に不安を持っている方も少なくありません。

実際、太陽光発電を導入することで、停電時でも太陽が出ている時間帯は電気が使えるようになるなどの災害対策に繋がります。

電気は私たちにとって欠かせないライフラインになっている現代で、停電時でも電気を使いたい、少しでも安心したいという要望が増えています。

政府や自治体による推奨

三つめは、政府や自治体がカーボンニュートラルに向けた取り組みとして太陽光発電の導入を推進していることです。

初期導入費用が高額な太陽光発電システムですが、国や地方自治体で補助金事業も行われています。

そのため、太陽光発電システムが普及し始めた頃よりも導入するまでのハードルは低くなっています。

また、受給条件に製品価格の上限を設けている補助事業も少なくありません。

伴って製品自体も価格が安定してきており、太陽光発電システムを導入したいと考えていた消費者にとっては嬉しい傾向にあります。

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太陽光発電の訪問販売で契約しないほうがいい4つの理由とは?

ここからは、太陽光発電システムを訪問販売で契約しない方が良いと言われる理由を4つ解説していきます。

価格相場より高額で販売される

一つ目は、価格相場よりも高額で販売される場合です。

前述している通り、太陽光発電システムの製品価格は安定傾向にあります。

そのような中で、一部の訪問販売業者は高額で販売していることがあるようです。

価格相場を事前に調べておくことで、いわゆる「ぼったくり」の被害にあわずに済みます。

製品の性能や屋根、家によって多少前後することはありますが、ひとつの目安にしておくと良いでしょう。

参考:令和5年度以降の調達価格等に関する意見

見積もりの質・契約内容が悪い

二つ目は、見積の内容や契約内容が不明確であることが挙げられます。

太陽光発電設備は、主に

・商品代(太陽光モジュール・パワーコンディショナー・ケーブル 他部材)

・工事代(運搬費用・電気工事代・設置工事代)

・保証料(機器保証・自然災害補償)

などで構成されています。

工事請負契約書内に記載ができないものは、別途見積書に記載をします。

正規の訪問販売業者であれば、上記の内容が守られています。

一方で悪質な業者の場合、見積書を渡さないケースや、工事請負契約書の内容がはっきりと記載していない場合があります。

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アフターサービスの対応がない

三つめは、アフターサービスの対応がないことです。

アフターサービスは、定期的な点検や故障の際の対応などを指します。

悪質な業者の場合、定期点検を申し出ても断られる、保証申請がきちんと届けられていない、最悪の場合、連絡がとれなくなる、などのケースもあります。

契約の前にアフターサービスの説明があるか、保証内容の説明があるか、確認を行いましょう。

また、会社にお客様専用窓口などが設置されているかもポイントです。

トークが多く名刺や資料などの配布がされない

悪徳業者に多いケースで、名刺や資料の配布がされず、名刺やカタログ、見積書などの資料を持ち帰ることがあります。

持ち帰る業者は、会社の素性を知られたくないのです。

話を聞く場合は、名刺の配布があるか確認しましょう。

出してこない場合は、名刺をくださいと伝えてみてください。

また、資料なども持ち帰ろうとするような場合は、資料が欲しいと伝えましょう。

優良な販売業者であれば、必ずおいて帰ります。

こういったポイントを理解しておけば安心です。

太陽光発電の訪問販売の手口とは?実際の体験談を紹介

ここからは、悪質な訪問販売業者の手口を、実際の体験談からご紹介します。

モニターのため初期費用が無料という案内をする

“太陽光の訪問販売に引っかかる私、夫氏にギッタギタにされる。

「モニターで初期費用無料でいいって…」「売電価格下がりすぎ。重量あるから屋根のメンテが早くなる。住宅保険が高額になる。トータルで考えると電気代払った方がいい。そもそも訪問販売は詐欺紛いしかないって言うのが基本。絶対ダメ」”

こちらは、「モニターのため初期費用が無料になります」と案内をする手口です。

太陽光発電システムは、初期費用が高いことが周知の事実です。

仮に、モニターで設置をする場合でも、実際は何かにつけて費用を請求されることでしょう。

無料で設置するという、うたい文句は信用しない方が良いです。

引用:X(旧Twitter)穂のさん

近隣で設置工事をするのでその挨拶だと言い訪問する

“在宅勤務中に初の太陽光の訪問販売きましたー。。。

「近くで設置工事するので挨拶にきました!ついでに太陽光のイメージきかせてください」

という出だしだったんで最初わからんかったわ。。。

しかし9.9kW積んでる我が家のどこを見て太陽光売り込めると思ったんだろうか。。。”

太陽光発電の設置工事をする際には、実際に近隣住民への挨拶を行う業者が多いです。

これは、太陽光パネルの搬入や工事の際の音に配慮する意図があります。

しかし、場合によっては、工事が入っていないにもかかわらず、こういった手口で訪問してくる業者も一部いるようです。

工事前の挨拶は、あくまでも挨拶に留まるという事を理解しておきましょう。

引用:X(旧Twitter)KTさん

太陽光発電の訪問販売と契約してもいいのか?

太陽光発電の訪問販売業者と契約することが、必ずしもダメというわけではありません。

前述してきた通り、嘘などなく、信頼できるかどうかが判断材料になります。

ここからは、信頼できる会社の見分け方を解説していきます。

屋根の形状や劣化状況を点検・説明してくれる

一つ目は、屋根の形状や劣化状況を点検し、説明をしてくれるかという事です。

前述の口コミでもあった通り、状態次第では補修が必要な屋根や、場合によっては設置しない方が良いケースも存在します。

家ごとに屋根の状態や形状が異なるため、必ず説明があります。

電気工事士などの資格を保有している

二つ目は、設置工事に携わる作業員が資格の保有をしていることです。

電気工事士などの資格は当然のことですが、太陽光発電システムを設置する場合は、メーカーごとに必要な施工IDという資格が存在します。

保証申請を行う際も施工IDがあるかどうか、施工基準に則った工事が行われたかを判断されます。

保証期間やアフターサービスがある

三つめは、保証期間やアフターサービスがあることです。

長期間使用していく太陽光発電にとって、保証期間はとても重要です。

設置してすぐに保証を使用することは少ないのですが、初期不良などで故障が起こることも稀にあります。

また、避けられないケースとして、災害によって破損することも考えられます。

このような場合に、すぐに対応できる体制が整っていることが大切です。

飛び込みではなく事前に電話などで知らせてくれる

最後は、飛び込みではなく事前に電話などで訪問の意図を知らせてくれるという事です。

飛び込み営業のすべてが悪!というわけではありませんが、訪問者側の都合に合わせた訪問をする業者の方が、信頼性は高いです。

また、一人で話を聞くのが不安という方も少なくありません。

電話で知らせてくる業者の方が不安を抱かせないような配慮をしていると言えます。

太陽光発電の訪問販売がしつこいときの断り方は?

ここからは、突然やって来た太陽光発電の訪問販売がしつこいとき、どうやって断ればすぐに帰ってくれるのか解説していきます。

太陽光発電に関連する知識に詳しいことを伝える

どう断っても帰ってくれない場合、太陽光発電に関連する知識に詳しいと伝えてみましょう。

浅い知識のままやってきた悪質業者には有効な手段です。

自分のこととして伝えるのが不安な場合は、家族が太陽光発電の業者だと伝えるのも良いかもしれません。

すでに契約していると伝える

どう断っても帰ってくれない場合の断り方、二つ目は、「すでに契約している」と伝えることです。

それでも食い下がってくる業者もいるかもしれません。

その場合は、工事の予定日も数日中に決まっていると伝えてみましょう。

もしも契約してしまった場合はクーリングオフを実施する

ここまでは、悪質業者の見分け方と、断り方について解説してきました。

ここからはクーリングオフについて解説していきます。

クーリングオフ制度とは

“訪問販売や電話勧誘で商品・サービスの契約をした場合、購入の申し込みや、契約した日

(書面を受け取った日)を含めて8日以内であれば、無条件で申し込みの撤回や契約の解除が可能となる制度です。

引用:総務省消防庁「クーリングオフ制度とは」

クーリングオフを申し出た際には、無条件で解約ができることが定められています。

違約金が発生することは一切ありません。

そういった悪質なケースの場合は、すぐに消費生活センターへ報告を行いましょう。

まとめ

今回の記事では、太陽光発電の訪問販売・セールスが多い理由、訪問販売で契約しないほうがいい4つの理由、手口と実際の体験談、訪問販売で契約してもいいのか、しつこいときの断り方、もしも契約してしまった場合について解説しました。
 
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