オール電化は停電や災害に弱い?

オール電化は停電や災害に弱い?対処法や備えておくものなど解説

投稿日 2024年4月22日 最終更新日 2024年9月25日

最近、地震などの災害が増えてきています。

電気やガス、水道などのライフラインが止まったらどうしよう、と不安に感じている方も少なくないと思います。

もし、オール電化の住宅で、停電や災害で電気が止まった時どうなるのでしょうか。

今回は、対処方法や備えておくと良いものを解説します。

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オール電化が停電や災害に弱いと思われている理由

オール電化は、電気を動力源としているため、停電には弱いと言えます。

しかし、災害の影響で電気、水道、ガス、の供給が止まってしまった場合、これらの中で復旧が最も早いのが電気です。

復旧の速さで考えると、オール電化のお宅であれば、ガスを導入しているお宅よりも災害には強いと言えます。

また、災害に強いという点では、ガスや水道が使えない状況であってもエコキュートを導入している場合は、非常用水栓の活用で、温水や生活用水の確保ができます。

災害に備えた機能の工夫が多い点も、オール電化の良いところです。

オール電化で停電すると起こる3つこと

では、オール電化で停電すると、どうなるのでしょうか?

あらかじめ把握しておくことで事前に停電対策ができます。

IHコンロや家電などの使用ができなくなる

当然のことですが、停電すると、IHクッキングヒーターや家電製品などは使用ができません。

停電が数日間続くような災害に備えて、調理用のカセットコンロやガスボンベを用意しておくと良いです。

また、普段からIHクッキングヒーター専用の調理器具を使用している場合は、IH以外の熱源にも対応しているか、確認をしておくと安心です。

タンク内の貯蓄場がなくなるとお湯・水が出ない

前述した通り、エコキュートを使用している場合は、タンクに溜まっているお湯を非常用水栓から取り出して使用することができます。

また、お風呂の湯はりなどはできませんが、シャワーは使用することもできます。

ただし、災害時、水の確保は重要です。

普段通りに使用してしまうとタンクの中に溜まっているお湯が空になり使用できなくなります。

停電が数日間続くような場合は、必要に応じて使用することをおすすめします。

最近では、緊急の警報などが発令された際に、エコキュートが自動でタンクを満タンにする機能を備えた機種なども販売されています。

ご自身がお使いのエコキュートがどのくらいの容量で、どのような機能が使用できるのか把握しておくことも重要です。

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種類によりトイレの使用ができなくなる

一部のトイレは、停電時使用することができません。

洗浄レバーが付いているタイプのトイレは水が流せますが、

タンクレストイレと呼ばれる種類のトイレの一部では、水の供給に電磁弁を利用しているため、停電すると水が供給できなくなってしまいます。

ただし、各メーカーそれぞれに停電時でも手動で便器清浄ができるよう、対策が取られていることが多いです。

一例を挙げると、TOTO製ネオレストの場合は、停電時でも便器洗浄、便ふた・便座の開閉は可能です。

ハンドルレバーの有無や、電池ボックスの有無など、機種によって緊急時の使い方は異なります。

お使いの製品の操作方法を確認しておきましょう。

参考:TOTO 緊急時の対応とサポート

オール電化で停電したときにすべきこと・備えておくこと

ここからは、オール電化で停電したときにすべきことや備えておくことを6つご紹介します。

ブレーカーが落ちているだけなのかを確認する

停電かな?と思ったらまず確認すべきことは、自宅のブレーカーと近隣の停電状況です。

近隣が停電していない場合は、自宅のブレーカーが落ちていることが原因ため、ブレーカーが落ちた原因を特定して対応する必要があります。

近隣も停電している場合は、復旧されるのを待ちましょう。

復旧するまで数分から数日程度かかる可能性があります。

電気製品をコンセントから抜く

停電していることが判明した場合、火災の発生を防ぐために電化製品のプラグはコンセントから抜いておきましょう。

プラグをコンセントにさしたままにしておくと、電気が復旧する際に、急な通電が原因で出火する恐れがあります。

停電の恐れがある場合は水を貯めておく

停電の影響で、水を各家庭に供給するためのポンプが動かなくなってしまうと断水することもあります。

停電しただけだからと思わずに、水を貯めておくようにしましょう。

台風や雷注意報などの情報が前もってあった場合は、備えておくと安心です。

携帯を省エネモードにする

災害時には、情報収集や連絡手段として携帯やスマートフォンも重要なアイテムの一つです。

バッテリーをできるだけ長持ちさせるために、省エネモードに設定を変更しましょう。

また、モバイルバッテリーなども日頃から備えておくと良いです。

停電が長引きそうな場合は、機内モードなどを活用して電池の消費を抑えることもできます。

例えば、携帯やスマートフォンがあれば、災害伝言板やSNSの安否確認サービスも活用しながらご家族や知人の安否確認ができます。

防災グッズや食料を確保しておく

停電が起こった場合、防災グッズや食料の確保も必要です。

ろうそくや懐中電灯、カセットコンロは、停電が起きても使用できます。

停電中の夜間は真っ暗になるため、住み慣れた家の中でも転倒してケガをしたりする恐れがあります。

手の届く範囲や、取り出しやすい場所に備えておくようにしましょう。

念のため石油ストーブを用意しておく

寒い地域や時期によっては暖をとることが重要になります。

冬は身体が冷えやすいため、低体温症のリスクが高まります。

過去の災害では、低体温症により命を落とした方も少なくありません。

寒さが厳しい地域でなくても、念のため石油ストーブを用意しておきましょう。

オール電化の停電時に備えておくといい設備

オール電化の場合、備え方次第では普段と変わらない生活に近い状況で停電時も過ごすことができます。

費用はかかっても、もしものために備えておきたい!という方向けに、備えておくといい設備をご紹介します。

太陽光発電で自家発電できるようにする

まずは、太陽光発電です。

太陽光発電とは太陽光パネルで電気を作り、家庭で使用したり、電力会社へ売電したりするシステムのことです。

太陽光発電を導入すると、停電時も太陽が出ている間はパワーコンディショナの専用コンセントで電気を使用することができます。

ただし、使用できるワット数に制限があるため、電子レンジやドライヤーなどの消費電力が大きい家電を同時に使うと上限を超えてしまうため、注意が必要です。

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蓄電池で電気を貯めておく

太陽光発電だけではカバーできない夜間も電気を使うことができるようになる方法が、蓄電池を導入することです。

蓄電池は、昼間に太陽光でつくった電気や、夜の電気代が安い時間帯に電気を貯める仕組みになっています。

大まかに分けて、宅内の一部で電気が使用できるものと、家中の電気が使用できるものに分けられますが、使用できる電力量や範囲は、蓄電池の容量や機能によって異なります。

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ポータブル電源を用意しておく

ポータブル電源とは、モバイルバッテリーのようなもので、ACコンセントが使用できます。

出力が高いものであれば、小型のIH調理器、冷蔵庫、パソコンなども使用ができる優れものです。

別売りのソーラーパネルと組み合わせて使うと、停電が長期間続いても安心です。

災害時だけでなく、アウトドアやキャンプがお好きな方には活躍の場は広いでしょう。

エコキュートを導入しておく

停電時にエコキュートを導入しておくと良いことは、主に生活用水の確保が容易なことと、温水が確保できることです。

エコキュートのタンクには、災害時に水を取り出すことができる非常用取水栓が搭載されています。

1日あたり、1人10Lの生活用水が必要になると言われているため、460Lのエコキュートを導入している4人家族のお宅の場合10日間の生活用水の確保が可能です。

飲料水に比べて生活用水の確保は、場所の確保や貯めておくタイミングなども判断が難しい場合が多いです。

オール電化の場合はエコキュートの導入をすることで、電気代もお得になり、生活用水の確保も同時にできるため、おすすめです。

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自家用車に電気自動車を採用する

電気自動車は、災害時に非常用電源として活躍することをご存知でしょうか?

使い方を知らなかった、という方も少なくありませんが、電気自動車は、車内のコンセントか、V2Hシステムを別途導入することで電気を使うことができます。

電気自動車に搭載されているバッテリーは、非常に容量が大きいため、冷蔵庫や、小型蓄電池への充電も可能です。

自家用車の買い替えを検討される場合は、災害時に備えて電気自動車にしてみるのも良いかもしれません。

参考:資源エネルギー庁HP「災害時には電動車が命綱に!?xEVの非常用電源としての活用法」

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まとめ

オール電化が停電や災害に弱いと思われている理由、オール電化で停電すると起こる3つこと、オール電化で停電したときにすべきこと・備えておくこと、オール電化の停電時に備えておくといい設備について解説しました。
 
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