サンフィールド 家庭用蓄電池の容量はどれくらいが最適? 計算方法や容量の決め方を解説!

家庭用蓄電池の容量はどれくらいが最適?計算方法や容量の決め方を解説!

投稿日 2022年6月30日 最終更新日 2024年9月25日

蓄電池を導入することで電気をため、必要なときに電気を供給することができます。

もしもの時にも活躍する蓄電池ですが、ご家庭に合った容量のものを選ばないと損をしてしまう場合があります。

そこで今回は、蓄電池を選ぶ際に必要な知識と、家庭に最適な蓄電池の決め方を解説します。

お悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。

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蓄電池の容量を選ぶ前に知るべきこと

まずは、蓄電池を選ぶ際に知っておくべき知識を紹介します。

蓄電池について

蓄電池とは、電気を蓄えることができる電池です。

蓄電池を利用することで、夜間の安い料金プランに変更し電気代を安く抑えたり、停電などの非常時に電気を使用できたりとさまざまなメリットを得られます。

種類など蓄電池について詳細に知りたい方は下記をご参考ください。

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kWhとkWの違い

kWh(キロワットアワー)

1時間あたりの電力量を表す単位で、蓄電池の場合は1時間あたりにどれくらい電気を充放電できるかという使用量を表します。

kW(キロワット)・W(ワット)

瞬間に使われる電気量を表す単位です。
蛇口から出る水の流れに例えると、kWは水流の大きさ、kWhは1時間で蛇口からどのくらいの水が出たのか、の違いとなります。

Ahと蓄電池について

蓄電池を安全・安心に運用するためにはAhについて理解しておきたいものです。

それぞれの内容について解説していきますので、気になる方は参考にしてみてください。

Ahとは

Ah(アンペアパワー)は、流れた電力量を表す単位です。

一般的に蓄電池のバッテリー容量を表すときに使用し、電流と時間を基に計算されます。

例えば、20Ahの場合、1A(アンペア)の電流が20時間流れることを指します。

また、2A(アンペア)の電流を10時間流す場合も同様に20Ahとなります。

蓄電池を購入する際には非常時にも使用するのを想定しておき、必要な容量を計算するようにしましょう。

4800Ah・セル以上の蓄電池は設置できない?

4800Ah・セル以上の蓄電池の設置自体は認められていますが、設置するためには消防署の許可などが必要です。

許可なしで勝手に設置すると消防法に抵触するため、法律違反として罰せられる可能性も考えられます。

申請手続きは複雑で、届出書のほか、配置図や消防用設備の関係図書なども必要となりますので、ハードルが高いといえます。

【最大の容量は?】蓄電池の出力

蓄電池の容量が、最大で1MWhといったような事例もあります。

ただし、消防法では一定の容量から規制があるため注意が必要です。

リチウムイオン蓄電池に関しては17.76 kWhから届出が必要になります。

参考:総務省 「蓄電池設備のリスクに応じた防火安全対策検討部会報告書」の公表

定格容量

蓄電池にためることのできる容量を表した数値です。

前述したkWh(キロワットアワー)で表記されることが多く、蓄電池を選ぶ際の指標になります。

実効容量

蓄電池が実際に使うことのできる容量を表した数値です。

定格容量と実効容量に差があることを疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

メーカーによっては、蓄電池の残量が0%になってしまうと復旧できなくなる蓄電池もあります。

そういったことを防ぐために、必ず少しだけ電気をためておくような仕組みにしているのです。なので、定格容量と実効容量に差が生じるのです。

蓄電池を容量で選ぶ前に準備すること

ここからは、容量を基準に蓄電池を選ぶ前に準備しておいた方がよいことについて解説していきます。

事前に電力量を計算しておく

事前に蓄電池に必要な電力量を計算し把握しておくことで、適切に蓄電池を選ぶことができます。

各家電の電力量を計算するための詳しい計算方法は、後ほど解説します。

蓄電池の容量が、大きければ大きいほどたくさんの電気をためることができますが、その分導入コストがかかります。

また、蓄電池の容量に適した使い方ができていなければ、せっかく導入したのに電気や導入コストが無駄になってしまいます。

家庭で使用している電気量を計算し、最適な蓄電池を選びましょう。

災害時を想定しておく

災害時を想定しておくことで、想定外の事態に対応することができます。

近年、台風などの災害によって大規模な停電が多く報道されています。

そこで、停電時に活躍するのが蓄電池です。

蓄電池には、家全体で電気を使用できる全負荷タイプ、家の一部のみで電気が使用できる特定負荷タイプの2種類があります。

もちろん、停電時でも家全体で電気を使用できるに越したことはありませんが、特定負荷タイプよりも全負荷タイプの方が導入コストは高くなります。

さらに、家全体の電気を賄うため、ためた電気の消費が早くなります。

さまざまなケースを想定して、家庭に合ったタイプの蓄電池を選びましょう。

蓄電池を選ぶ際の7つのポイント

ここでは蓄電池を選ぶ際のポイントを7つに絞り解説します。

太陽光パネルの発電量から決める

太陽光パネルの設置台数が少なく発電量が大きくないのに、大容量の蓄電池を導入してしまうと満充電することができません。

逆に、太陽光パネルがたくさん載っていて発電量が大きいのに、小容量の蓄電池を導入してしまうと、すぐに満タンになってしまいます。

つまり、太陽光パネルの発電量に合った蓄電池を選ぶ必要があります。

価格で決める

蓄電池を選ぶ際は、価格で決めることも一つの方法です。

価格で選ぶメリットとしては、購入費用をある程度予算内に収めることができる点です。

ただし、一般的には容量が大きくなればなるほど価格が高くなります。

そのため、大きい容量の蓄電池が必要な場合は、ある程度の予算が必要なことを念頭に置いておきましょう。

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目的に合うかで決める

目的に合わせて蓄電池を選ぶことも選択するための基準の一つです。

例えば、発電した電力を売電するか、あるいは自家消費するかを事前に決めることは蓄電池の容量に影響します。

このように蓄電する電力をどのように活用するかは容量を決めるうえで事前に明確にしておくことが重要です。

停電時にどれだけ電力を使用するかで決める

停電時に使用したいと考えている電化製品の消費電力量を計算して、十分に対応できるだけの容量を確保することが大切です。

電力消費量を把握できていない状態で蓄電池を導入した場合、非常事態に十分な電化製品を動かせないことになります。

電化製品の消費電力量

電化製品の消費電力量については、以下を参考にしてみてください。

電化製品を使用するためには消費電力量が大きくなる傾向にあるため、非常時に使用する電気製品については先に把握しておきましょう。

電化製品を使用するのに必要な蓄電池の容量の目安

電化製品を使用するのに必要な蓄電池の容量の目安としては、それぞれのkWhについて合算します。

また、エアコンや照明などは一日を通して使用する可能性が考えられますが、電気ケトルは使用しても数分程度です。

非常時でも使用したい電化製品の消費電力量を計算して、対応できる蓄電池の容量を選ぶようにしましょう。

100V対応か200V対応かで決める

蓄電池の出力は100Vか200V対応のどちらかなので、一度に使用できる電力量によって選択します。

どれだけ大容量を選択しても使用できる電力量が小さいと十分に使用できないため、予算に余裕があって停電時などの非常に建物全体をカバーしたいなら200Vがおすすめです。

一般的には出力が100Vのものが多いことからエアコンやエコキュートなどの使用は問題ない一方、IHクッキングヒーターなども使用したい場合は、200Vが必要になります。

充放電回数で決める

蓄電池は消耗品なので、充放電回数が決められています。

蓄電池の種類によって充放電回数は決まっています。

蓄電池の寿命に関わるポイントなので、蓄電池を選ぶ際には充放電回数をしっかりと確認しましょう。

保証で決める

一度導入すると長期間使用する蓄電池なので、どのくらいの期間が保証対象なのか調べておきましょう。

また、保証内容も重要です。

トラブルが起きた時のために、しっかり内容を把握しておく必要があります。

蓄電池の容量は使用量や目的に合わせて選ぼう

今回は、蓄電池の容量に関する背景知識や準備すること、蓄電池の決め方を中心に解説しました。

蓄電池の容量について正しい知識を理解することで、納得のいく蓄電池を選ぶことができます。

それでも蓄電池を選ぶのに不安な方はぜひサンフィールドへご相談ください。

株式会社サンフィールドでは、実際に導入を検討されているご家庭にお伺いして、月々の電気代やご家庭のライフスタイルをヒアリングし、ニーズに合わせたご家庭にとって最適な家庭用蓄電池をご提案しています。

各メーカーの豊富な施工実績や、導入後の充実したアフターサービスもあり、蓄電池を長く、安心してお使いいただける体制も整っております。

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