北海道の電気代が高いのはなぜ?値上げの理由や光熱費の削減法を解説
投稿日 2024年12月2日 最終更新日 2024年12月2日
北海道にお住まいの方で、高騰する電気代にどう対応すれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
北海道の電気代が他の地域より高いことは広く知られていますが、その理由については疑問を持つ方も多いでしょう。
今回は、北海道の電気代が高い理由、2人以上の世帯における世帯別、月あたりの平均の電気料金などを紹介します。
また、プランの見直し、省エネ機器の導入など、効果的な電気代の節約方法もお伝えします。光熱費を抑えたい方はぜひ参考にしてみてください。
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北海道の電気代が高いのはなぜ?
北海道の電気代は全国的に見ても電気代が高い地域ですが、それにはいくつかの理由が存在しています。
主な理由としては、以下の3つです。
- ・寒冷地のため、冬の電力消費量が多い
- ・土地が広いため、電力の供給コストが高い
- ・火力発電所で使う燃料価格が高騰している
これらがいろいろな部分で電気代に影響を与えているため、電気代高騰につながります。
それぞれの内容について詳しく解説するので、参考にしてみてください。
寒冷地のため、冬の電力消費量が多い
北海道は全国的に見ても気温が低い寒冷地であり、冬場に使用される暖房機器も多くなります。
そのため、冬の電力消費量がそもそも多く、最終的な消費電気量が他の地域と比較しても高くなる傾向にあります。
土地が広いため電力の供給コストが高い
北海道は土地が広く、他の都道府県に比べると送電線の総距離などが長くなります。
そのため、電力の供給コストが高くなる点も電気代が高くなる要因の一つです。
その他にも大型電源が停止するケースに備える調整電力も必要になるため、出力が高くない発電所も保有が求められます。
このようなことから、さまざまな電気設備のランニングコストや新設コストが増えるのも電気代が高くなる原因です。
火力発電所で使う燃料価格の高騰している
これは北海道に限らず全国で影響が出ていますが、火力発電所で使う燃料価格の高騰も関係しています。
また、北海道電力では他の地域と比較して火力発電の割合が高いため、経営への影響も大きくなります。
このように、発電費用が増えた分は電気代として各家庭の負担となり、結果的に光熱費の高騰につながります。
電気代が値上げしたのはいつから?
2024年6月から電気代の値上がりが起きており、その中でも北海道電力は全国大手電力会社10社の中でも最も電気代が高い会社といえます。
電気代が値上がりしたのは、政府による「電気・ガス価格激変緩和対策事業」という補助金制度が終了したためです。
実際、標準家庭でも2024年5月と2024年6月を比較すると、電気料金は約360円高くなっています。
単月だけで見るとそこまで大きな値上げではないと感じるかもしれませんが、これが何ヶ月、何年と積み重なっていくと、無視できない負担金額になってきます。
参考:北海道電力 2024年6月分電気料金の燃料費等調整に関するお知らせについて
北海道における平均的な電気代はどのくらい?
実際に北海道での平均的な電気代はどのくらいでしょうか。実際のデータを元に紹介します。
2人以上の世帯における世帯別/月あたりの平均の電気料金
項目 | 北海道 | 全国 |
勤労者世帯の電気代 (円) | 11,033 | 10,536 |
全世帯の電気代 (円) | 10,361 | 10,780 |
北海道における勤労者世帯の電気代は11,033円・全世帯が10,361円ですが、全国の勤労世帯の電気代は10,536円・全世帯が10,780円です。
また、北海道を含めた寒冷地では、電気を使用する暖房器具以外にも、ガスを使うセントラルヒーティングや灯油を使うストーブなどを併用しています。
電気代を始めとしてガス代や灯油代など他の光熱費なども総合的に考えれば、北海道は最終的な光熱費の負担が非常に大きい地域になります。
北海道における一般的な電気料金
北海道における一般的な電気料金についてですが、北海道電力では電力プランによって具体的な金額は変わります。
料金タイプ | 単位 | 料金(円) | 割引料金(円) |
150kWhまで(定額) | 1契約 | 5,027円00銭 | 5,013円50銭 |
150kWhをこえる分 | 1kWh | 45円19銭 | 45円10銭 |
例えば、エネとくSプランでは月々の使用量が150〜250kWh程度の人に向けられたプランで、毎月150kWhまでは料金が定額となっています。
60Aで150kWhまでの使用であれば、約7271円になります。
このように、各家庭で一番適した電力プランを選ぶことが重要です。
北海道で電気代を安く抑える方法は?
北海道で電気代を安く抑える方法についてはいくつか存在していますが、ライフスタイルや家族構成で取り組める方法は変わるのもポイントです。
電気代を安く抑える方法については、以下が挙げられます。
- ・太陽光発電や蓄電池、エコキュートを導入する
- ・電力会社の料金プランを見直す
- ・家電を省エネ製品に切り替える
それぞれの具体的な方法について解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
太陽光発電や蓄電池、エコキュートを導入する
電気代を抑える方法として太陽光発電や蓄電池・エコキュートを導入する方法が挙げられます。
この方法では発電した電気を自宅で使用することで、電力会社から供給される電気量を抑える事が目的です。
設置するためには詳しい業者などに相談して、現在住んでいる住居に問題なく設置できるかどうかの現地調査が必要になります。
電力会社の料金プランを見直す
電力会社の料金プランを見直すのも、ご家庭の生活スタイルによっては大きく電気代を抑えられるかもしれません。
北海道電力の料金プランとして、以下を紹介します。
- ・太陽光発電とスマート電化の利用でお得に/ふらっとソーラープラン
- ・エコキュートを利用のご家庭におすすめ/エネとくスマートプラン
- ・エコキュートを利用で時間帯別にお得に/eタイム3プラス
具体的な料金プランの内容についてそれぞれ解説するので、気になる方は参考にしてみてください。
● 太陽光発電とスマート電化の利用でお得に/ふらっとソーラープラン
種別・区分 | 単位 | 料金単価(2024年4月1日実施) | |
基本料金 | 契約容量1~4kW | 1契約 | 2,314円40銭 |
契約容量5~8kW | 1契約 | 4,628円80銭 | |
契約容量8kWをこえる1kWにつき | 1kWh | 578円60銭 | |
電力量料金 冬期間(12月~翌3月) | 1,000kWhまで(定額) | 1契約 | 18,666円00銭 |
1,000kWhをこえる1kWhにつき | 1kWh | 36円76銭 | |
電力量料金 その他期間(4月~11月) | 500kWhまで(定額) | 1契約 | 18,666円00銭 |
500kWhをこえる1kWhにつき | 1kWh | 30円16銭 | |
ポイント | 定額電力量未達1kWhにつき | 1kWh | 5ポイント |
「ふらっとソーラープラン」は、太陽光発電とスマート電化をセットで利用する方に向けのプランです。
一定使用量まで定額で利用でき、定額電力量に満たなかった分はポイント(1kWhあたり5ポイント)で還元されます。
利用するためには、下記の3つの条件を満たす必要があります。
・太陽光発電設備を保有している ・暖房および給湯の熱源が電気である ・ヒートポンプ式の電気暖房機および電気給湯機を保有している |
冬期間は1,000kWh・その他期間は500kWhまで決められていて、特に冬場は上限が高いのが嬉しい点です。
● エコキュートを利用のご家庭におすすめ/エネとくスマートプラン
種別・区分 | 単位 | 料金単価 | |
基本料金 | 1kW | 466円40銭 | |
電力量料金 | 日中時間 | 1kWh | 37円93銭 |
夜間・日祝時間 | 1kWh | 28円99銭 |
「エネとくスマートプラン」は、ヒートポンプ式の電気給湯器、または電気暖房機を利用する方におすすめです。スマート電化を使っている方にはメリットが大きいといえます。
基本料金については、一人ひとりの電気の使用実績などに基づいて決定するため、家電製品の同時使用などを控えると基本料金を抑えられます。
利用するには、下記いずれかの条件を満たす必要があります。
・ヒートポンプ式の電気暖房機(エアコンを除く)を使用している ・エアコンの使用、かつ、すべての給湯設備の熱源を電気でまかなっている ・ヒートポンプ式の電気給湯器を使用している ・定格電圧200ボルトの電気ロードヒーティングを使用している |
● エコキュートを利用で時間帯別にお得に/eタイム3プラス
種別・区分 | 単位 | 料金単価 |
基本料金 | 6kVAまで | 2,943円60銭 |
7kVA・8kVA | 3,440円80銭 | |
9kVA・10kVA | 3,938円00銭 | |
10kVAをこえる1kVAにつき | 543円40銭 | |
電力量料金 | 午後時間 (1kWh) | 50円73銭 |
朝晩時間 (1kWh) | 43円32銭 | |
夜間時間 (1kWh) | 26円29銭 |
1日を3つの時間帯に分けて料金単価設定がされており、割安な時間帯である夜間時間・朝晩時間に使用すると電気料金を抑えられます。
他にもヒートポンプ式暖房機、または家庭用の電気式ロードヒーティングなどを使う場合、12月から3月までの冬期間の電気量料金が10%割引されるのもポイントです。
利用するには、下記いずれかを保有している必要があります。
・ヒートポンプ式給湯機(エコキュートなど) ・ヒートポンプ式暖房機(温水暖房・エアコンなど) ・家庭用の電気式ロードヒーティング |
家電を省エネ製品に切り替える
古い家電を省エネ製品に切り替えるのも有効な手段となり、日常的に使っているものを省エネ製品にできると全体的な電気代は抑えられます。
注意点としては、すべてを省エネ製品に変えようとすると初期費用が高くなってしまうため、ランニングコストとのバランスについても考えることが大切です。
家の中の家電製品で主な省エネ製品として選ばれる機会が多いものとしては、エアコン・LED照明などが挙げられます。
まとめ
今回は、昨今の北海道の平均的な電気代、電気代を抑えるお得なプラン、具体的な方法などを紹介してきました。
電気プランの見直しなどのほか、省エネの電化製品への買い替えも、電気代節約にとっては有力な手段になります。
サンフィールドでは昼間の電気代を抑えられる太陽光発電や、夜間の安い電気で効率的にお湯を作るエコキュートなど、環境と家庭にやさしい製品を多く取り扱っています。
各ご家庭のライフスタイルを伺いながら、光熱費節約につながるご提案もさせていただきますので、電気代が気になる方はぜひお気軽にご相談くださいませ。
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- 補助金を活用したいが申請方法が複雑でよくわからない。
- 補助金申請を代行してくれる会社が中々見つからない。
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このような方は、ぜひサンフィールドまでご相談ください。
サンフィールドでは、お客様の代わりに補助金申請の代行を行っており、手間なくスムーズに補助金を利用できます。
また、どのメーカーの製品のお見積りにも対応できるので、各メーカーの価格比較も簡単に行うことができます。
現在、まだご検討中の場合も、なるべく安く導入したいと
お考えの方は、ぜひ一度下記よりご相談ください。
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