エコキュートに追い焚きはある?仕組みや足し湯との違いなどについて
投稿日 2023年11月29日 最終更新日 2024年9月25日
エコキュートは販売開始から20年経ちますが、仕組みや機能の違いなど、まだ広く知られていない部分もあります。
実際のところ、どうなのでしょうか。
今回は、追い焚きができるのか?という疑問にお答えしつつ、仕組みや足し湯との違いについて解説します。
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目次
エコキュートでは追い焚きができる?
エコキュートは追い焚きができるのでしょうか?
解説していきます。
エコキュートでは追い焚きが可能
エコキュートには追い焚き機能も備わっています。
そのため、エコキュートでは追い焚きをすることが可能です。
タンクにお湯を貯める仕組みになっているので、追い焚きはできないのでは?と誤解されることもあるようです。
エコキュートの追い焚きの仕組み
エコキュートはどういう仕組みで追い焚きをするのでしょうか?
エコキュートはタンク内に貯めているお湯の熱を利用して追い焚きを行います。
浴槽内のぬるくなったお湯が、配管を通って貯湯タンク内の熱交換器で温めなおされ、再度浴槽内へ戻ってくる仕組みです。
この時、タンクのお湯と浴槽のお湯が混ざってしまうのではないかと心配になりますが、混ざることはないのでご安心ください。
エコキュートでは足し湯・自動保温もできる?
エコキュートでは足し湯や自動保温をすることができます。
エコキュートには、お湯を追加することができる「足し湯」や、設定温度を保つことができる「自動保温」の機能が備わっています。詳しく解説します。
エコキュートでの足し湯
エコキュートでの足し湯には、「足し湯」と「高温足し湯」があります。
「足し湯」とは設定温度のお湯を浴槽内に出す機能で、お湯が少なくなった際に使用します。
一方で、「高温足し湯」は、約60℃のお湯を浴槽内に出す機能で、浴槽内のお湯の温度を約2℃上げます。お湯がぬるくなった時は高温足し湯を使用しましょう。
足し湯は、追い焚き以上に光熱費を抑えることができるため、メーカーからも推奨されています。
また、追い焚きのように使用したお湯を配管へ吸い込むこともないので、配管の汚れを抑えることもできます。
エコキュートでの自動保温
自動保温機能を設定しておけば、ちょうど良い湯加減のお風呂に入ることができるメリットがあります。
一方で、長時間使用すると電気代が高くなるため、おすすめできません。
自動保温とは、自動で追い焚きをすることと同じなのです。
光熱費を抑えたい場合は、設定を切っておくほうが良いでしょう。
エコキュートの追い焚きと足し湯の電気代について
エコキュートでは追い焚きより足し湯をする方が電気代はお得です。
前述したとおり、追い焚きの際には、タンク内に貯まっているお湯の熱を熱交換機を使って再度温めます。
このように、熱交換によってタンク内のお湯の温度が下がると、お湯を沸かしなおす必要があるため、余計な電気代が掛かります。
一方で、足し湯では、タンク内のお湯を使用します。
使用する分タンク内のお湯は減りますが、タンク内の温度は保たれるので、余計な電気代が掛かりません。
足し湯で使うお湯は、水とお湯を混ぜて約60℃に調整されるため、必要最低限のお湯で済みます。
エコキュートの追い焚きでぬるい場合に考えられる6つ原因
エコキュートの追い焚きでぬるい場合の原因と対処法を6つご紹介します。
設定温度が低くなっている
追い焚きの設定温度が低くなっている場合にお湯がぬるくなることがあります。
給湯温度よりも設定温度の方が低いと、お湯も温かくなりません。
初めて追い焚きを使用する場合などは、設定温度が低くなっていないか確認し、低い場合は設定を変更しておきましょう。
アダプターやフィルターなどに問題がある
浴槽の循環アダプターやフィルターなどに問題がある場合に、お湯がぬるくなることがあります。
追い焚きをする際に、循環アダプターやフィルターが目詰まりを起こしていると、お湯を吸い込む際に不具合が生じてお湯が適温になりません。
循環アダプターからフィルターを外し、歯ブラシ等でこすって掃除を行いましょう。
タンク内の水が不足している
タンク内の水が不足している場合も、お湯がぬるくなる原因になります。
エコキュートは、タンク内に貯まっているお湯の熱を利用して追い焚きを行います。
そのため、十分な量の水がないと、温めなおす際もぬるくなってしまいます。 タンク内のお湯の残量を確認して、少なくなっている場合は沸き増しを行いましょう。
他の場所にお湯を使っている
複数の場所で同時にお湯を使っている場合も、お湯がぬるくなることがあります。
仕様上、複数の場所でお湯を使うと給湯の水圧が下がり、温度が上がりにくくなるためです。
同時に使うのを止めると改善するため、ご家族同士で確認しましょう。
冬で配管が冷たくなっている
寒い時期に、配管が冷えてしまい、お湯が供給されるまでに冷えてしまう場合です。
貯湯タンクから風呂場までの距離が遠いほど、冷たくなりやすいです。
距離が遠いことが原因で冷えている場合は、設定温度を少し上げておくことで、お湯が浴槽に到達するまでの温度の低下を軽減できます。
また、配管カバーを付けることも温度の低下を防ぐ手段として有効です。
本体が故障している
前述したような事に該当せず、原因が全くわからない場合、本体が故障している可能性があります。
自宅内のお湯が出る場所でお湯や水が出るかそれぞれ確認を行いましょう。
追い焚きのお湯だけがぬるく、他は問題がない場合は、追い焚き機能が故障している可能性が高いです。
その場合は、工事店やメーカーへ連絡して、修理を依頼しましょう。
エコキュートで追い焚きする際に起こるその他のトラブルと対処法
入浴剤を使ってしまった
エコキュートでも入浴剤を使用することは出来ますが、メーカーが推奨している製品以外を使用すると、故障の原因となる可能性があります。
特に、にごりタイプや、とろみ成分を含むタイプは、ほとんどのメーカーで使用できない場合が多くなっています。
また、配管が錆びてしまう原因になる成分にも注意が必要です。
メーカーごとに推奨している製品が異なるため、ご自宅で使用しているエコキュートの取扱説明書を必ず確認してください。
追い焚きにかかる時間が長い
追い焚きにかかる時間が長い場合、次のようなトラブルが発生している可能性があります。
循環アダプターや配管が詰まっている
循環アダプターの掃除は前述したとおり、フィルターを外して、歯ブラシなどで汚れを落とします。
リモコンにエラーが出る事もあるため、リモコンの確認も行いましょう。
また、異物が詰まっている場合は取り除いてください。
自分で取り除くことが難しい場合は、専門業者へ依頼を行いましょう。
熱交換器やバーナー等の故障
部品が故障している場合も追い焚きにかかる時間が長くなります。
循環アダプターや配管が詰まっていないのに、追い焚きが途中で止まってしまう場合は部品が故障している可能性が高いです。
このような場合はメーカーへ修理依頼を行いましょう。
まとめ
今回は、エコキュートの追い焚きの仕組みと足し湯の違いを解説しました。
保温機能に優れた追い焚きと、光熱費を抑えることができる足し湯を、使い分けることで、電気代を抑えつつ、快適にエコキュートを使用することができます。
普段からできる循環アダプターのお掃除方法や、故障かな?と思った時の確認方法、対処方法をあらかじめ知っておくこともエコキュートを上手に使うコツになります。
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