【LED電球に替えると電気代が上がる?】 白熱電球と比較し解説
投稿日 2023年5月16日 最終更新日 2024年9月20日
近年、省エネ意識が高まり、多くの家庭で白熱電球からLED電球への切り替えが進んでいます。
一方で、中には「LED電球に替えても電気代が下がらない」という声も聞かれます。
果たして、LED電球に替えても電気代の節約にはならないのでしょうか?
ここでは、白熱電球とLED電球の特徴を比較し、その真相に迫ります。
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目次
LED電球に替えると電気代が上がる?
LED電球に替えると電気代が上がったという声はある?
近年の電気代高騰に伴い、一部の環境や使用状況によっては電気代が下がらない場合もあるため、そうした声が出ることがあります。
例えば、既存の照明器具に対して設置されたLED電球が明るさや色温度が異なる場合、または使用状況が変化した(使用時間が長くなった)場合など、電気代が上がってしまうことがあります。
しかし、LED電球は白熱電球と比較して省エネ性能に優れており、消費電力が少なく寿命も長いため、電気代の節約につながります。
LED電球に替えると電気代を節約できる
LED電球は、白熱電球と比較して消費電力が少なく寿命も長いため、長期的には電気代の節約につながります。
具体的には、同じ明るさの照明器具を使用した場合、白熱電球よりもLED電球の方が消費電力が少ないため、同じ明るさを維持しながら電気代を削減することができます。
また、LED電球は長寿命であるため、頻繁に交換する必要がなくランニングコストの削減にもつながります。
さらに、LED電球には省エネ性能を高めるための機能が搭載されている場合もあります。
例えば、人感センサー機能が付いているLED電球は、人を検知して照明をオンオフするため、消し忘れることがなく無駄な電力消費を抑えることができます。
LED電球と白熱電球の電気代を徹底比較
LED電球と白熱電球の電気代について徹底的に比較してみましょう。
LED電球は、白熱電球に比べて消費電力が少ないため、同じ明るさの照明器具を使用しても、LED電球を使用した場合の方が電気代を抑えることができます。
以下、LED電球と白熱電球の消費電力を比較した表です。
明るさ | 種類 | 消費電力 |
---|---|---|
800lm | 白熱電球 | 60W |
800lm | LED電球 | 7.5W |
450lm | 白熱電球 | 40W |
450lm | LED電球 | 4.5W |
上記の表から、同じ明るさの照明器具を使用した場合、LED電球を使用すると消費電力が約8分の1になることがわかります。
では、具体的に電気代はどのように変わるのでしょうか?
800lmの明るさの電球で電気代の比較をしてみましょう。
1時間使用した場合の電気代
電気代は「消費電力(W)× 使用時間(時間)÷ 1,000(kW換算)× 電気料金(円/kWh)」の計算式で求めることができます。
※1kWh当たりの電気代を27円として計算
・LED電球
布団乾燥機を1時間使用した場合の電気代は16.2円です。
そこまで大きな電気代ではありませんが、毎日使用するとなると出費が大きくなります。
・白熱電球
白熱電球の場合は消費電力60Wなので、1時間使用した場合の電気代は約1.6円となります。
24時間使用した場合の電気代
・LED電球
LED電球を24時間使用した場合は、約4.9円です。
・白熱電球
白熱電球の場合は38.9円と、約8倍も電気代がかかってしまいます。
LED電球に変えるメリット・デメリットを徹底解説
LED電球は、従来の白熱電球や蛍光灯と比較して、多くのメリットがあります。しかし、同時にいくつかのデメリットも存在します。
以下では、LED電球に変えるメリット・デメリットを詳しく解説していきます。
4つのメリット
・安全性が高い
LED電球は、従来の白熱電球や蛍光灯と比較して、非常に安全です。
LED電球は、発熱が少なく、火災の危険性が低いため、安心して使用することができます。
・虫を寄せ付けない
LED照明は、一般的な白熱灯や蛍光灯に比べて紫外線の発生量が少ないため、虫が集まりにくいとされています。
一般的に、昆虫は紫外線を強く感じ、特に波長が365〜395 nmの紫外線には非常に強く反応します。
これに対して、LED照明は光の色温度や波長を調整することができ、紫外線の発生量を抑えることができます。
そのため、LED照明を使用することで虫の集まりにくい照明環境を作ることができます。
・寿命が長い
LED電球は、従来の白熱電球や蛍光灯よりも長寿命です。
通常の使用環境であれば、最長で25,000時間以上もの使用が可能です。
そのため、LED電球を使用することで、ランプ交換の頻度が大幅に減少し、コスト削減が期待できます。
・環境に優しい
LEDは消費電力が少なく、発光効率が高いため、同じ明るさを得るために必要な電力が少なくて済みます。
つまり、電気代の節約につながります。
また、LEDは寿命が長く、交換頻度が少ないため、照明器具のメンテナンスや廃棄物の発生量が減少します。
さらに、LED自体も廃棄物として出す際には、水銀や鉛などの有害物質を含まないため、環境に負荷をかけません。
2つのデメリット
・白熱電球に比べると購入費用が高い
LED照明の購入費用は、白熱電球や蛍光灯に比べて高くなっています。
しかし、長期的に見ると、LED照明の方が省エネ性や寿命の長さなどの面でメリットがあるため、コストパフォーマンスが高いと言えます。
具体的には、LED照明は、同じ明るさを出す場合でも消費電力が白熱電球の約1/10程度、蛍光灯の約1/2程度に抑えられるため、電気代の節約が期待できます。
また、LED照明は寿命が長く、一般的には約2万〜5万時間以上の使用が可能です。
これに対して、白熱電球は約1,000時間程度、蛍光灯は約8,000時間程度が一般的です。
そのため、長期的に見ると、LED照明の方が交換回数やメンテナンスコストを抑えることができます。
・光が広がりにくく暗く感じることがある
LED照明は、光が広がりにくく暗く感じる場合があります。
これは、LED照明が点光源であるため、光が一点に集中してしまうためです。
このため、LED照明が明るく感じられない、照明範囲が狭い、光の届きにくい場所がある、等の問題が発生することがあります。
そういった場合には、照明器具の設置場所や明るさ、色温度を調整することによって解決できます。
おすすめのLED電球とは?選ぶ4つのポイント
LED電球は、様々な種類があり、購入する際にはいくつかのポイントを考慮する必要があります。
以下におすすめのLED電球の選び方と、選ぶ4つのポイントを解説します。
口金が自宅の照明器具に合うか確認する
LED電球を購入する前に、自宅の照明器具に使用する口金が合うか確認することが重要です。
LED電球には、一般的なE26やE27の口金タイプのほか、GU10、MR16、G9など、様々な口金タイプがあります。
自宅の照明器具にはどのような口金タイプが使われているかを確認し、その口金タイプに合ったLED電球を選ぶ必要があります。
好みの明るさや色味の電球を選ぶ
LED電球の明るさは、ルーメン(lm)で表されます。
一般的な照明器具で使用されるLED電球のルーメン数は、300〜1500lm程度です。
また、色味に関しては、一般的に「白色系」「昼白色系」「電球色系」の3種類に分類されます。
白色系は、清潔感がありスッキリとした印象があります。昼白色系は、自然光に近く、明るく、クリアな印象があります。
電球色系は、柔らかく暖かみのある光で、落ち着いた雰囲気を出すことができます。
これらの明るさや色味は、照明器具の用途に合わせて選ぶことによって快適な空間作りにつながります。
自宅の照明器具に適した電球を選ぶ
LED電球の光の広がり方は、照明器具によって異なる場合があります。
例えば、同じ明るさのLED電球でも、透明カバー付きの照明器具では光が広がりにくく、明るさが集中する傾向があります。
一方、乳白色のカバーがついた照明器具では、光が広がりやすく、柔らかい光を放ちます。
そのため、自宅の照明器具に合わせて、LED電球の明るさや色味だけでなく、光の広がり方も考慮して選ぶことが大切です。
仕様を確認する
LED電球を選ぶ際には、自宅の照明器具の仕様もチェックしましょう。
調光機能のついた器具には、調光対応のLED電球を選ぶ必要があります。
調光対応のLED電球を使用しないと器具が故障する可能性があります。
ダウンライトには、器具の口金サイズや設置可能な電力があるので、LED電球を選ぶ前に確認しておきましょう。
浴室灯や外灯には、雨や湿気などの影響を受けるため、防水仕様のLED電球を使用することが重要です。
まとめ
今回はLED電球の電気代について解説しました。
LED電球は白熱電球に比べて消費電力が少なく、同じ明るさを得るために必要な電力が少ないため、一般的にLED電球に替えると電気代は下がります。
ただし、LED電球の購入費用が高いことや、使用状況によっては節約効果が少ない場合もあります。
また、器具や調光機能によっては、LED電球が使えない場合もあるため、注意が必要です。
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