太陽光発電が設置できない場所は?屋根以外はどこに設置できるのか解説

投稿日 2024年10月10日 最終更新日 2024年10月10日

経済効果があり、環境にも優しいとして注目を浴びている太陽光発電システムですが、

導入する際には太陽光パネルの設置場所、その他の周辺機器の設置スペースを確保する必要があります。

実は太陽光発電は、どこにでも導入することができるとは限らないのです。

今回は太陽光発電の設置できない場所や、機器の設置場所のそれぞれの特徴について解説していきます。

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太陽光発電を設置できない場所

ここでは太陽光発電の設置できない場所について詳しく解説していきます。

畑は太陽光発電を設置できない地目のうちの1つです。

畑は国民の食にも関わってくる重要な土地なので、農地法という法律によりさまざまな制限を受けています。

そのため、たとえ自己所有の土地であっても無許可で畑に太陽光発電や住宅を建てることはできません。

太陽光発電を設置する場合、まず農地転用の手続きを行い、次に地目変更の手続きを取らなければなりません。

田は畑と同様に国民の食に関わる土地ということで、農地法の制限を受けていて、無許可で太陽光発電を設置することができません。

太陽光発電を設置する場合、畑の場合と同じく農地転用の手続きを行い、地目変更の手続きを行う必要があります。

ただし、田は基本的に平地かつスペースも広く日当たりもいい土地です。

すでに平らに整地されているので、山林や原野とは違って、太陽光発電の設置をするのに開発する必要がありません。

また、必ず道路が近くに面しているのですぐ近くに電力供給の為の送電線がある事も多いです。

参考:農林水産省 | 農地転用許可制度について

太陽光発電が設置できる場所は?一覧形式で紹介

ここでは太陽光発電が設置できる場所についていくつかご紹介させていただきます。

雑種地

雑種地にあたる主な例として、駐車場やゴルフ場、飛行場、野球場などがあります。

ただし、マンションや店舗にある駐車場の場合、建物に付随してる施設として扱われ、地目が宅地として扱われる場合があります。

飛行場の場合、ゴルフ場、敷地の中に建物が建っていることもありますが、建物も含めた敷地全体を雑種地として扱われる場合がほとんどです。

太陽光発電を雑種地に設置する場合、特に申請などは必要ありません。

他の地目と比較すると固定資産税が安く、ランニングコストがかからないため、太陽光発電を設置する場合には需要の多い地目となっております。

原野

原野は農地に向かない土地ということもあり、人の手が加えられずに長年放置されている土地です。

太陽光発電を原野に設置する場合も特別な申請など必要ありません。

ただし、基本的に人の手が加えられていない土地になるので、原野に太陽光発電を設置するための整地には手間がかかります。

しかし、固定資産税や土地の価格も安いため、太陽光発電に合う土地が見つかった際は費用対効果が高い地目の1つです。

山林

山林とは竹木が耕作ではない方法で生息している土地です。

人の背丈より高い木が生えている場所は原野ではなく山林となっております。

太陽光発電を山林に設置する場合、太陽光発電に対して設置許可は必要ありません。

しかし、太陽光発電を設置するための木の伐採や整地などが必要です。

山林は木々の根で地盤が固められており、太陽光発電のための伐採の影響で土砂崩れの危険性がでてきます。

その場合、災害防止のための造成が必要になってきます。

また、山奥は送電線が通ってないこともあり、電柱の設置工事も必要になります。

太陽光発電を山林に設置する場合、工事にかかるコストと太陽光発電の収益が釣り合うかどうか、近隣環境に充分配慮した災害対策を講じる事ができるかどうかをしっかりシミュレーションしましょう。

宅地

太陽光発電は宅地にも設置可能です。

宅地とは建物を建てて利用する土地のことを指し、店舗や工場に利用される土地も宅地となります。

しかし、宅地に太陽光発電を設置する場合、高額の固定資産税がかかってきます。

野立て太陽光発電を設置する際、太陽光発電の設備は建物として扱われず、

固定資産税の軽減措置を利用できないためです。

太陽光発電を宅地に設置する際、太陽光発電の収益と固定資産税とのバランスを考慮しておきましょう。

参考:経済産業省 | 太陽電池発電所一覧

太陽光発電に最適な場所の3つの特徴

ここでは太陽光発電に最適な設置場所の3つの特徴をご紹介させていただきます。

日光を遮らない場所

太陽光発電は太陽光パネルが日光を受ける事によって発電するため、設置する際は日光を遮るものがない場所が最も適しています。

高さのある木、大きい建物や電柱など、様々な物が日光を遮る障害物になると考えられます。

太陽光パネルが障害物の影響によって日光をあまり受けることができない状態では、設置しても十分に発電することができなくなってしまいます。

傾斜がない場所

傾斜のない平らな場所は、太陽光パネルの設置場所として適しています。

30度の傾斜を付ける事が、太陽光パネルの発電効率的には理想とされてます。

しかし、土地に傾斜があると安定した設置は難しく、土砂崩れ等のリスクも必然的についてきます。

太陽光パネルは架台で傾斜を調節できるため、平らな場所こそが最も太陽光パネルの効率を発揮できます。

自然災害の影響を受けない場所

太陽光パネルの設置で重要なポイントとして、自然災害の影響を受けにくいかどうかが大切です。

例えば、土地の地盤が弱い場合、台風や大雨等の自然災害の影響で土砂崩れが発生し、土砂崩れと共に太陽光発電システムまでもが崩壊するリスクが考えられます。

また、海に近い場所だと塩害によるリスクも発生します。

塩害とは、住宅や電気設備に海中に含まれる塩分が悪影響を及ぼすことを指します。

太陽光発電を導入する際は、自然災害の影響も考慮するようにしましょう。

関連記事:太陽光発電システムと蓄電池のメリット・デメリットは?後悔しないために

屋根以外に太陽光パネルを設置できる場所

ここでは屋根以外に太陽光パネルを設置できる場所について解説していきます。

カーポート

太陽光パネルをカーポートの屋根の部分に設置したものをソーラーカーポートと呼びます。

ソーラーカーポートは主に2種類あります。

1つ目は、太陽光パネルを設置することを前提にして制作された太陽光発電一体型のタイプです。

太陽光パネルを設置しやすい平らな形状で、無駄なくスペースを活用することができるのが特徴です。

2つ目は、太陽光パネルとカーポートが別々のタイプで、太陽光パネルを設置していなくてもカーポートとして成り立っているのが特徴です。

カーポートの屋根に専用の架台を設置し、そこに太陽光パネルを設置します。

しかし、カーポートの中にも太陽光発電の設置をそもそも前提としておらず、形状や素材で太陽光パネルの設置を行うことができないケースもあります。

倉庫や物置の上

太陽光パネルは状況によっては倉庫の上にも設置をすることができます。

倉庫の上はあまり目立ちにくく、屋根を傷つけてしまうということも少ないので、気軽に設置が可能な場所です。

また、倉庫の上に設置するとなると比較的低い場所に設置をするため、工事及びメンテナンスが行いやすいというのも特徴です。

一方で、倉庫の上は太陽光パネルを設置することを前提として作られていないため、倉庫が破損する可能性も考えられます。

安全に太陽光発電を導入するために、倉庫の屋根が太陽光パネルの重量に耐える事が出来るかどうかを事前に確認する必要があります。

外壁

実は、太陽光パネルを外壁に設置することも可能です。

ただし、外壁に設置をすると傾斜がほとんどつけられない為、発電効率は落ちてしまいます。

しかし、目視でパネルの状態を確認しやすいというメリットはあります。

パネルの汚れや破損を目視で確認できるだけではなく、積雪による影響を受けにくいというのもメリットです。

また、最近では太陽光発電と窓ガラスが一体化したタイプのものや、塗膜タイプのものも開発されており、今後の太陽光発電の発展に注目が集まっています。

参考:太陽光発電協会jpea | FAQ

まとめ


今回の記事では、太陽光発電システムの導入を検討している方に向けて、太陽光パネルの設置できない場所について解説いたしました。

太陽光発電システムの設置方法の選択肢は少しずつ増えており、太陽光パネルにおいても様々な形状の製品が販売されてきています。

あらゆるスペースを有効活用し、今後は今まで以上にさまざまな場所で太陽光発電を見かけることになると思います。

サンフィールドでは太陽光発電システムをはじめ、蓄電池やエコキュート、V2Hなどの環境に配慮した再生可能エネルギー製品を取り扱っています。

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