神奈川県のエコキュート向け補助金とは?申請時の注意点も紹介!
投稿日 2024年5月13日 最終更新日 2024年9月20日
エコキュートの導入には、初期費用が多くかかります。
国だけではなく、地方自治体独自の補助金があり、神奈川県も例外ではありません。
今回は神奈川県にお住まいの方に向けて、少しでも導入費を安くするために、エコキュートの補助金について解説します。
申請をする際の注意点もご紹介しますので、参考にしてみてください。
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目次
神奈川県で利用できるエコキュートの補助金は?一覧形式で紹介!
まずは、神奈川県で利用できるエコキュートの補助金を一覧形式でご紹介します。
確認してみたところ、神奈川県で個人向けに補助金を出している市区町村はほとんどなく、令和5年度には相模原市と松田町で公募されていました。
相模原市は令和6年度の公募情報は見当たりませんでしたが、松田町では、令和6年度スマートハウス整備促進事業費補助金制度として募集が開始されています。
【神奈川県松田町】スマートハウス整備促進事業費補助制度
補助金名 | 令和6年度 スマートハウス整備促進事業費補助制度 |
補助金概要 | 地球温暖化の防止及び環境保全意識の高揚を図るため |
補助金額 | 5万円(定額) |
補助金を受けるための要件 | 町内の自己住居に申請年度内にシステムを設置、またはシステム付き住宅(未使用のもの)の購入が完了でき、以下の要件を満たすこと。 (1)電灯契約を結んでいる個人(太陽光発電システム設置の場合) (2)設置する建物は、住居として使用されていること(店舗・事務所の兼用を含む) (3)設置建物が申請者の所有物でない場合は、書面により所有者の承諾を受けていること(共有名義を含む) (4)申請時に町税等の納期経過分を納付していること |
公募期間 | 令和6年4月1日~ |
横浜市・横須賀市・川崎市などは個人で利用できる補助金がない?
前述のとおり、神奈川県で個人利用ができる補助金は松田町にしかありませんでした。
では、他の市区町村の方は補助金利用を諦めるしかないかというと、そうではありません。
他の市区町村にお住まいの方で利用できる補助金として、国が公募しているものが利用できる場合があります。
導入時の条件に合う補助金を選ぶ必要があるため、導入前に業者へ国の補助金を利用したい旨伝えてみましょう。
国が公募している補助金詳細については下記にまとめているので、気になる方は是非チェックしてみてください。
【2024年度最新】脱炭素社会の実現に向けた取組への予算案
ここからは、エコキュートとも関連性が高い脱炭素社会の実現に向けた家庭向けの補助金事業の概要と予算をご紹介していきます。
【新規】脱炭素アクションフォーラム(仮称)開催事業費
こちらは、神奈川県の全市区町村の方が受けられる補助金です。
住宅の省エネ化を促進するため、既存受託の省エネ改修に対して補助が受けられます。
予算額は6,000万円です。
現時点で、補助金額や要件などの詳しい情報は掲載が見当たりませんでしたが、今年度中に公募があると予想されます。
参考:神奈川県ホームページ 環境農政局令和6年度当初予算(案)主要施策の概要
かながわ脱炭素アクション創出事業費
こちらは、令和5年11月1日より実施された事業です。
期間中に、県産農産物の購入、使用済み化粧品容器の持参などで、店舗から受け取れるポイントが上乗せされるという事業でした。
普段利用しているお店のポイントを追加付与してもらえるため、利用しやすい仕組みになっています。
参考:神奈川県HP 令和5年かながわ脱炭素アクション創出事業
高校生・地域向け脱炭素普及啓発事業費
こちらは、個人向けの補助金とは少し違いますが、高校生を対象とした教育プログラムを構築し、県内の高校に普及させていく取り組みに対しての事業費となっています。
予算額は2,000万円です。
参考:神奈川県ホームページ 環境農政局令和6年度当初予算(案)主要施策の概要
ZEH導入費補助
こちらは、中小工務店が施工するZEHの導入に対して経費の一部を補助するという内容の事業です。
令和5年度に公募されていました。
それぞれの補助額は下記のとおりです。
補助対象住宅の種類 | 補助額 |
ZEH+ | 100万円/戸 |
ZEH | 55万円/戸 |
ZEH Oriented | 50万円/戸 |
太陽光発電初期費用ゼロ促進事業費補助
最後にご紹介するのは、太陽光発電の初期費用に関する補助です。
予算額は9,200万円で、詳細はまだ明らかになっていませんが、住宅への太陽光発電のさらなる導入拡大が目的とされています。
初期費用ゼロで住宅に太陽光発電を導入する事業に補助すると明記があります。
さらに、蓄電池を導入する場合は補助を増額すると記載があるため、かなり手厚い補助となる見込みです。
参考:神奈川県ホームページ 環境農政局令和6年度当初予算(案)主要施策の概要
神奈川県でエコキュートの補助金を申請する時に気をつけることは?
ここからは、補助金を申請する時に気を付けておきたいポイントをご紹介します。
申請しても必ずもらえるとは限らない
補助金には、予算額があり、一定数を超えると公募が締め切りになります。
締め切り直前に申請を行った場合等は、抽選になることもあります。
必ずもらえるとは限らないため、注意が必要です。
各自治体で申請方法や対象者が違う
二つ目は、自治体ごとに申請方法や対象者、要件が異なるという事です。
多くの場合、補助金の申請手続きは、販売店などが行う場合が多いです。
しかし書類の記入や必要な資料を揃えるなど、設置する本人が行わなくてはならないことがあります。
それぞれの補助事業に合わせて必要な書類や対象者、条件などを、補助金事業のホームページから把握しておくと良いです。
受付期間前に終了してしまう可能性がある
前述したことと重複しますが、受付期間中でも、予算額に達した場合は終了する可能性があります。
補助金をできるだけ受けたいと考えている場合は、補助金の窓口へ、予算額がまだ残っているかを確認しておきましょう。
関連書類をきちんと作成しないと受給できない
当然のことですが、書類の作成に不備があると、申請を行っても不備で受理してもらえないことがあります。
作成する書類で、必要事項を記入する場合は、不備がないかを提出前に確認して提出を行います。
特に、完了報告書などは提出に期限があるため、できるだけ余裕を持った作成を心がけた方が良いです。
まとめ
今回の記事では、神奈川県で利用できるエコキュートの補助金、横浜市・横須賀市・川崎市の補助金事情、2024年度の脱炭素社会の実現に向けた取組への予算案、申請時に気をつけることについて解説しました。
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