給湯器の交換費用の相場は?戸建や集合住宅、号数での違いを解説

給湯器の交換費用の相場は?戸建や集合住宅、号数での違いを解説

投稿日 2024年7月25日 最終更新日 2024年9月25日

普段お使いの給湯器が、冬場の凍結や停電、経年劣化等で「故障かな?」と困った経験ありませんか?

まだ故障を疑った経験がない方でも「給湯器の交換費用」や「交換のタイミング」「どこに頼めばいいのか」等わからないことが多くて不安を抱いている方はいらっしゃるのではないでしょうか。

急にお湯が出なくなって急遽修理してもらうと高額になることも…。

そうならないために給湯器の交換費用の相場について詳しく解説していきます。

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給湯器の交換は工事費込みでどのくらいかかる?

給湯器の交換にかかる費用の内訳は、

①給湯器の本体の価格+②工事費の2つです。

ここでは、下記について説明します。

・給湯機本体の価格がどれくらいなのか。

・実際どれくらいの値段で購入できるのか。

・工費と合わせて負担はいくらくらいになるのか。

給湯器の本体価格

給湯器の種類や搭載機能、メーカー、機種によって価格はピンキリですが、カタログ価格で500,000円ほどが相場です。

以下、価格.comでの本体価格の相場です。

参考:価格.com 給湯器

工事費用

工事費も業者や取付け方法等で変動はありますが、大体30,000円〜60,000円ほどが相場です。

しかし、使用する部品の損耗にかかる交換・新規購入や住宅の状況等によって追加費用がかかります。

以下、工事費用の内訳に共通で発生する項目と相場です。

項目費用の相場
給湯器の撤去費用¥5,000 – ¥8,000
給湯器の取付け費用¥5,000 – ¥8,000
給水部分/給湯部分の再接続費用(各) ¥5,000 – ¥8,000
リモコン部分/ガス口部分の再接続費用(各) ¥8,000 – ¥12,000

依頼する業者によって変動します。

量販店やガス会社等信頼できる業者以外に依頼する場合は、相場を参考にしたり相見積もりをとって比較したりするとよいでしょう。

給湯器は熱源によって寿命が異なる

給湯器には寿命があります。

点検やメンテナンスを定期的に行っても以下の寿命の目安を超えると不具合が多く見られるようになります。

不具合を放置しそのまま使い続けると、急な故障の原因になることもあるのでご注意ください。

給湯器の種類寿命の目安
ガス給湯器8~10年
灯油(石油)給湯器10~12年
電気給湯器10~15年
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ガス給湯器の号数別でかかる費用は異なる?

ここでは号数別の交換費用や給湯器の選び方について説明します。

まず“号数”とは、水温+25℃のお湯を1分間に沸かすことのできる容量を示しています。

水温17度、設定温度42度の場合(冬季以外)水温5度、設定温度42度の場合(冬季)
16号16L11L
20号20L13L
24号24L17L

※冬季は設定温度に達するのが遅くなるため1分間で沸かせる水量は減ります。

号数の選び方

一般的な蛇口・シャワーで1分間に約12Lの水が流れると言われています。

そのため16号のガス給湯器では、冬季はお湯を同時に複数個所使用する事はできません。

このことからお湯を同時に利用する箇所数で選ぶことが好ましいと言えます。

16号給湯器は単身世帯向け、20号給湯器は二人暮らし世帯、24号給湯器は4人家族以上のファミリー向けです。

号数別の交換費用

容量が大きい給湯器を利用しても生活上不具合をきたすことはありませんが、号数が大きくなるにつれ本体代金は高額になります。

以下、参考として業者に給湯器の交換を依頼した場合の号数別の交換費用(本体代、工事費込み)を紹介します。

16号の場合

給湯専用:¥65,000 – ¥200,000

セミオート:¥120,000前後

フルオート:¥130,000 – ¥150,000

20号の場合

給湯専用:¥80,000

セミオート:¥120,000 – ¥350,000

フルオート:¥140,000 – ¥400,000

24号の場合

給湯専用:¥80,000 – ¥320,000

セミオート:¥150,000 – ¥360,000

フルオート:¥180,000 – ¥400,000

本体の販売代金や工事代金は交換業者によります。

そのため給湯器を交換する際は、その場で判断するのではなく複数の業者に相見積もりを取り、

どこが一番経済的に交換できるのかを見定めてからにしましょう。

給湯器の交換は戸建てと集合住宅で費用が変わる?

基本的には戸建てと集合住宅は費用は変わりませんが、

マンション、アパート等、搬入や設置が困難なケースは別途工事費が発生する場合もあります。

(交換にかかる住宅の状況や部品の要否、各業者の見積もりによってさらに前後します。)

給湯器の交換費用を抑えるための方法とは?

生活する上で必要不可欠の給湯器、10~20年使えるとはいえ決して安くない機器です。

交換の度に家計に大きなダメージですよね。

ここでは給湯器の交換費用を抑える方法をいくつかご紹介します。

給湯器の号数を小さくする

単身世帯であれば16号、二人家族世帯であれば20号、4人家族世帯であれば24号がおすすめです。

必要に応じて号数を上げることは可能ですが、可能な限り号数を下げることで本体価格にかかる費用を抑えることができます。

給湯器の機能を最低限にする

給湯器には自動的に行う機能に違いがあり、機能が豊富で便利なタイプほど高額機種となっています。

機能は大きく3つに分けられ、それぞれ①給湯専用タイプ②セミオートタイプ③フルオートタイプと呼ばれています。

給湯専用タイプ

お湯張りのみ自動的に開始・停止できます。

機種によっては湯量を設定できずお湯張り停止は手動のものがあるので確認が必要です。

セミオートタイプ

お湯張り、保温・追炊きが自動的に開始・停止できます。足し湯は、ボタンを押す必要があります。

フルオートタイプ

ワンボタンでお湯張り、保温・追炊き、足し湯、配管洗浄まで自動的に行います。

ボタンを押す必要がなく便利ですが、停止ボタンを押すまで保温が続いてしまう機種もあるため注意しましょう。

自動お湯はり自動保温・追炊き自動足し湯配管自動洗浄
給湯専用
(自動ストップ機能は機種による)
×××
セミオート
(自動保温機能は機種による。)
××
フルオート

どのタイプにも一長一短、特徴があります。

オーバースペック(過剰な機能)とならないようによく吟味して機種選択をしましょう。

ネットで購入する

自身が希望する機能や容量、メーカーから探すことができ、豊富な種類があるが、型式が古いものもある。

サイト毎に値段が違うことがあるので、どこが安いか見比べる必要がある。メーカー保証以外の補償の有無・内容・期間にも注意が必要です。

本体のみの価格の場合は工費は含まれていないため、自身で別途交換業者に依頼する必要があります。

補助金を活用する

高効率給湯器の「エコキュート」は高額というイメージを持たれているかとは思いますが、

国や自治体から省エネ事業の施策としてエコキュート等の設備購入に補助金が用意されています。

対象要件に当てはまる場合、利用することで初期費用を大幅に抑えることができます。

予算に限りがあり受付を終了したものも中にはあるので、条件に合う補助金があるか各自治体のホームページ等を一度確認してみましょう。

参考:給湯省エネ2024事業 | 補助金の交付申請対象要件の詳細

給湯器の交換はどこに頼めばいいの?

ガス会社

メリット・資格保有や知識、ノウハウの面から信頼感があり施工内容に安心ができる。
・ガス検針票からコンタクトをとることができ業者選びが楽。
デメリット・値引きに応じてくれることが少なく工事費が割高。
こういう方にオススメ・安心安全を重視する方

給湯器メーカー

メリット・製品や部品の調達が早く、製品知識が豊富なので施工内容に安心ができる。
デメリット・ガス会社同様に値引きに応じてくれることが少なく、工事費が割高。
・選べる給湯器が少ない
こういう方にオススメ・ブランド・補償を重視する方

リフォーム会社

メリット・給湯器以外の工事が絡む場合は、割引額に期待でき、地域密着型であれば工事完了までスピーディーに進めることができる。
デメリット・外注工事のケースが多いため、施工内容に不安が残る。
こういう方にオススメ・緊急性が高い方
・スピード感を重視したい方

給湯器販売会社

メリット・給湯器に関する知識が豊富で多くの機種と対応が可能で施工内容に安心できる。
・ネット系の業者や地域密着型の業者は割引率にも期待でき、本体価格を安く購入できることがある。
・補償についても独自の補償があれば施工後の対応にも安心できる。
デメリット・安さを重視しすぎると悪質な業者に関わってしまいトラブルになる可能性があり、
 かえって高額になってしまうことがあるため注意が必要。
こういう方にオススメ・コストパフォーマンスを重視する方

ホームセンター・家電量販店

メリット・実物を確認できることが多く製品に納得して購入できる。
・型落ち商品を格安で購入できたり、ポイント付与や値引き交渉ができたりと、お得に購入・工事できることが多い。
デメリット・商品知識が乏しかったり、交換業者が外注だったりと、不安が残りやすい。
こういう方にオススメ・ポイントをためている方
・他の商品の購入も検討している方
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給湯器からエコキュートへの交換で光熱費を削減しよう!

エコキュートは大きな設備で高価だから環境保全意識が高い人に向けたものだと思っていませんか?

確かに導入にかかる初期費用は他の給湯器と比較して、高額になっています。

しかし耐用年数や毎月かかる光熱費で比較するとかなりお得です。

ここではどれくらいお得になるのか、他のメリットも併せてご紹介します。

エコキュートはお得?

エコキュートの場合、本体価格や工事費が他と比べ割高ですが、月々の光熱費を削減でき寿命も長いため、

維持費や光熱費を考えると他の給湯器よりお得に生活できます。

エコキュートの寿命は?

15~20年といわれています。

塩害地(海が近い地域)や寒冷地はその地域に適した仕様が用意されているため劣化の恐れも解消できます。

塩害地/寒冷地に適した仕様で正しく設置できなければ、劣化が格段に速く、コストパフォーマンスが著しく低下してしまうため、

必ず仕様や地域を確認しましょう。

他の給湯器とランニングコストの比較

給湯器の種類月間のコスト年間のコスト
石油(灯油)給湯器¥8,000¥95,000
ガス給湯器都市ガス:¥6,000
プロパンガス:¥11,000
都市ガス:¥80,000
プロパンガス:¥130,000
エコジョーズ都市ガス:¥5,000
プロパンガス:¥9,000
都市ガス:¥60,000
プロパンガス:¥110,000
電気給湯器¥6,000¥72,000
エコキュート¥2,000¥25,000

都市ガスのガス給湯器からエコキュートに設備を交換した場合、年間で約5万円の光熱費削減が可能です。

また初期費用とランニングコストを考慮し、シミュレーションを行うと10年で約27万円のコストダウンが見込めます。

エコキュートに交換することで、災害時や停電時等の緊急時にも水やお湯が使えるという災害大国の日本では安心な特徴も携えています。

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まとめ


本記事では、各種給湯器の交換費用や機能容量別の本体価格、費用を抑える方法、交換業者の紹介、エコキュートのメリットについて説明しました。

ご家庭にあった給湯器を選びや状況に適した交換業者を選ぶことで費用を節約することができます。

サンフィールドでは、エコキュートをはじめとする環境や家計にやさしい設備機器を数多く取り扱っております。

昨今の光熱費の高騰に悩まれている方や給湯器の交換を考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

太陽光発電設備や蓄電池、エコキュートをなるべく安く導入したいと考え、 補助金を活用しようとお考えの方は多いのではないでしょうか。

  • 補助金を活用したいが申請方法が複雑でよくわからない。
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このような方は、ぜひサンフィールドまでご相談ください。

サンフィールドでは、お客様の代わりに補助金申請の代行を行っており、手間なくスムーズに補助金を利用できます。

また、どのメーカーの製品のお見積りにも対応できるので、各メーカーの価格比較も簡単に行うことができます。

現在、まだご検討中の場合も、なるべく安く導入したいと
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