ヒートポンプ式の床暖房システムとは? メリット・デメリットも紹介
投稿日 2022年10月11日 最終更新日 2024年9月20日
ヒートポンプ式床暖房システムは電気で外気を圧縮し、お湯を作り出して部屋全体を暖めるシステムのことです。
光熱費を抑えられる、効率的に部屋が暖まるなど、ヒートポンプ式床暖房システムにはさまざまなメリットがあります。
しかし、初期費用がかかるなどのデメリットについても理解を深めなくてはいけません。
そこで今回の記事では、ヒートポンプ式床暖房システムの基本的な知識やメリット・デメリットを紹介します。
ヒートポンプ式床暖房システムを導入すべきかお悩みの方はぜひ参考にしてください。
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目次
ヒートポンプ式床暖房システムとは?
ヒートポンプ式床暖房システムとは、外気を圧縮して温めることで熱を発生させ、温水を作り出し床下のパイプに流して部屋を暖めるシステムのことです。
エアコンの暖房システムと同じ仕組みを利用しており、空気の代わりに水を温めて循環させて部屋を暖めます。
広い範囲の床を暖められ、ランニングコストを抑えられるなどの理由で注目を集めている暖房システムです。
オール電化にも対応しており、安全設計を目指している人からも人気を集めています。
ヒートポンプ式以外の床暖房システムの種類
床暖房システムにはいくつかタイプがあります。
ここでは、ヒートポンプ式以外の種類の床暖房システムを確認しましょう。
ガス
ガスを使った床暖房システムは、ガス給湯器などで加熱した水を循環させる暖房システムです。
ガス給湯器を使用してお湯を作り出すため、床暖房の立ち上がりが早く、すぐに部屋を温めることができます。
また、ヒートポンプ式よりも維持管理するための継続的費用がかからず、本体がコンパクトな点もメリットのひとつです。
しかし、一方では光熱費はヒートポンプ式の倍かかるので、初期費用を踏まえるとガスを使った床暖房システムのほうが高くなる可能性があります。
石油
石油を使ったタイプの床暖房システムも存在します。
専用ボイラーを石油で温め、温水を作りだします。
温水をパイプで流して部屋を暖めるシステムです。
石油の値段によっては維持費を抑えられる可能性もありますが、定期的にメンテナンスが必要になりますし、給油する必要があります。
また、専用ボイラーの燃焼音や臭いを懸念する人も見受けられます。
このように床暖房システムのタイプによってメリットとデメリットは大きく異なるので、自宅に最適なシステムを慎重に検討することが重要です。
ヒートポンプ式床暖房システムのメリット
それでは、ヒートポンプ式床暖房システムを導入するメリットには何が挙げられるでしょうか?
維持費を抑えられる
ヒートポンプ式床暖房システムのメリットとして、維持費を抑えられる点が挙げられるでしょう。
ガス式温水床暖房と比較すると、ヒートポンプ式床暖房は半分以下の維持費で使用することができます。
例えば、ヒートポンプ式床暖房システムの場合は電気が安くなる夜間にお湯を沸かすなどすればコストを抑えることが可能です。
初期費用が高いというデメリットはありますが、維持費が安いので結果的にコスト削減につながります。
火を使わない
ヒートポンプ式床暖房システムでは、火を使わないので安全に部屋を暖めることができます。
火を使用するとなると火災やガス漏れ、一酸化炭素中毒などの事故が懸念されます。
しかし、電気を使用するヒートポンプ式床暖房システムであれば安心です。
さらに、地震などの災害時でも電気は他のライフラインよりも早く復旧する傾向にあります。
万が一の時に備えるためにも電気を使用した暖房システムに切り替えることが重要です。
頭寒足熱の環境を作れる
頭寒足熱の環境を作れる点もヒートポンプ式床暖房システムの魅力のひとつです。
頭寒足熱とは、頭部が冷えている状態で足元が暖かい状態のことです。
血行が促進されるので、従来から健康状態を保つのによいとされてきました。
床暖房システムは床の下から身体を暖めることができるので、そのような状態を作り出すことができます。
エアコンの場合は一部分が暖められるので、部屋全体の温度が上がりにくく、冷えを解消しにくいといわれています。
ヒートポンプ式床暖房システムのデメリット
ここまでヒートポンプ式の床暖房システムのメリットを紹介してきました。
それでは、デメリットには何が挙げられるでしょうか?
初期費用が高い
先ほど紹介した通り、ヒートポンプ式の床暖房システムを導入するにはある程度のコストが必要になります。
ヒートポンプで熱を発生させるため、専用のヒートポンプを購入する必要がありますし、多機能エコキュートを選ぶ場合は100万円程度の費用が必要になります。
さらに、床暖房システムを完成させるためには配管施工やヒートポンプの設置、温水パネルの設置などの作業を行わなくてはいけません。
備品を購入するだけでなく、工事費用のことも視野に入れておく必要があります。
工事が必要
ヒートポンプ式の床暖房システムを導入するには、設置工事を行わなくてはいけません。
業者や製品、部屋の広さなどによって工事期間は異なりますが、1日で完了する場合もあれば、3〜4日ほど期間を要することもあります。
また、機器を設置するスペースが必要になるので工事中の生活をどうするか考える必要があります。
業者に注意点をしっかりと確認して、工事に向けて準備を進めましょう。
ヒートポンプ式床暖房システムの費用を抑えるためのポイント
では、どのようにヒートポンプ式床暖房システムのコストを抑えればいいのでしょうか?
床暖房をつけっぱなしにする
費用を抑えるために、床暖房は基本的につけっぱなしにしておくとよいです。
何回も電源をオフにすると熱が冷めてしまい、使用時に再び熱を発生させて暖める必要性が生じます。
しかし、つけっぱなしにしておけば再度熱を発生させる必要がないので、多大なエネルギーをかけずに暖かい部屋をキープできるのです。
もちろん、長期的に家を空ける場合などは電源をオンにしておく必要はありませんが、起動回数を減らすことを心がけましょう。
カーペットや家具を設置しない
床暖房の上にカーペットや家具を設置しないのもひとつの手段です。
床暖房の上に何かを置いてしまうと、暖房効率が低下してしまいます。
つまり、余計な熱を発生させる必要があるということです。
さらに、熱がこもってしまうと、フローリングが傷んでしまう恐れがあります。
ヒートポンプ式床暖房システムを導入しよう
今回の記事では、ヒートポンプ式の床暖房システムの導入を検討している人に向けて、基本的な知識やヒートポンプ式床暖房システムのメリット・デメリットを紹介しました。
ヒートポンプ式床暖房システムは初期費用はかかるものの、維持費を抑えられるため結果的にコスト削減につなげることができます。
電気によって火を使わずに部屋を暖めることができ、災害時でもスピーディーな復旧を実現できます。
オール電化を目指している人や部屋全体を効率的に暖められるシステムをお探しの方は、ぜひヒートポンプ式の床暖房システムをチェックしてみてください。
株式会社サンフィールドは、ヒートポンプ式床暖房システムをはじめ、エコキュートや太陽光発電システム、蓄電池などの省エネな製品を取り扱っています。
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