シャープの太陽光発電の評判・口コミは?価格や撤退の理由について
投稿日 2023年10月31日 最終更新日 2024年9月25日
シャープの太陽光発電システムの購入を検討しており、
「他のメーカーとの違いは何?」
「シャープの太陽光発電システムの評判は?」
と気になる方も多いのではないでしょうか。
シャープは太陽光発電システム開発において60年以上の経験を持ち、信頼性の高いメーカーです。
太陽光発電システムは決して安い買い物ではないので、シャープ製品の購入を考えている方は、品質や保証内容、導入コストなど幅広い情報を集めた上で検討することが大切です。
今回の記事では、シャープの太陽光発電の評判・口コミ、メリット・デメリット、設置価格、製品などを紹介します。太陽光発電システムの導入を考えている方は参考にしてください。
お悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。
\ 簡単!3分でお問い合わせ完了 /
目次
シャープの太陽光発電の評判・口コミ
シャープの住宅用太陽光発電システムは様々な評判を集めています。
そこで今回はシャープの太陽光発電に関する口コミを調査しました。
導入コストが低いのが魅力
【現在国内シェアでトップのシャープは、導入コストが低いのが魅力。
また、施工工事や周辺機器を含む太陽光発電システム全体に10年間の保証を適用できるなど、設置後のサポート体制が万全なのも安心できるポイントです。】
引用:https://x.com/solarmerit/status/1430381798249226241?s=20
シャープの太陽光発電は導入コストが低い点が評価されています。
例えば、シャープが提供するファミリー向けプラン「COCORO POWER(ココロ・パワー)」を利用すれば、初期費用をかけずに太陽光発電システムを設置することが可能です(新築住宅の場合)。
このプランでは契約期間中は毎月定額料金(電気代)を支払う必要がありますが、契約満了後は太陽光発電システムが譲渡されます。
さらに、導入コストだけでなく保証内容が手厚い点も評価されている理由のひとつです。
システムを設置する際に無償の10年保証、有償の15年保証からプランを選ぶことができます。
太陽光パネルの小型化が話題
【日本の住宅に合った製品化は大変良いことです。
太陽光パネル14%小型化 日本の住宅向き】
引用:https://twitter.com/enjoy1192/status/1622536199381581824
こちらの口コミからもわかるようにシャープが開発した小型の太陽光パネルが注目されています。
縦99.6cm、横114.6cmの小型太陽光パネルは、日本の住宅設計を考慮しており、屋根に効率良く設置できるようにデザインされています。
令和7年度から東京都で新築建物に太陽光パネルを設置することが義務付けられるため、
従来のサイズだと設置できなかった住宅にも対応できるように、従来の製品より面積を14%縮小させた新製品が開発されました。
メンテナンスも高評価
【やっぱ、太陽光発電はシャープが後後のメンテナンス考えても一番良いかもしれない^ ^】
引用:https://twitter.com/hayate689/status/265701192544423936
このようにシャープのメンテナンスサービスも高い評価を受けています。
あらゆる環境下での使用が想定される太陽光発電を末長く使用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
シャープでは、独自の社内資格を保有する300名以上のソーラーテクニカルマイスターが全国でメンテナンスを実施しています。
上記は「ソーラーテクニカルマイスター制度」と呼ばれ、特別な教育を受けたソーラーテクニカルマイスターがPV測定、IR測定、電流、電圧測定、絶縁抵抗測定などを実施してくれます。
シャープが太陽光産業から撤退した?理由を解説
一時期、シャープが太陽光産業から撤退する可能性があると報道されていましたが、結果的に撤退することはなく、現在も太陽パネルの開発・販売を継続しています。
それでは、どうしてシャープの太陽光産業撤退が噂されたのでしょうか?
低コストで太陽光パネルを生産する中国の影響
まず、太陽光パネル事業の国際競争が激化したことが要因に考えられるでしょう。
特に、中国メーカーの太陽光パネルは、国内メーカーの製品と比較すると低コストで製造できます。
つまり、国内メーカーが中国メーカーとの価格競争に敗れたことにより、日本における太陽光発電事業の業績が悪化してしまったということです。
ちなみにシャープの他にも、ソーラーフロンティアや東芝、三菱電機などの国内メーカーが同じような状況に置かれました。
経営悪化が原因で台湾の鴻海に事業を買収された
2016年4月 、シャープは台湾に本社を構える鴻海(ホンハイ)に買収されました。
鴻海は電子機器の生産や組立を請け負う世界最大手の企業です。
鴻海が製造したパーツはApple(アップル)やHewlett-Packard(ヒューレット・パッカード)などの製品にも使用されています。
2008年、シャープは世界的な不況の影響で経営不振に陥りました。
そのような状況で、シャープは事業を再建するために外資企業による買収に同意したのです。
現在のシャープの太陽光発電について
このような動きの中でシャープが太陽光発電事業から撤退することが噂されましたが、買収後もブランドは存続し、太陽光発電事業を継続しています。
「太陽光システムの保証はどうなるの?」と不安を感じている方もいると思いますが、保証やアフターサービスは引き続き利用することが可能です。
先述した通り、無償の場合は10年間の保証、有償の場合は15年間の保証に加入することができます。
加えて、BLACKSOLAR(ブラックソーラー・ゼロ)シリーズの場合、長期保証(モジュール20年保証、システム機器保証15年保証)も用意されています。
シャープの太陽光発電システムのメリット
シャープの太陽光発電システムにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
黒を基調としておりデザイン性が高い
シャープのフラッグシップモデル「BLACKSOLAR ZERO(ブラックソーラー・ゼロ)」は、屋根と調和しやすい黒を基調としたデザインが特徴的です。
モジュール部分に黒色を採用することで、従来の製品よりも統一されたデザインを実現しています。
景観を損なわず一般家庭にも受け入れやすいデザイン性の高さが評価され、2021年度にはグッドデザイン賞を受賞しました。
他にも、あらゆる屋根の形状にフィットするように、サイズや形状の異なるモジュールを展開しています。
自然災害などへの耐久力がある
シャープの太陽光発電システムは耐久性の高さが強みです。
高温多湿、台風、積雪など、季節によって太陽光発電システムはさまざまな環境に置かれます。
耐久性の低い製品を導入すると故障しやすく、修理や取り替えなどの手間が増える可能性が高いです。
シャープは耐久力のある製品を開発するために、60年以上の開発経験を活かした独自の耐久試験や加速試験を実施しています。
IEC規格やJIS規格よりも厳しい標準を設けることで、顧客が安心して利用できる品質を目指しています。
長期間の保証してくれる
長期間の保証がつく点もシャープの太陽光発電システムを導入するメリットに挙げられるでしょう。
太陽光発電システムを導入する場合、地震や津波、台風、豪雪、土砂災害などの自然災害による故障について考慮しなくてはいけません。
長期の保証に加入しておけば、こういったケースにも速やかに対応できます。
ただし、保証内容はプランや製品によって異なるので、加入前にしっかりとプラン内容を確認することが大切です。
約87万軒の導入実績がある
シャープは導入実績の高さでも高い評価を得ています。
シャープは60年以上サービスを提供してきた中で、これまでに約87万軒に太陽光発電システムを設置してきました。
これまで培ってきた経験やノウハウを活かして、あらゆる住宅の屋根形状を考慮したサービスを実現します。
さらに、不安な点や疑問点はメールや電話、Zoom(ズーム)などで相談することが可能です。
そのため、実績のあるメーカーやサポート力の高いサービスを利用したい方は、シャープの太陽光発電システムを検討するとよいでしょう。
JAXAに認定されており品質面で信頼できる
シャープの太陽電池メーカーは国内で唯一JAXA(ジャクサ:宇宙航空研究開発機構)に認定されています。
JAXAとは、2003年に宇宙科学研究所(ISAS)、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙開発事業団(NASDA)が統合して創設された研究機関です。
シャープの太陽電池メーカーはこれまでに180基以上人工衛星に搭載されてきた実績を誇ります。
温度が大きく変化する過酷な宇宙空間にも耐える、その品質の高さが評価されています。
シャープの太陽光発電システムのデメリット
ここまでシャープの太陽光発電システムのメリットを紹介してきましたが、デメリットはあるのでしょうか?
ほかのメーカーに比べて価格が高い
シャープの太陽光発電システムは、他のメーカーと比較すると価格が高い傾向にあります。
海外メーカーに対抗した低価格製品もラインナップに含まれていますが、海外メーカーほどの価格で製品を提供できていないのが現状です。
導入コストを抑えたいという方は、シャープ以外のメーカーも検討すると良いかもしれません。
ただ、価格が高い分手厚いサポートを受けられるので、バランスを見て決めると良いでしょう。
種類が豊富すぎて選ぶのが難しい
「シャープの太陽光発電システムは種類が豊富すぎて選ぶのが難しい」という声も見受けられます。
パナソニックの太陽電池モジュールは5 種類であるのに対し、シャープの太陽電池モジュール(切妻屋根向け製品と寄棟屋根向け製品)は12種類となっています。
種類が多すぎて決められない場合、太陽光発電システムを扱う専門の業者に相談してアドバイスを貰うと良いかもしれません。
シャープの太陽光発電の設置価格
シャープが提供する太陽光発電システムの価格帯は、1kWあたり21〜37万円です。
経済産業省(調達価格等算定委員会)の資料「令和5年度以降の調達価格等に関する意見」によると、2022年における太陽光発電システム設置(新築)の平均値は1kWあたり21.6万円となっています。
この価格相場と比較すると、シャープの太陽光発電システムのほうが比較的高いことが伺えます。
ただ、電気容量や工事費なども含めるとコストが多少前後することを認識しておきましょう。
参考:経済産業省「令和5年度以降の調達価格等に関する 意見」
シャープの太陽光発電の製品
シャープの太陽光発電の製品を一部紹介します。
太陽光パネル
BLACKSOLAR ZERO(ブラックソーラー・ゼロ)
BLACKSOLAR ZERO(ブラックソーラー・ゼロ)は、黒を基調としたデザインが特徴の太陽光パネルです。
サイズや形状の異なるモジュール4種類を組み合わせることで効率よく屋根に設置することができます。
搭載容量だけでなく、デザインや意匠性が評価され、「令和4年度 新エネ大賞 新エネルギー財団会長賞」を受賞しています。
また、先ほど説明したように「2021年度 グッドデザイン賞」も受賞しており、多方面から高い評価を得ています。
参考:シャープ「住宅用太陽電池モジュール「BLACKSOLAR ZERO」4機種を発売」
スタンダードモデル
スタンダードモデル(NU-259AM)は、横にも縦にも設置可能な太陽光パネルです。
太陽電池セルのサイズを半分にして出力・変換効率をアップする「ハーフセル技術」を採用しており、効率よく発電することができます。
さらに、セルのバスバー電極の本数を5本から9本に増やす「マルチワイヤ技術」を利用することで、電力損失を抑制することに成功しています。
参考:シャープ「太陽電池モジュール|NU-259AM|シャープ」
蓄電池システム
蓄電池システム( JH-WB2021)は、太陽光で発電した電気を貯めることができる大容量モデルです。
容量は9.5kWhとなっており、災害などで長期間停電した場合でも安心して使用できます。
ネジ穴がない構造を採用することで故障リスクを低減しているだけでなく、浸水の場合でも使用できる設計になっています。
さらに、マルチエネルギーモニタに使用可能時間が表示されるので、停電した際も残り時間を確認しながら電気を使用することが可能です。
参考:シャープ「蓄電池システム|JH-WB2021 – シャープ」
COCORO ENERGY(ココロ・エナジー)/クラウド連携エネルギーコントローラ
COCORO ENERGY(ココロ・エナジー)は、シャープのHEMSサービスです。
HEMS(ヘムス)とは、「Home Energy Management System(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)」の略で、エネルギーの管理や節約ができるシステムを意味します。
雷注意報に連動して蓄電池に自動充電する機能などが評価され、「令和2年度 新エネ大賞」を受賞しました。
COCORO ENERGYシリーズのクラウド連携エネルギーコントローラ(JH-RVB1)は、スマートフォンからも家電等を管理できるので、電源消し忘れなどによる無駄な消費を削減できます。
参考:シャープ「クラウド連携エネルギーコントローラ ラインアップ – SHARP」
シャープの太陽光発電を導入し成功した事例
シャープの太陽光発電における成功事例を紹介します。
売電収入で水道代も賄うことができている
シャープの太陽光発電(設置容量5.5kW)、蓄電池(設置容量6.5kWh)、HEMSを導入したご家庭の事例です。
こちらのご家庭は、昼間は太陽光で発電した電気、夜間は蓄電池に貯めた電気を使用しています。
不足分は電力会社から購入していますが、売電収入で電気代をカバーできているそうです。
さらに、電気代だけでなく水道代も売電収入でまかなうことができています。
このように太陽光発電システムは光熱費を抑えたいご家庭におすすめです。
電気代が値上げするニュースが気にならないようになった
続いては、シャープの太陽光発電(設置容量4.8kW)、蓄電池(設置容量6.5kWh)、HEMSを利用しているご家庭の事例です。
マイホームを購入し部屋数が増えたことで、太陽光発電導入前は電気代が高くなることを心配していましたが、
導入後は電気代が値上がりするニュースも気にならなくなったと言います。地震や雷などの災害による停電にも対応できるように蓄電池も設置しています。
万が一の際も電気を使えるので、安心して生活を送れているそうです。
まとめ
今回の記事では、シャープの太陽光発電システムの詳細、評判・口コミ、メリット・デメリット、製品、成功事例について紹介しました。
シャープの太陽光発電システムは導入コストが高い傾向にありますが、保証やアフターサービスが徹底しているだけでなく、デザイン性や機能性の高さで評価を得ています。
興味のある方は、ぜひシャープの太陽光発電システムの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
太陽光発電設備や蓄電池、エコキュートをなるべく安く導入したいと考え、 補助金を活用しようとお考えの方は多いのではないでしょうか。
- 補助金を活用したいが申請方法が複雑でよくわからない。
- 補助金申請を代行してくれる会社が中々見つからない。
- そもそも補助金を利用できるのかがわからない。
このような方は、ぜひサンフィールドまでご相談ください。
サンフィールドでは、お客様の代わりに補助金申請の代行を行っており、手間なくスムーズに補助金を利用できます。
また、どのメーカーの製品のお見積りにも対応できるので、各メーカーの価格比較も簡単に行うことができます。
現在、まだご検討中の場合も、なるべく安く導入したいと
お考えの方は、ぜひ一度下記よりご相談ください。
サンフィールドLINE公式アカウント
ご契約者様向け「修理依頼サービス」や、エコキュートや蓄電池にエラーコードが表示された場合の対処方法を掲載!ご契約をしていないお客様の修理や質問、ご相談もLINEから受け付けております。お気軽にご連絡ください!