給湯器から大量の水漏れをしている?原因や危険性、対処法を徹底解説!
投稿日 2022年4月13日 最終更新日 2024年9月24日
給湯器の水漏れが起きた場合はどのように対応すればよいか分からないという人は多いのではないでしょうか。
水漏れが発生すると、大きなトラブルにもつながる可能性があるため、早急に対応する必要があります。
まずは、水漏れが発生した原因を見極めて、適切な対処を行うことが大切です。
今回の記事では、給湯器の水漏れが起きた際の原因や修理費用を紹介します。
この記事を読むことで、給湯器の水漏れが発生した際にどのように対応すればよいか理解できるようになるため、ぜひ参考にしてみましょう。
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目次
給湯器が水漏れをするとどうなる?
給湯器が水漏れをするとどうなるのでしょうか?
ここでは、給湯器の水漏れが危険な理由を紹介します。
一酸化炭素中毒の危険性がある
先述した通り、給湯器が水漏れを起こすと一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があります。
一酸化炭素中毒とは、一酸化炭素を吸ってしまうことによって、吐き気や頭痛、手足のしびれなどを引き起こす状態のことです。
一酸化炭素は、無臭であるため異常に気付きにくいですが、重症になると機能障害を引き起こし、意識不明に陥るなどのリスクがあります。
給湯器の内部にあるバーナーに水が触れ続けてしまうと、ガスの不完全燃焼を引き起こします。
ガスの不完全燃焼が起きると、一酸化炭素が発生してしまうため注意が必要です。
異常着火を引き起こす
給湯器の水漏れを放置してしまうと、内部部品が錆びることで腐食を引き起こし、ガス漏れの原因になります。
ガスが通るパイプが腐食すると、ガス漏れが発生してしまうのです。
ガス漏れは異常着火を引き起こす可能性があり、機器が変色・変形してしまうため注意する必要があります。
ガスっぽい匂いがする、水道代やガス代がいつもより高いなど、少しでも異変を感じたら給湯器を確認してもらうようにしましょう。
階下に水漏れする可能性がある
マンションの場合は階下を水浸しにしてしまう可能性があります。
他の住民にも迷惑をかけてしまうことになるため、給湯器の水漏れは迅速に対応することが重要です。
はじめはポタポタと少量が水漏れしていた場合でも、徐々に圧力が加わり、水漏れの勢いが増していきます。
勢いよく水漏れが起きるようになってからだと、階下が水浸しになってしまい、その後の処理が大変です。
迷惑かけたことを謝るなど、精神的にも労力がかかるため、早急に対応するようにしましょう。
カビが発生し家内を腐食する恐れがある
給湯器の水漏れ被害でもう一つ心配なのがカビの発生です。
知らないうちに水漏れしている場合、カビの被害も広がってしまっている可能性があります。
カビが生えてしまうと家の壁や壁紙、さらには柱や床などが変色してしまい、ひどい場合は腐食により建物自体へ深刻なダメージを与える可能性もあります。
カビや腐食の場合、広範囲に及ぶとリフォームも考えなくてはならなくなり、この場合はかなりの出費になってしまう可能性があるので注意が必要です。
【なぜ給湯器の水漏れが起こる?】考えられる4つの原因
給湯器の水漏れはどうして起こるのでしょうか?
ここでは、給湯器の水漏れが起きる原因を紹介します。
劣化している
給湯器の水漏れが起きる原因としては、経年劣化が挙げられるでしょう。
給湯器は時間が経つと劣化していくため、8年~10年に一度は交換が必要と言われています。
例えば、蛇口などで利用されているゴム製のパッキンは、劣化すると硬くなっていきます。
硬くなってしまうと機能しなくなるため、水漏れが発生しやすくなるのです。
もちろん、他の部品が原因で水漏れが起きている可能性があるため、8年~10年を目安にして給湯器を交換すると良いでしょう。
配管が凍結している
配管が凍結していると、水漏れが発生する可能性があります。
気温が著しく変化し、配管内に溜まっている水が凍結してしまうと、配管が破裂して水漏れが発生するのです。
寒い地域はあらかじめ配管に凍結対策が施されていることが多いため、比較的暖かいエリアに住んでいる人は配管の凍結対策を行うようにしましょう。
水を少量出しっぱなしにして循環させたり、凍結予防ヒーターを利用したりすることで、配管が凍結するのを防げます。
給湯器をしばらく使用していない
給湯器をしばらく使用していないことが原因で、水漏れが起きるケースが見受けられます。
長期間出張していた、旅行で家をしばらく空けていたなど、給湯器を一定期間使用してしないと、内部の圧力が高まり、水漏れが起きることがあります。
また、冬場の冷え込む時期だと、給湯器をしばらく使用していないことで、給湯器が凍結してしまうことがあるため、家を出る前に凍結対策を行なっておくことをおすすめします。
配管の接続に不具合がある
配管の接続に不具合があると、水漏れが起きる可能性があります。
よく見られるのが取付け時に不備があり、水漏れが発生するパターンです。
特に初心者が工事に対応する際などはこのようなミスが発生しやすくなります。
取付け完了後にすぐに水漏れが発生することもあり、ある程度の期間使用してから水漏れが発生することもあります。
このような場合は工事の担当者に連絡をして、対応してもらうようにしましょう。
【心配不要】水漏れで対処不要なケース
水漏れの中には修理しなくても良いケースもあります。
浴槽につなぐ連結ゴムに水滴がついている場合
連結ゴムについている水滴はほとんどの場合が結露によるもので、水漏れではありません。
修理の必要はないので安心して良いでしょう。
結露は主に夏場に起こりやすく、室温と水温の差によって水滴がついてしまうことを指します。
水の通り道に水滴がついていると「水漏れかも」と焦ってしまいますが、水滴のついている場所によっては修理が不要のため、「どこに水滴がついているのか」「水滴の量が増えていないか」など見極めることが必要です。
水抜き栓から水が出ている場合
給湯器の水漏れの中でも、水抜き栓から水が出ているケースは問題ありません。
水抜き栓は給湯器内部の圧力が高くなった際に、水を排出することで圧力を低下させるための機器です。
この水抜き栓から一時的に水が出ているのであれば、正常に機能しているということであるため問題はないでしょう。
しかし、水の量が異常、継続的に排出されているなどの場合は、トラブルが起きている可能性があります。
自分で判断するのが不安という人は、業者やメーカーに電話で問い合わせてみましょう。
確認するべきポイントを丁寧に教えてくれるため、指示に従って行動するようにします。
パッキン交換など自分で修理はできる?
パッキンの交換の際、給湯器の配管の取り外しをしなければならない場合は給水装置工事主任技術者という資格が必要です。
そのため基本的には自分で修理するのは難しいでしょう。
資格を有さずに給湯器の配管取り外しをすると法令違反になります。
パッキンの交換ならできそうに思いがちですが、パッキンのサイズや形状が合っていないと水漏れの解消にはなりません。
そもそもパッキンが水漏れの原因かどうかの判断も難しいため、業者に依頼することをおすすめします。
【修理依頼の前に】事前に準備しておくべき対処方法
給湯器の水漏れが起きた場合はどのように対処すればいいのでしょうか?
ここでは、給湯器の水漏れが起きた際の対処方法を紹介します。
給湯器の使用を止める
まずは原因を調べるために給湯器を停止しましょう。
また、合わせてお風呂の使用も中止して、給湯器のコンセントを抜きましょう。
水漏れの原因によっては、給湯器内部で不完全燃焼を起こして一酸化炭素を発生する恐れがあります。
一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があり、使用を続けるのは極めて危険です。
安全性が確認できるまで、コンセントを抜いたままにして、すぐに原因を調べましょう。
水漏れが起きている場所を確認する
給湯器を停止したら、次は水漏れが起きている場所を確認します。
水漏れがどこの部分で起きているのかを把握しておくと、業者に連絡する際にスムーズに進めることができます。
水漏れが起きている場所によって、どのような対応を取るべきか指示をもらえます。
可能であればどこの部分から水漏れが起きているか分かるように写真を撮っておくと良いでしょう。
特に、本体カバーの下や配管のつなぎ目など、水漏れが起きやすい場所は注意が必要です。
給水元栓を閉める
原因が把握できたら、給水元栓を閉めて、給湯器本体の運転も停止しましょう。
この際に、止水栓とガス栓も閉めておくことをおすすめします。
水漏れが起きていて、給湯器を正常に使用できていない場合でも、ガス代や水道代が発生します。
ただし、どの部分を閉めればよいか分からない場合でも、適当に触らないようにすることが大切です。
もし止水栓の場所や止め方が分からない場合は、水道やガスの元栓を閉めると良いでしょう。
その間は建物全体の水道やガスがストップしてしまいますが、業者が来るまでの一時的な対応としては有効です。
エラーコードや品番を確認しておく
修理依頼の際に確認しておきたいのが、エラーコードです。
エラーコードは各メーカーによって多少の違いはありますが、英数字を組み合わせたものになります。
メーカーごとにエラーコードが出た場合の処置の方法があるので、まずはその指示に従いましょう。
エラーコードの内容については、各メーカーの公式サイトからも確認することができます。
修理依頼をする際もエラーコードを伝えることで修理の目処がたちやすく、ある程度の修理見積もりも聞くことができます。
ただし、実際に確認してみなければ、正しい修理見積もりは出ないため、見積もりと実際の金額が変わることもあることは心に留めておきましょう。
換気しておく
給湯器の水漏れを発見した場合、まずは換気をしましょう。
前述した通り、給湯器の水漏れで一番怖いのは一酸化炭素中毒です。
密閉された空間でガスが燃え続けると酸素が不足し、一酸化炭素の発生の原因となります。
一酸化炭素の怖いところは「無色・無臭」のため気がつかないうちに蔓延するところです。
頭痛や吐き気といった中毒症状を起こし、ひどい場合は死に至ることもあるため必ず換気をしましょう。
修理の依頼はどこに連絡すればよい?
では、修理をするにはどこに連絡するのが最適なのでしょうか。
賃貸や持ち家によって異なるため、注意が必要です。
賃貸と持ち家の場合でそれぞれ注意するポイントを解説します。
賃貸(マンションやアパート)の場合
賃貸の場合、水漏れに気付いた時点ですぐに、管理会社や大家に連絡しましょう。
賃貸の場合、給湯器のような設備は管理者のものなので修理の責任も管理者にあるため、例外を除き修理の負担も管理者となることが多いです。
管理者によっては修理業者が決まっていることもあるので勝手に修理依頼はせず、管理者に連絡し指示を仰ぎましょう。
あまり考えられませんが、わざと給湯器を壊してしまった場合の修理費用は自己負担になります。
他にも、水漏れを認知しながら長い間放置して腐食など被害が広がってしまうと責任を問われることもあるので、発見し次第管理者に連絡しましょう。
また契約時に専有箇所について修理は自己負担などで契約している場合、支払うことになる可能性があります。
持ち家の場合
持ち家の場合は、給湯器の水漏れを発見した際は、速やかに給湯器メーカーまたは施工業者に連絡しましょう。
まずは水漏れの状況をしっかり把握し、エラーコードの有無などを確認の上、連絡の際に伝えるとスムーズです。
また保証期間など細かい事は契約時の資料などで確認します。
このくらい大丈夫だろうという自己判断は危険なので、水漏れを見つけたら早めの連絡をおすすめします。
給湯器の水漏れの修理料金は?
給湯器の水漏れが起きた際、どれくらいの修理費用がかかるのでしょうか。
メーカーや業者、水漏れの状態などによってコストは変わってきます。
給湯器の修理費用の相場としては2万円〜6万円程度です。
費用には製品の修理費用のほかに、部品代や出張料、診断料が含まれています。
修理を依頼する際は、複数の業者を見極めて、サポート内容と費用のバランスが取れたところを選定することが大切です。
買い替えが必要ケースもある
製品寿命が尽きている場合は買い替えが必要
水漏れが起きた場合は、給湯器の買い替えを検討しましょう。
先程も述べた通り、給湯器が水漏れしてしまう原因は経年劣化が考えられます。
給湯器の寿命は8年〜10年程と言われているため、長年給湯器を使っていると水漏れが起きる可能性が高まります。
8年〜10年程使っている場合は、買い替えを検討してみましょう。
買い替えるなら光熱費が安いエコキュートがおすすめ
給湯器の買い替えをお考えの場合は、光熱費が安くなるエコキュートがおすすめです。
エコキュートとは簡単にいうと大気中の熱を利用し、お湯を作るシステムです。
そのため、環境に優しく消費する電力が少ないため省エネなだけでなく、光熱費の節約になります。
また、電気代の割安な時間帯である夜間に電力を使用するプランにすれば、さらに節約になります。
もちろん初期投資はかかりますが、補助金を活用するなどでランニングコストを抑えることが可能です。
さらにエコキュートは太陽光発電や蓄電池のシステムと相性が良く、組み合わせて使うことでさらなる電気代の節約が期待できます。
給湯器の水漏れはすぐに対応しよう
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また、どのメーカーの製品のお見積りにも対応できるので、各メーカーの価格比較も簡単に行うことができます。
現在、まだご検討中の場合も、なるべく安く導入したいと
お考えの方は、ぜひ一度下記よりご相談ください。
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