サンフィールド SDGs17の目標 日本で行なっている取り組みを紹介

SDGsの17の目標って何?日本で行っている取り組みを紹介!

投稿日 2022年12月8日 最終更新日 2023年12月15日

最近、テレビや街中でよく目にする「SDGs」という言葉。

言葉は知っていてもどういったものなのかよく知らない方も多いのではないでしょうか。

今回は、SDGsの17の目標と日本の取り組みについて解説します。

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SDGsの17の目標とは

SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称になり、2015年9月に開催された国連サミットにて採択されたもので、より良い世界を目指すために生まれました。

このSDGsは、17の目標と169のターゲットから構成されており、「誰一人取り残さない」という理念を掲げ、発展途上国・先進国にかかわらず、すべての人が取り組むべき国際目標です。

①貧困をなくそう

「1日1.9ドル未満で生活しなければならないこと」を国際基準で極度の貧困と定められています。

世界では、7億960万人もの人が極度に貧しい暮らしをしていて、そのうち約半数の3億5600万人は18歳未満の子供たちです。

数字でみるとどのくらい多いのか分かりにくいですが、3億5600万人というと約6人に1人という計算になります。

1990年代を比較すると、極度の貧困状態にある人の割合は減少傾向にありますが、まだまだ世界的にも大きな問題です。

SDGs目標1の「貧困をなくそう」は、こういった問題を解決するための目標です。

②餓死をゼロに

日本で生活をしていると、明日の食料に困ることはありませんよね。

世界を生徒40人のクラスと考えると40人中4.7人(11.9%)がその日食べるものがなく明日以降も食べ物を得られるか分からない、深刻な食料不安にあります。

世界の飢餓人口は減少傾向にありましたが、2014年以降徐々に増加しています。

新型コロナウイルスの影響により、今後さらに増えることが心配されています。

SDGs目標2の「飢餓をゼロに」は、こういった問題を解決するための目標です。

③すべての人に健康と福祉を

世界では、5歳になる前に命を落としてしまう子供が1年間に約500万人もいます。

また、出産の時に亡くなってしまう母親も多くいます。

途上国の子供たちが亡くなる原因の多くが下痢や肺炎で、先進国であればすぐに治療できるような病気で命を落としています。

日本に住んでいると病気になれば医者にかかることが当たり前ですが、医療が発達していない地域では深刻な医者不足や高額な費用により病気になっても医者にみてもらえるとは限りません。

SDGs目標3の「すべての人に健康と福祉を」は、こういった問題を解決するための目標です。

④質の高い教育をみんなに

日本では小学校・中学校の9年間が義務教育です。

当たり前のように学ぶことができる日本ですが、世界では5,900万人もの子供たちが学校に通うことができていません。

貧困な家庭が多い途上国では、子供たちが自ら働いたり家事や兄弟のお世話をしたりしなければならないので、学校へ通うことができません。

また、学校自体の数も不足していて近くに学校がないことも原因として挙げられます。

SDGs目標4の「質の高い教育をみんなに」は、すべての人がしっかり学ぶことができるようにするための目標です。

⑤ジェンダー平等を実現しよう

世界では、女性というだけで十分な教育が受けられなかったり、10代で結婚・妊娠・出産を強いられたり、様々な差別を受けてしまうことがあります。

日本の男女格差は、世界156か国中120位となっており、女性の政治分野への参加割合や女性管理職の割合の低さなど、まだまだ多くの課題があります。

世界でも女性より男性の方が優位な立場にあることが多く、こういった問題を解決するためにSDGs目標5の「ジェンダー平等を実現しよう」が掲げられています。

⑥安全な水とトイレを世界中に

日本では蛇口をひねれば綺麗な水を使用することができ、学校や公園などにも設備された清潔なトイレがあります。

このように安全で衛生的に水を使用できる国は世界でもわずかしかありません。

上下水道設備が整っていない途上国では、排泄物や有害物質が川の水など、汚水を処理しないまま飲み水として使用しています。

不衛生な水によって、病気になってしまう可能性も高く、十分な治療も受けられないまま死亡してしまうケースが多くあります。

SDGs目標6の「安全な水とトイレを世界中に」は、こういった問題を解決するための目標です。

⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに

電気は生活になくてはならないエネルギーですが、世界では約7.8億人もの人が電気を使用することができずにいます。

電気が通っていても断続的にしか使用できない人も含めると、10億人以上いるといわれています。

また、現在世界中で使用されている電気は、石油や天然ガスなどを燃やすことによって発電した電気です。

石油や天然ガスなどの化石燃料を燃やすと地球温暖化の原因となる温室効果ガスが発生します。

このまま化石燃料を元にしたエネルギーを使用し続けると、地球温暖化やそれによって起こる気候変動などがますます深刻化してしまいます。

こういった問題を解決するためにSDGs目標7の「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」が掲げられています。

⑧働きがいも経済成長も

世界では働きたくても仕事がない人や仕事があっても貧困から抜け出すことのできない人が多くいます。

また本来であれば勉強をしているはずが、さまざまな理由で働かなければならない5~17歳の子供が約1億6,000人います。

それだけでなく、若い世代の失業率も問題となっており、安定した仕事・収入を得ることができない人が多くいます。

世界のみんなが幸せに暮らすためにはディーセント・ワークを実現することが重要です。

SDGs目標8の「働きがいも経済成長も」は、こういった問題を解決するための目標です。

⑨産業と技術革新の基盤を作ろう

豊かな生活を送るには欠かせないインフラの普及は、先進国と発展途上国とで大きな格差があります。

日本では当たり前に使用しているインターネットですが、世界では29億人もの人がアクセスすることができません。

もちろん、インフラが整備されていない地域に普及させることも大事ですが、災害が起こった際にいち早く復旧することのできるインフラの仕組みを創り上げていくことも大切です。

SDGs目標9の「産業と技術革新の基盤を作ろう」は、こういった問題を解決するための目標です。

⑩人や国の不平等をなくそう

世界には、年齢、性別、障がい、人種、民族、宗教などによって差別や不平等な生活を強いられている人が多くいます。

また、貧富の格差も広がっています。世界でもっともお金持ちな2,000人は、貧しい人たち46億人分よりも多くの資産を持っています。

このような格差を減らし、みんなが平等にさまざまな機会を得ることができるようにするために、SDGs目標10の「人や国の不平等をなくそう」が掲げられています。

⑪住み続けられるまちづくりを

頻発する自然災害によって、やむを得ず住む場所を変えなければならない人が世界には多くいます。

災害が発生してもなるべく被害を小さく抑え、且つはやく復旧ができる強い都市を創る必要があります。

しかし、居住費の高騰や交通渋滞など、人口が都市部に集中することによって起こる問題もあります。

すべての人が安心して暮らせる持続可能な街づくりのためにSDGs目標11の「住み続けられるまちづくりを」が掲げられています。

⑫作る責任使う責任

近年特に問題視されているフードロス。世界では、生産されている食料のうち1/3がまだ食べられるのにも関わらず廃棄されています。

また、地球の生態系が1年間に生み出す資源よりも消費する資源の方が多い状態が続いています。

火力発電で使用する化石燃料にも限りがあります。

豊かな地球の資源を守るために、SDGs目標12の「作る責任使う責任」が掲げられています。

⑬気候変動に具体的な対応を

近年、地球温暖化によって起こる自然災害が頻発しています。

地球温暖化の影響で北極の氷が溶け出し海面が上昇することによって徐々に海に沈んでしまっている島もあります。

こういった状況を食い止めるために、各国が気候変動への政策をおこなっていく必要があります。

SDGs目標13の「気候変動に具体的な対応を」は、こういった問題を解決するための目標です。

⑭海の豊かさを知ろう

わたしたちが日常的に使用しているペットボトルやビニール袋などはプラスチックゴミとなり海へ流出しています。

プラスチックゴミは劣化して粉々になることはあっても分解されることはありません。

このプラスチックゴミは海洋生物に悪影響を及ぼします。

さらに、乱獲や汚染などの環境破壊によって水産資源は年々減少しています。

こういった問題を解決するためにSDGs目標14の「海の豊かさを知ろう」が掲げられています。

⑮陸の豊かさも守ろう

気候変動や無計画な伐採、人口が増え都市化が進むことによって、世界では1年間で約470万ヘクタールの森林が失われています。

森林が失われることによって、野生生物が絶滅の危機に陥ったり、洪水や山崩れなどの自然災害が起こりやすくなってしまいます。

こういった問題を解決するために、SDGs目標15の「陸の豊かさも守ろう」が掲げられています。

⑯平和と公平をすべての人に

世界では、今も戦争や紛争などの争いごとが起こっています。

日本で暮らしているとあまり想像がつかないかもしれませんが、そういった争いごとや暴力、迫害などによって今も世界のどこかで5分に1人の子どもが亡くなっています。

あらゆる争いをなくし、すべての人が法や制度に守られ安心して暮らせる世界をつくるために、SDGs目標16の「平和と公平をすべての人に」が掲げられています。

⑰パートナーシップで目標を達成しよう

SDGsの目標は多岐にわたります。

各国が取り組まなければならない問題もありますが、先進国も途上国も関係なく、世界のすべての人が協力し合い達成に向けて取り組む必要があります。

そのためには、まずわたしたちひとりひとりが関心を持って行動を起こすことが大切です。

日本がSDGsへ行っている取り組み例

わたしたちが暮らす日本ではSDGs達成に向けてどのような取り組みをおこなっているのでしょうか。

保健

2015年9月「平和と健康のための基本方針」を策定しました。

この方針では、

①公衆衛生危機・災害等に対して強靭な国際健康安全保障体制の構築及び
②ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)

の達成に向けた取り組みを中心に捉えています。

教育

SDGsの採択にあわせ、日本政府は教育分野におけるあらたな戦略である「平和と成長のための学びの戦略」を発表しました。

この戦略では基本原則として

①包摂的かつ公正な質の高い学びに向けた教育協力
②産業・科学技術人材育成と社会経済開発の基盤づくりのための教育協力
③国際的・地域的な教育協力ネットワークの構築と拡大

を挙げ、学び合いを通じた質の高い教育の実現を目指しています。

女性

2016年5月に「女性の活躍推進のための開発戦略」を発表し、この分野における国際協力を強化しています。

同開発戦略は、

①女性と女児の権利の尊重・脆弱な状態の改善
②女性の能力発揮のための基盤の整備
③政治、経済、公共分野への女性の参画とリーダーシップ向上

を重点分野としています。

防災

日本では、地震や台風など過去の自然災害の経験で培われた知識や技術を活用し、緊急援助のみならず、事前の防災対策及び災害復旧復興において積極的な支援を行っています。

海洋環境

2019年6月のG20大阪サミットにおいて、日本は議長国として、この問題を主要課題の一つとして取り上げました。

その結果、G20首脳間で海洋プラスチックごみによる新たな汚染を2050年までにゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」を共有し、G20以外の国にも共有するよう呼びかけることに合意しました。

引用:外務省 持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組

今後日本が意識していくこと

これから日本が取り組んでいくべきことは何なのでしょうか。

SDGsについて知る機会を増やす

SDGsは地球上に暮らすみんなで取り組むべき目標です。

規模が大きく何をすれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。

まずはひとりひとりが知識をつけて、日常生活の中でできることに取り組んでいく必要があります。

環境問題

日本では、年間約4,167万トンものゴミを排出しています。

これは東京ドーム約112杯分にもなります。

国民ひとりひとりがReduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3Rに取り組んでいくことが大切といえるでしょう。

まとめ

株式会社サンフィールドは一般社団法人日本SDGs協会より、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」とSDGs目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」の事業認定を取得しています。

「心豊かな生活を未来の子供たちに繋げるため、クリーンエネルギーで心地よく暮らせる住まいの構築を実現する」をスローガンに掲げ、省エネ機器の利用拡大に注力しCO2排出削減を推進しています。

環境にやさしい太陽光発電や蓄電池、エコキュートなどの商材を取り扱っており、実際に導入を検討されているご家庭にお伺いして、ニーズに合わせたご家庭にとって最適な省エネ機器をご提案しています。

各メーカーの豊富な施工実績や、導入後の充実したアフターサービスもあり、長く安心してお使いいただける体制も整っております。

また、補助金などの代行申請手続きも承っており、導入の際の煩わしさもありません。

今後ますますの普及が予想されるため、少しでも省エネ機器の導入にご興味があるご家庭はお気軽にサンフィールドまでお問合せ下さい。

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