SDGs目標7の意味とは?日本の現状や世界の問題を見直そう
投稿日 2022年9月30日 最終更新日 2023年12月15日
最近、テレビや街中でよく目にする「SDGs」という言葉。
言葉は知っていてもどういったものなのか、よく知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、SDGsについての解説とSDGsの目標7をクローズアップして紹介します。
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目次
SDGs目標7とは
SDGs目標7とは「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」です。
これは世界のエネルギー問題を解決するための目標です。
そもそもSDGsとは
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、このSDGsは、17の目標と169のターゲットから構成されており、「誰一人取り残さない」という理念を掲げ、発展途上国・先進国にかかわらず、すべての人が取り組むべき国際目標です。
SDGs目標7の意味
SDGs目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」は、すべての人が安くて安全で現代的なエネルギーをずっと利用できるようにしようという目標です。
SDGs目標7の中には5つのターゲットが設定されています。
ターゲットとは、目標を達成するための具体的な内容です。
SDGs目標7が掲げられている理由
なぜ、SDGs目標7が掲げられているのでしょうか。
電気を使えない人がいる
電気は生活になくてはならないエネルギーです。
日本では、電気が使えなくて生活に支障が出ることはなかなかありません。
しかし、世界では約7.8億人もの人が電気を使用することができずにいます。
電気が通っていても断続的にしか使用できない人も含めると、10億人以上いるといわれています。
電気を使えない地域では薪を燃やして生活をし、夜になると明かりがないため、勉強をすることも仕事をすることもできません。
地球温暖化が進んでいる
現在、世界中で使用されている電気は、石油や天然ガスなどを燃やすことによって発電した電気です。
石油や天然ガスなどの化石燃料を燃やすと地球温暖化の原因となる温室効果ガスが発生します。
このまま化石燃料を元にしたエネルギーを使用し続けると、地球温暖化やそれによって起こる気候変動などがますます深刻化してしまいます。
こういった問題を解決するのが、再生可能エネルギーです。
再生可能エネルギーは太陽光や風力、水力などを利用しエネルギーを作るため枯渇することはありません。
また、発電する際にも有害な物質は発生しないため、先進国を中心に普及に力を入れています。
SDGs目標7に対する日本の現状
日本に住んでいると電気が使えなくて困ることはありません。
しかし、日本はエネルギーに関して大きな問題を抱えています。
エネルギー自給率が低い
2021年時点では、日本は世界で5番目にエネルギー消費量が多いにも関わらず、使用する化石燃料は海外からの輸入に大きく依存しています。
そのため、日本の電力自給率は12.1%と他国と比べてとても低い水準となっています。
再生エネルギーの割合が低い
日本は他の先進国と比較して、自国で消費している電力量に対して再生可能エネルギーでまかなっている電力量が20%ほど。
依然、化石燃料を燃やして発電する火力発電に依存している状況です。
SDGs目標7のターゲット
前述しましたが、SDGsは17の目標と169のターゲットによって構成され、目標の数字によって「1.1」や「1.a」といった風に表記されています。
例えば、今回のSDGs目標7の場合は「7.1」「7.a」となります。「1.1」のように数字で示されているものはそれぞれの項目の達成目標を、「1.a」のようにアルファベットで示されているものは実現のための方法を示しています。
それでは、それぞれのターゲットについて簡単に解説します。
安い値段で安定的なエネルギー
「7.1 2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。」
これは、だれもが安い値段で安定的で現代的なエネルギーを使えるようにしようという達成目標です。
前述したとおり、世界では電気を安定的に使用できない人は10億人以上、約5人に1人の割合いるといわれています。
仮に電気が通っても、電気代が高価で使用できなければ意味がありません。
再生可能エネルギーの導入
「7.2 2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。」
これは、エネルギーをつくる方法のうち、再生可能エネルギーを使う方法の割合を大きく増やそうという達成目標です。
現在、化石燃料を燃やした際に発生する温室効果ガスによって地球温暖化は深刻な問題となっています。
今まで以上に地球に優しい再生可能エネルギーの普及に力を入れていかなればいけません。
エネルギー効率の向上
「7.3 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。」
これは、今までの倍の速さでエネルギー効率をよくしていこうという達成目標です。
エネルギー効率をよくする、とは同じ量のエネルギー源からより多くの電力やエネルギーを生み出せるようにしないといけません。
国際的な協力
「7.a 2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率及び先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究及び技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。」
SDGs目標7を達成するためには、国際的な協力を進めて、再生可能エネルギー、エネルギー効率、石炭や石油を使う場合に、より環境にやさしい技術などについての研究を進め、その技術をみんなが使えるようにし、そのために必要な投資をすすめていくことが必要です。
支援プログラム
「7.b 2030年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、内陸開発途上国のすべての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。」
SDGs目標7を達成するためには、さまざまな支援プログラムを通じて、開発途上国、特に最も開発が遅れている国、小さな島国や内陸の国で、すべての人が現代的で持続可能なエネルギーを使えるように、設備を増やし、技術を高めるていく必要があります。
(参考:公益社団法人日本ユニセフ協会)
自分にできることを考えよう
今回はSDGs目標7について解説しました。
大きな課題のように感じられるかもしれませんが、ひとりひとりが自分事として捉え、小さなことでも日常の中で取り組むことが大切です。
株式会社サンフィールドでは、再生可能エネルギーである太陽光発電システムや蓄電池などを取り扱っています。
各メーカーの豊富な施工実績や、導入後の充実したアフターサービスもあり、長く安心してお使いいただける体制も整っております。
また、補助金などの代行申請手続きも承っており、導入の際の煩わしさもありません。
今後ますますの普及が予想される太陽光発電システムですが、少しでも太陽光発電システムの導入にご興味があるご家庭はお気軽にサンフィールドまでお問合せ下さい。
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